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Web受注システムの費用|初期費用の内訳と相場

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • Web受注システムの初期費用は、公開料金で80,000円から、受注業務特化型では50万円から150万円という例があります。
  • 初期費用は初期設定・環境構築、マスタ移行、連携開発、帳票カスタマイズ、導入研修の5費目に分かれます。
  • 通常枠の補助額は5万円から450万円、補助率は1/2以内で、要件を満たすと2/3以内になります。
  • 自社利用のソフトウエアは耐用年数5年で償却するため、60か月の総額で比べると判断しやすくなります。

Overhead shot of a creative workspace featuring colored penc
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Web受注システムの費用は初期費用と月額費用に分かれます

Web受注システムの費用は、導入時に一度だけ発生する初期費用と、利用期間中に毎月発生する月額費用に分かれます。公開料金では、初期費用80,000円・月額9,800円から利用できる例が示されています4。受注業務に特化した製品では、導入ケース別に初期費用50万円から150万円を掲げる例もあります5。同じWeb受注でも初期費用の表示が80,000円と150万円のように開くのは、初期費用にどこまでの作業を含めるかの線引きが製品ごとに違うためです。

Web受注システムとは何を指すのか

Web受注システムとは、電話・FAX・メールで受けていた注文を、取引先がブラウザの専用画面から自ら入力する形へ移し、そのデータを社内の業務へ引き渡す仕組みです。紙とメールの転記を挟まないため、受注担当者の入力作業と読み取り違いを減らせます。消費者向けの通販サイトと違い、取引先ごとに異なる単価や掛率、与信の条件を扱う点が前提になります。

費用を考える出発点は、この仕組みが画面だけで完結しないところにあります。取引先マスタ、商品マスタ、取引条件、そして基幹システムへの受け渡しまでが動いて初めて受注が回ります。初期費用の見積は、この一続きの範囲のどこまでを引き受けるかで決まります。

初期費用に含まれる作業と、月額費用に含まれる範囲

初期費用は、稼働までに一度だけ必要な作業の対価です。環境の準備、マスタの移し替え、連携の作り込み、操作の習熟までが対象になります。稼働後に同じ作業が再び発生しない点が、月額費用との分かれ目です。

月額費用は、サーバーとソフトウエアの利用権、保守、問い合わせ対応をまとめた継続の課金です。プランによって扱える取引先数と商品点数の上限が変わり、上限を超えると上位プランへの移行で月額が上がります4。稟議では月額の12倍を年間費用として置き、初期費用と切り離して並べる形が扱いやすくなります。

料金を公開するベンダーと個別見積のベンダーの違い

料金を公開している製品は、標準機能の範囲が最初から決まっています。初期費用80,000円という表示は、その標準の範囲で立ち上げる場合の金額です4。範囲の外の作業を頼めば、別の見積が加わります。

個別見積の製品は、要件を聞き取ってから金額を出します。導入ケース別に初期費用を50万円から150万円の幅で示す例もあり5、幅の中のどこへ着地するかは連携と作り込みの量で決まります。公開料金の表示には税別・税込の別や初回のみといった条件が付くため、金額は各社の料金ページで確かめる必要があります。

初期費用の見積で先に確かめる5項目(順位根拠:金額が動く幅の大きい費目の順)

  1. 連携開発の範囲を確かめます。API、CSVの受け渡し、EDIのどの方式を何系統つなぐかで、設計と試験の量が変わります。
  2. 取引条件の設定の量を確かめます。取引先ごとの単価体系、掛率、与信枠の組み合わせが標準の機能を超えると、開発の費用が乗ります。
  3. マスタ移行の対象を確かめます。商品点数と取引先数は初期費用に効き、公開料金のプラン区分と月額費用にも効きます。
  4. 帳票カスタマイズの点数を確かめます。注文書と納品書の様式を標準のままにできるかで、初期費用が変わります。
  5. 導入研修の範囲を確かめます。管理者向けと取引先向けの2系統のうち、どこまでを初期費用へ含めるかを確認します。

初期費用の内訳を費目ごとに分解します

初期費用は、初期設定・環境構築、マスタ移行、連携開発、帳票カスタマイズ、導入研修の5費目に分けて読むと比べられます。5費目のうち金額が動きやすいのは連携開発と帳票カスタマイズで、この2つが公開料金と個別見積の差を生みます。残る3費目は作業の中身が定型に近く、標準のプランへ含めて示す製品もあります4。見積書が一式の表示になっている場合は、5費目それぞれの人日と単価へ割り戻して確認してください。

初期設定・環境構築(ドメイン、SSL、アカウント発行)

初期設定・環境構築は、取引先がログインできる状態を作る作業です。独自ドメインの割り当て、SSL証明書の適用、管理者と取引先のアカウント発行がここに入ります。作業の中身が定型に近く、見積書でも人日を読み取りやすい費目です。

商品マスタ・取引先マスタ・取引条件の移行

マスタ移行は、既存の商品データと取引先データを新しい画面で使える形へ整える作業です。商品点数と取引先数が増えるほど、名寄せと重複の整理に手間が移ります。取引条件は取引先ごとの単価、掛率、締め日、与信枠を指し、ここは確認の往復が生じます。

基幹システムやEDIとの連携開発

連携開発は、受注データを基幹システムやEDI(企業間で注文データを電子的に交換する仕組み)へ渡す部分の作り込みです。つなぎ方はAPI、CSVの受け渡し、EDIの3通りに大別され、方式が増えるほど設計と試験の量が積み上がります。初期費用の幅を広げる中心の費目にあたります。

画面デザインと帳票(注文書・納品書)のカスタマイズ

帳票カスタマイズは、注文書や納品書の様式を取引先の運用へ合わせる作業です。標準の様式で足りれば費用は発生しませんが、押印欄の位置や項目の並びまで指定すると、帳票ごとに設計と出力の調整が必要になります。画面デザインも同じで、標準の範囲か独自の意匠かで金額が変わります。

管理者向け・取引先向けの導入研修とマニュアル整備

導入研修は、社内の管理者と取引先の双方へ操作を定着させる作業です。取引先が使わなければ電話とFAXの受注が残り、投じた初期費用が回収へ向かいません。取引先向けの手順書、問い合わせ窓口の整備、切り替え時期の案内までを初期費用へ含めるかを、見積の段階で確かめてください。

初期費用を5つの費目に分けて示しています。初期設定・環境構築は、独自ドメインとSSL、アカウントを準備する作業です。マスタ移行は、商品と取引先、取引条件を新しい画面へ移し替えます。連携開発は、基幹システムやEDIへ受注データを渡す部分を作ります。帳票カスタマイズは、注文書と納品書の様式を取引先の運用に合わせます。導入研修は、管理者と取引先の双方へ操作を定着させる作業です。
初期費用を構成する5費目と金額が動く条件

自社の商流に合わせた要件整理を進めたい場合は、無料相談で要件を整理するのが近道です。

公開されている料金から初期費用のレンジを確認します

公開されている料金を3つの区分で並べると、初期費用の幅が読めます。クラウド型の公開料金では初期費用80,000円・月額9,800円からの表示があり4、受注業務特化型の導入ケースでは初期費用50万円から150万円を示す例があります5。B2B向けの料金表を公開しているサービスはほかにもあります6。料金非公開のサービスも含め、まず公開料金で下限を押さえ、そこからの上振れの要因を数える順序が実務に合います。

初期費用8万円・月額9,800円から始めるクラウド型の例

クラウド型の公開料金には、初期費用80,000円、月額9,800円からという表示があります4。この金額は標準の機能で立ち上げる場合の下限で、プランは扱える取引先数と商品点数の上限で分かれます。上限を超える規模なら、同じ製品でも月額は上位プランの金額になります4

初期費用50万〜150万円規模の受注業務特化型の例

受注業務特化型の導入ケースでは、初期費用を50万円から150万円の幅で示す例があります5。幅が3倍あるのは、扱う商品や物流の条件、連携の範囲が導入ケースごとに違うためです。自社がどのケースに近いかを先に見立てると、幅のどこを読むべきかが決まります。

料金非公開のサービスに見積を依頼するときの前提条件

料金非公開のサービスへ見積を頼む場合は、こちらから前提を固めて渡すほど金額の精度が上がります。取引先数、商品点数、連携先のシステムと方式、必要な帳票の種類、稼働の希望時期という5項目は最低限そろえてください。前提が空欄のままでは想定の置き方が広くなり、他社の見積と同じ土台で比べられません。

初期費用と月額費用を3つの区分で並べています。クラウド型の公開料金は、初期費用が80,000円、月額費用が9,800円からです。受注業務特化型の導入ケースは、初期費用が50万円から150万円で、月額費用も料金ページで公開されています。料金非公開のサービスは、初期費用も月額費用も個別見積で提示されます。
公開料金と個別見積における初期費用の幅の違い
Two adults discuss financial data with charts and laptop in
▽ 写真の出典元

初期費用が膨らむ条件と抑える設計を整理します

初期費用が膨らむ条件は4つに絞れます。連携先の数と方式、取引先ごとの取引条件の設定、取引先数と商品点数の規模、そして一度で全部を載せる導入設計です。逆に言えば、この4条件を抑えた範囲であれば、初期費用は公開料金の下限に近づきます。段階を分ける設計なら、初期費用80,000円の範囲から始めて、効果を見ながら連携を足す進め方も選べます4

連携先システムの数と連携方式(API/CSV/EDI)

初期費用を押し上げる第一の条件は、連携先の数と方式です。API(システム同士が自動でデータを受け渡す接続方式)、CSVの受け渡し、EDIの3方式は設計と試験の手順が別で、方式が2つになれば作業も2系統になります。連携先が販売管理と在庫管理と会計へ広がれば、連携開発の量はその掛け算で増えます。

取引先ごとの単価体系・掛率・与信条件の作り込み

第二の条件は取引条件の設定です。取引先ごとに単価表、掛率、数量段階の値引き、締め日、与信枠が違う場合、その組み合わせを画面と計算へ落とす必要があります。標準の機能で表せる範囲を超えた分だけ、初期費用に開発の費用が乗ります。

取引先数と商品点数がプラン料金に効く仕組み

第三の条件は規模です。公開料金のプランは扱える取引先数と商品点数の上限で分かれ、上限が上がるほど月額も上がります4。初期費用のマスタ移行も同じ方向へ動くため、規模は初期費用と月額費用の両方へ効きます。

スモールスタートから段階的に拡張する導入設計

第四の条件は導入設計です。全取引先と全商品を一度に載せる計画は、マスタ移行と研修の量を初回へ集中させます。取引先の絞り込みから入り、受注のWeb化、マスタ連携、基幹連携の順に広げる設計なら、初期費用を分けながら効果を確かめられます。

第1段階では初期設定・環境構築までにとどめ、帳票カスタマイズは基幹連携の段階へ回す選択もできます。段階を分けると、前の段階で得た運用の実感を次の要件へ反映できます。移行の順序を決めずに発注すると、同じマスタを二度整える場面が生じます。

導入設計を3段階に分けて示しています。第1段階の受注のWeb化では、取引先の絞り込みと初期設定・環境構築を進めます。第2段階のマスタ連携では、マスタ移行と取引条件の設定を進めます。第3段階の基幹連携では、連携開発と帳票カスタマイズを進めます。
段階を分けた導入設計における作業の割り振り

補助金と会計処理で実質負担を下げます

初期費用の実質の負担は、補助金と会計処理の2方向から下げられます。通常枠の補助額は5万円から450万円、補助率は1/2以内で、要件を満たすと2/3以内まで上がります1。対象の経費にはクラウド利用料が最大2年分含まれます1。会計の面では、自社で利用するソフトウエアを無形固定資産へ計上し、耐用年数5年で償却する扱いが基本になります2

デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠の補助額と補助率

通常枠の補助額は5万円から450万円で、補助率は1/2以内が基本です1。所定の要件を満たす場合は2/3以内まで引き上がるため、同じ初期費用でも自己負担の額は変わります。補助額と補助率は公募の回ごとに見直されますので、申請の前に公募要領の最新版で確かめてください1

補助の対象範囲や申請の手順は公募要領に定められています1。契約や発注の時期によって扱いが変わる場面があるため、稟議の日程は公募の期間から逆算して組む必要があります。制度を前提に予算を組むなら、手順の確認を要件定義と同じ列に並べてください。

対象経費に含まれるクラウド利用料は最大2年分

通常枠の対象の経費には、ソフトウエアの費用に加えてクラウド利用料が最大2年分含まれます1。月額9,800円のプランで2年分を計算すると23万5,200円になり4、立ち上げ期の月額費用も対象へ載せられます。対象の区分と上限は枠ごとに違いますので、見積書の費目を公募要領の区分へ合わせて作ってください1

ソフトウエアの取得価額に含まれる費用と耐用年数5年の扱い

自社で利用するソフトウエアは無形固定資産へ計上し、耐用年数5年で償却します2。事業に使うために直接必要となった費用は取得価額へ含める扱いで、導入時の設定の費用もこの範囲へ入ります2。複写して販売するための原本や研究開発用のソフトウエアは耐用年数3年とされ、区分を誤れば毎期の償却額が変わります2

初期費用の見積書を費目ごとに分けておくと、資産へ計上する部分と費用として落とす部分の判断に使えます。一式の表示では、経理の側で内訳を再構成する手間が発生します。個別の判断は税務の専門家へ確かめてください。

2026年1月施行の取適法が受注業務の費用判断に与える影響

受注業務の費用判断には、2026年に施行される取適法の存在も関わります。下請代金支払遅延等防止法は名称と内容が改められ、公的機関が改正の要点を説明する場を設けています3。取引条件の記録や書面の交付をどう残すかは受注の仕組みそのものに関わるため、システムの要件へ先に織り込むほど、後から追加費用として払う場面を減らせます。個別の法解釈は条文と公表資料で確かめてください3

下請代金支払遅延等防止法から取適法への改正の要点

下請代金支払遅延等防止法は、2026年1月から取適法として施行されます3。名称の変更にとどまらず、取引の適正化に関わる要点が改められており、公的機関が説明会を開いて内容を周知しています3。受発注の当事者になる企業は、自社がどちらの立場で規制を受けるかを先に確かめる必要があります。

書面交付を電磁的方法で行える範囲の変化

取引条件を記した書面の交付について、電磁的な方法で代えられる範囲が実務の論点になります。改正の要点と手続の詳細は公表資料と条文に示されていますので、個別の運用は原典で確かめてください3。ここを見誤ると、画面の上では電子化できていても、紙の書面を別に残す運用が居残ります。

電子で残す前提に立つなら、注文の内容、単価、支払期日、変更の履歴をどこに保持するかを設計の段階で決めておきます。受注のたびに条件を口頭とメールで確かめる運用では、記録が担当者の受信箱へ散ります。後から取り出す場面で、人手の確認作業が積み上がります。

法対応を単独の追加費用にしないシステム設計

法対応を後から単独の案件として発注すると、連携開発と帳票カスタマイズをもう一度やり直すことになります。初期費用の見積の段階で、取引条件の記録、注文内容の控え、支払期日の管理をどこへ持つかを決めておけば、同じ作業を二度払う場面を避けられます。制度の内容は改正の前後で変わりますので、要件は公表資料をもとに更新してください3

Close-up of hands stacking gold coins, symbolizing financial
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見積依頼の前に確認したい項目をまとめます

見積依頼の前に固めるのは、内訳の確認、5年間の総額、RFPへ書く要件の3点です。初期費用は5費目へ割り戻して人日と単価を確かめ、月額費用は耐用年数5年と同じ60か月で足して比べます2。月額9,800円なら60か月で58万8,000円になり4、初期費用80,000円を加えた5年の総額は66万8,000円と試算できます4。この形にすれば、初期費用の大小だけで判断せずに済みます。

進め方は、RFPの作成、内訳の確認、総額の試算、導入設計の決定という順に置くと迷いません。前の段で決めた前提が、次の段の比較の土台になります。

初期費用の見積書で内訳を確認すべき費目

見積書が一式の表示になっている場合は、初期設定・環境構築、マスタ移行、連携開発、帳票カスタマイズ、導入研修の5費目へ割り戻した提示を依頼してください。各費目に人日と単価が入れば、他社の見積と同じ土台で並べられます。金額の根拠が示されない費目は、要件がまだ固まっていない箇所です。

耐用年数5年を基準にした総額(TCO)の試算方法

総額の試算は、耐用年数5年に合わせて60か月で区切ると稟議の説明に使えます2。初期費用へ月額費用の60か月分を足し、途中で見込まれるプラン変更や追加の開発を別枠へ置く形です。公開料金で計算すると、初期費用80,000円と月額9,800円の組み合わせは5年の総額が66万8,000円になります4

RFPに記載しておく機能要件と連携要件

RFP(提案依頼書。発注する側が要件と条件を示して提案を求める文書)には、機能要件と連携要件を分けて書いてください。機能要件は取引先ごとの単価体系、掛率、与信、帳票の種類を、連携要件は連携先のシステムと方式、更新の頻度を記します。取引先数と商品点数、稼働の希望時期を添えると、見積の幅が狭まります。

内製で進める場合に必要となる知識は、受発注の業務設計、マスタ設計、APIとCSVとEDIの連携設計、帳票設計、そして取引先への案内と研修の運営です。この5領域を同時に見られる担当を社内へ置けるかが、内製と委託の分かれ目になります。委託であれば、5費目の見積と稼働までの段取りを相手側の実務として引き受けてもらえます。

内製の場合は、要件の抜けが稼働の後に見つかったときの作り直しも自社の負担になります。取引条件の設定や連携開発を一度作り直せば、初期費用の一部を二重に払う形になります。委託先を選ぶ判断は、金額の安さではなく、要件の抜けを見つける力の差で見てください。

見積依頼までの進め方を4段階で示しています。RFPの作成では、機能要件と連携要件を分けます。内訳の確認では、初期費用を5費目へ割り戻して比べます。総額の試算では、月額費用の60か月分を足して比べます。導入設計の決定では、段階の分け方を決めます。
見積依頼の前に踏む4段階と各段の確認事項

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よくある質問

初期費用は契約時に一括で支払う必要がありますか

支払の時期と回数はベンダーごとに違います。公開料金のページには初回のみといった条件が付く場合がありますが、分割や検収後の支払に応じるかまでは書かれていないことがあります4。見積書に支払条件の欄を設け、着手金と検収後の割合を明記してもらってください。

初期費用を抑えると、後から追加費用は増えますか

段階を分ける設計では、初回の初期費用を抑えられる代わりに、次の段階で連携開発の費用が発生します。総額が増えるか減るかは、どの機能をいつ使い始めるかで変わります。耐用年数5年に合わせた60か月の総額で両案を並べると、前倒しと後回しの差を金額で比べられます2

補助金の対象になるのは初期費用だけですか

通常枠では、ソフトウエアの費用に加えてクラウド利用料が最大2年分まで対象の経費に含まれます1。補助額は5万円から450万円、補助率は1/2以内で、要件を満たすと2/3以内まで上がります1。対象の区分と上限は公募の回ごとに見直されるため、公募要領の最新版で確かめてください。

稼働した後に月額費用が上がるのはどんなときですか

公開料金のプランは扱える取引先数と商品点数の上限で分かれており、上限を超えると上位プランへ移る形になります4。取引先の追加や商品の増加が見込まれる場合は、上限に達する時期を先に試算してください。プラン変更後の月額を60か月の総額へ織り込んでおくと、稟議の説明が崩れません。

初期費用は資産として計上する必要がありますか

自社で利用するソフトウエアは無形固定資産へ計上し、耐用年数5年で償却する扱いが基本です2。事業に使うために直接必要となった費用は取得価額へ含めます2。複写して販売するための原本や研究開発用は耐用年数3年とされているため、区分の判断は税務の専門家へ確かめてください2

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「FSOL B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

  1. 1 出典:中小企業基盤整備機構(中小企業デジタル化・AI導入支援事業事務局)「デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠」(2026) 経路
  2. 2 出典:国税庁「タックスアンサー No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数」(2026) 経路
  3. 3 出典:公正取引委員会「2026年1月施行!〜下請法は取適法へ〜改正ポイント説明会の実施について」(2025) 経路
  4. 4 出典:株式会社Dai「BtoB EC・受発注DX「Bカート」料金プラン」(2026) 経路
  5. 5 出典:竹田印刷株式会社「TS-BASE受発注 料金」(2026) 経路
  6. 6 出典:株式会社スマレジ「スマレジEC・B2B 料金表」(2026) 経路

画像の出典元

  1. Overhead shot of a creative workspace featuring colored penc/Photo by Thirdman on Pexels
  2. Two adults discuss financial data with charts and laptop in/Photo by Yan Krukau on Pexels
  3. Close-up of hands stacking gold coins, symbolizing financial/Photo by Towfiqu barbhuiya on Pexels

Photos provided by Pexels

◆この記事について

独自調査以外の一次情報は、省庁・公的機関を中心とした信頼性の高い情報源から引用し、出典を明記しています。
年次更新される統計については、引用元の最新版を確認したうえで掲載しています。

※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

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