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注文書自動読込サービスの月額費用はいくらか|発注側企業向け料金相場と選び方

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • AI-OCR単体の月額は30,000円前後が目安で、基本料と枚数課金を足した自社の総額で比べる
  • 初期費用は0円から50,000円程度まで幅があり、差は含まれる作業の範囲にある
  • 基幹システムとの連携費は公開価格がなく個別見積りになるため、月額だけで予算を組まない
  • 受注から請求までを含む受発注システムごと入れ替える場合は、月額170,000円台からと水準が変わる
  • 受発注業務時間はおよそ半分まで減った報告があり、減った時間を人件費に換算して月額と比べる

40代前半の日本人男性が発注画面の操作場面
▽ 写真の出典元

注文書自動読込の月額はどう決まるのか

注文書自動読込サービスの月額費用は、AI-OCR(紙やPDFに書かれた文字をAIが読み取る仕組み)を単体で導入する場合、月額30,000円前後が目安です。
主要19サービスを調べた集計では、月額費用の中央値が30,000円、1枚あたりの実質単価の中央値が27円でした6
実際のサービス例では、基本料が月額10,000円、読み取り1枚あたり15円という組み合わせもあります7
この水準が当てはまるのは、注文書をPDFやFAX、メール添付で受け取っていて、読み取った結果をCSVなどのファイルで基幹システムに取り込む使い方をする場合です。
一方、受注から出荷、請求までを含むBtoB受発注システムごと入れ替える場合は水準が変わり、あるサービスではベースエンジン利用料がモデルケースで月額170,000円から、ASP利用で月額260,000円と示されています8
従業員30〜80名規模で、まず注文書の入力作業だけを減らしたいのであれば、前者の月額30,000円前後を出発点に、自社の月間枚数を掛けて総額を確かめてください。

月額固定制と件数課金制の仕組み

注文書自動読込サービスの月額は、毎月必ずかかる基本料と、読み取った枚数に応じてかかる従量料の二つを組み合わせて決まります。
基本料だけの定額制、枚数に応じてのみ課金する従量制、両方を足す併用制があり、見積書に書かれた「月額」がどれを指しているかで金額の意味が変わります。
たとえばあるAI-OCRサービスの標準版は、基本料が月額10,000円、読み取り1枚あたり15円という併用制をとっています7
この形では、注文書が月に200枚なら基本料10,000円に3,000円が加わり、月に600枚なら9,000円が加わるという単純計算になります。
同じ「月額10,000円のサービス」でも、枚数が倍になれば請求額は大きく動くため、基本料だけを並べて比べると判断を誤ります。

比較の物差しになるのが、月々の請求額を処理枚数で割った実質単価です。
主要19サービスを調べた集計では、1枚あたりの実質単価の中央値は27円でした6
併用制のサービスは枚数が増えるほど基本料が薄まるので実質単価は下がり、逆に枚数が少ない月は実質単価が跳ね上がります。
自社の月額を見積もるときは、直近3か月分の注文書の枚数を数え、最も少ない月と最も多い月の両方で請求額を計算してください。
上司に報告する金額は、平均の月ではなく最も多い月の金額にしておくと、稟議を通した後で予算を超える事態を避けられます。
次は、初期費用が0円と書かれているサービスがなぜ成り立つのかを見ます。

初期費用が無料のプランもある理由

初期費用は、主要19サービスの集計では中央値が0円で、これは12社分の集計値です6
クラウド型(ベンダーが用意したサーバーを複数の利用企業で共同利用する形)のサービスは、申し込みを受けてから利用企業ごとに新しく環境を作る必要がなく、アカウントを発行すればその日から使えます。
導入時にベンダー側の作業がほとんど発生しないため、初期費用を0円にしても採算が合う仕組みです。
ただしこれは、どの位置に書かれた文字をどの項目として読み取るかという帳票の項目設定を、利用企業側で行う前提になっていることが多い点に注意が必要です。

一方で、標準版の初期費用を50,000円と明示しているサービスもあります7
金額の差は品質の差というより、初期費用にどこまでの作業が含まれているかの差です。
見積書を受け取ったら、初期費用の内訳として、取引先ごとの注文書様式の登録、読み取りテストと精度の確認、担当者向けの操作説明のどこまでが含まれるかを一つずつ確かめてください。
含まれていない作業は結局のところ自社の担当者の時間で埋めることになり、表に出ない費用として発生します。
初期費用0円のサービスを選ぶなら、様式登録に何時間かかるかを試用期間中に実測しておくと、後から比較をやり直さずに済みます。
ここまでが料金の組み立て方です。続いて、同じ注文書自動読込でも月額に幅が出る要因を見ていきます。

基本料と処理枚数と1枚単価から月々の請求額が決まることを示した流れ図
基本料と枚数課金を足して月々の請求額が決まる

月額はどんな要因で変わるのか

クラウド型かオンプレ型かで変わる

提供形態がクラウド型か、自社内にサーバーを置くオンプレミス型かで、費用の出方が大きく変わります。
クラウド型は初期費用を抑えて月額で払う形が中心で、初期費用の中央値が0円という集計も、この形態のサービスが多くを占めます6
対してオンプレミス型は、ソフトウェアの利用権とサーバーをまとめて購入し、以降は保守料を払う形が一般的で、そもそも「月額いくら」という提示にはなりません。
月額で比べたい場合は、購入額と保守料を想定利用年数で割り戻し、月あたりの負担に置き換えてから並べる必要があります。

どちらを選ぶかは、金額よりも先に注文書の保管場所の条件で決まります。
注文書には取引先名、品目、数量、単価といった取引条件が載っており、社外のサーバーに預けてよいかは社内規程や取引先との契約で定まっている場合があります。
情報システム部門や総務部門に、クラウドサービスの利用可否と、利用する場合の申請手順を先に確認してください。
ここが通らないと、料金の比較をどれだけ精密に行っても導入まで進みません。
逆にクラウド利用が認められている会社であれば、拠点が複数あっても同じ画面を共有でき、拠点ごとにソフトを入れる手間が省けます。

汎用AIか専用AIかで単価が変わる

読み取りに使うAIが、あらかじめ多くの帳票で学習させた汎用型か、自社の様式に合わせて調整した専用型かによっても単価は変わります。
あるサービスでは標準版(汎用AI)とカスタマイズ版(専用AI)で単価が異なるとされており、公開資料で確認できたのは標準版の初期費用50,000円、基本料月額10,000円、1枚15円という条件でした7
専用型は自社様式に合わせ込む作業が入るぶん、初期費用も単価も標準版と同じにはなりません。
なおこれらの料金は税抜表示です7。予算を組むときは消費税分を足した金額で申請してください。

注文書は請求書や領収書と違い、取引先ごとに様式がばらばらで、同じ取引先でも品目欄の行数が伸び縮みします。
汎用型で足りるかどうかは、実物を流してみないと判断できません。
試用を申し込むときは、きれいに印字されたPDFだけでなく、FAXで届いて線がかすれたもの、手書きの数量が入ったもの、備考欄に納期変更が書き込まれたものを混ぜて読ませてください。
読み取り後に目視確認と手直しが残るなら、その時間も費用の一部です。
単価が安くても確認に時間がかかるなら、単価の高い専用型のほうが総額では安くなることがあります。
次は、自社の枚数がどの料金帯に当たるのかを整理します。

30代前半の日本人女性が発注画面の操作をしている場面
▽ 写真の出典元

自社の注文書件数だとどの料金帯になるのか

少量・繁閑差が大きい場合は従量課金型

月間の注文書枚数が少なく、月ごとの増減が大きい会社には、基本料が低く従量料が中心の型が向きます。
期末や特定の商戦期にだけ注文が集中し、閑散月は数十枚という会社が月額固定制を選ぶと、ほとんど使わない月にも同じ金額を払うことになります。
基本料が月額10,000円で1枚15円という条件であれば、閑散月の負担は基本料に近い水準にとどまり、繁忙月だけ枚数分が上乗せされます7
年間の合計で見ると、固定制より安く収まる場合があります。

この型を選ぶときに確認すべきは、最低利用枚数や最低利用金額の定めがあるかどうかです。
従量制をうたっていても、月あたりの最低請求額が設定されていれば、閑散月の負担は下がりません。
あわせて、契約枚数を使い切らなかった分を翌月に繰り越せるか、上限を超えた分の単価が通常単価と同じかも確かめてください。
繁忙月に超過単価が跳ね上がる設計だと、最も枚数が出る月に想定外の請求が来ます。
見積依頼の際は、最も少ない月と最も多い月の枚数を両方伝えて、それぞれの請求額を出してもらうのが確実です。

中量で安定している場合は月額固定主体型

毎月の枚数がおおむね一定で、ある程度まとまった量がある会社には、月額固定を主体にした型が向きます。
主要19サービスを調べた集計では、月額費用の中央値は30,000円でした6
この金額帯のプランは、決められた枚数までを定額で処理できる設計が多く、枚数が読めているなら請求額が毎月ぶれません。
予算の申請がしやすく経理側の処理も一定になるため、稟議を通す立場からは説明しやすい形です。

判断の目安になるのが、月額を自社の月間枚数で割った1枚あたりの金額です。
これが実質単価の中央値である27円6を下回るなら、相場に照らして割高ではないと説明できます。
契約前には、定額に含まれる枚数の上限と、上限を超えた場合の単価、そして枚数の数え方を確認してください。
1枚の注文書が2ページにわたる場合に2枚と数えるサービスもあり、複数ページの注文書が多い会社では、想定していた枚数より多く数えられることがあります。
あわせて、発注部門と購買部門など複数の部署で同じ契約を共用できるかも確かめると、部署ごとに契約する無駄を防げます。

受発注システム全体を刷新する場合は一体型

注文書の読み取りだけでなく、受注から出荷、請求までを一つの仕組みでつなぎたい場合は、BtoB受発注システムそのものを検討することになります。
あるBtoB受発注システムでは、ベースエンジン利用料がモデルケースで月額170,000円から、ASP利用(ベンダーのサーバー上のサービスを利用する形)の場合は月額260,000円と示されています8
ただしこれは受発注の仕組み全体に対する価格であり、注文書自動読込の機能だけを取り出した料金は公開資料では確認できませんでした。
AI-OCR単体の月額と同じ土俵で比べられる数字ではない点に注意してください。

この型が合うのは、注文書の入力だけでなく、取引先とのやり取りそのものを電子に移したい会社です。
発注側企業の電子受発注システム導入率は2021年度で40.9%でした2
半数以上がまだ電子化に至っていない状況では、取引先にWeb画面からの発注へ移ってもらえるかが実現の鍵になります。
主要な取引先が対応できなければ紙の注文書は残り、読み取りの仕組みも並行して必要になります。
まずは上位の取引先が何社あり、そのうち何社が電子でのやり取りに応じられそうかを営業部門に確認し、その見込みによって単体導入か一体導入かを決めてください。
続いて、月額以外に発生する費用を押さえます。

注文書の量と検討範囲ごとに向いている料金体系を示した表
注文書の量と見直す範囲によって向いている料金の型が変わる

月額以外にかかる初期費用はあるか

初期費用の相場は0円〜5万円程度

初期費用の相場は、0円から50,000円程度と見ておけば大きく外れません。
主要19サービスを調べた集計では初期費用の中央値は0円で、これは12社分の集計値であり、調査対象19サービス全社の回答ではありません6
一方で、標準版の初期費用を50,000円と明示しているサービスもあります7
つまり無料が珍しくない一方で、数万円の初期費用がかかるサービスも普通に存在するということです。
予算を申請するときは初期費用を0円と決め打ちせず、5万円程度の枠を取っておくと差し戻しを避けられます。

金額そのものより大事なのは、初期費用に含まれる作業の範囲です。
アカウント発行と初回ログインの案内だけで50,000円なのか、取引先ごとの注文書様式の登録と読み取りテストまで含めて50,000円なのかでは、意味がまったく違います。
見積書に「初期費用一式」とだけ書かれている場合は、内訳の提示を依頼してください。
あわせて、契約後に様式を追加する場合の費用、読み取り項目を変更する場合の費用も先に聞いておくと、運用が始まってからの追加請求を防げます。

既存の基幹システムとの連携費は別途見積り

見落としやすいのが、読み取った結果を既存の基幹システムへ渡す部分の費用です。
渡し方には、読み取り結果をCSVファイルとして出力して担当者が取り込む方法と、API(システム同士を自動でつなぐ仕組み)で自動連携する方法があります。
前者は追加費用がかからない代わりに毎回の操作が残り、後者は操作が消える代わりに接続の開発費が発生します。
この連携部分は会社ごとに事情が違うため、料金ページに価格が載ることはほとんどなく、個別の見積りになります。
電子商取引の導入にあたって課題として費用の負担を挙げた企業は31.9%にのぼっており1、月額だけを見て予算を組むと、この連携費で計画が止まります。

見積りを依頼するときは、次の情報を先にまとめて渡すと往復が減り、早く金額が出ます。
取り込み先の基幹システムの名称、受け付けられるファイル形式、注文書から取り出したい項目(取引先コード、品目コード、数量、単価、納期など)、品目コードの桁数と体系、取引先の数と様式の数、月間の処理枚数です。
加えて、読み取り結果を人が確認してから取り込むのか、確認なしで流すのかという運用の前提も伝えてください。
確認工程を残すかどうかで、必要な画面と開発量が変わります。
次は、かけた費用に対してどれだけ時間と人件費が減るのかを見ます。

20代前半の日本人女性が整備工場の事務での部品発注をしている場面
▽ 写真の出典元

費用に対して時間や人件費はどれだけ減るのか

業務時間は約50%前後減った実績がある

削減幅の目安として使えるのが、公的事業で報告されている数字です。
中小企業庁の受発注のデジタル化に関する報告書では、モデル事業に参加した中小企業の業務時間削減率は平均53.3%でした3
また、中小企業共通EDIの実証事業では、受発注業務時間の削減率が51.4%と報告されています4
いずれもおよそ半分という水準です。
ただしこれらは受発注業務全体をデジタル化した結果であり、注文書の読み取りだけを導入した場合にそのまま当てはまる値ではありません。
自社の見込みを立てるときは、この水準を上限の目安と考え、割り引いて見積もるのが安全です。

自社の現状を測る手順は単純です。
まず、担当者に1件の注文書を入力してから確認を終えるまでの時間を計ってもらいます。
次に、その時間に月間の件数を掛けて、入力に費やしている月あたりの総時間を出します。
ここから、読み取り後も残る作業、つまり読み取り結果の目視確認、読み違いの手直し、例外的な様式の手入力を差し引いた分が、実際に減る時間です。
導入直後は操作に慣れず、かえって時間がかかる期間もあります。
効果の判定は、運用が落ち着いてからの月で行ってください。

削減時間を人件費に換算して費用対効果を見る

減った時間を金額に置き換えると、月額費用と直接比べられます。
厚生労働省の調査では、一般労働者の所定内給与額は月額330,400円でした(2024年、男女計)5
月の所定労働時間を160時間とすると、時間あたりはおよそ2,065円という単純計算になります。
この単価で考えると、月に20時間の入力作業が減るなら約41,300円、月に10時間なら約20,650円が減った時間の金額です。
これをAI-OCR単体の月額費用の中央値である30,000円6と並べれば、どちらが大きいかがひと目で分かります。
なお所定内給与額は賞与や法定福利費を含まない金額のため、会社が実際に負担している人件費はこれより大きくなります。

注意したいのは、減った時間がそのまま費用の削減になるわけではないことです。
担当者を減らす計画がないなら、浮いた時間は他の業務に回るだけで、支払う給与は変わりません。
稟議では「人件費が月4万円減る」ではなく、「入力に充てていた月20時間を、仕入先との納期調整や在庫の確認に回せる」という形で説明したほうが実態に合い、承認も得やすくなります。
あわせて、転記ミスによる誤発注が減ること、繁忙期の残業が抑えられること、担当者一人に業務が張り付く状態が緩むことも、金額には表れにくい効果として添えてください。
費用対効果は月額との差額だけでなく、初期費用と連携費を含めた1年分の総額で判断すると見誤りません。

注文書自動読込サービスの月額は、AI-OCR単体なら30,000円前後6、受発注の仕組みごと入れ替えるなら月額170,000円台からという二つの水準に分かれます8
どちらに当たるかは、金額の大小ではなく、紙の注文書の入力を減らしたいのか、取引先とのやり取りそのものを電子に移したいのかという目的で決まります。
まずは直近3か月の枚数、取引先ごとの様式の数、1件あたりの入力時間を手元に揃えてください。
この三つが揃えば、見積りを依頼した時点で自社の月額はほぼ確定します。

現状を測る、削減幅を見積もる、金額に置き換えるの三段階を示した図
現状の測定から金額への換算まで三つの段階で費用対効果を確かめる

注文書の様式と月間枚数、取り込み先のシステムは会社ごとに違い、公開されている月額だけでは自社の負担額が決まらないため、発注側の受発注業務を実際に組み立てている提供元に自社の条件を示して確かめるのが近道です。

手元の注文書の様式と直近の月間枚数、基幹システムの名称を伝えれば、どの料金の型が合うのか、連携にどこまで別途費用が必要になるのかを具体的に確かめられます。無料相談で要件を整理する

見積りを依頼する前に社内で確かめる六つの項目

自部署の手元資料だけで確かめられる項目から、他部署や取引先への確認が必要になる項目へと並べています。

  • 直近3か月の注文書の月間枚数と、最も少ない月と最も多い月の差
  • 注文書の受け取り方(紙・FAX・PDF添付メール・取引先のWeb画面)ごとの内訳
  • 取引先ごとの注文書様式の数と、様式が変わる頻度
  • 1件あたりの入力時間と、確認・修正に費やしている時間
  • 読み取った結果を取り込む先の基幹システムの名称と、受け付けられるファイル形式
  • 注文書を社外のサーバーに保管してよいかという社内規程の定め

月間枚数が少なく様式も数種類にとどまる場合は、最初の三つを揃えるだけで料金帯の見当はつきます。

要点の整理

基準
月額の目安 AI-OCR単体は月額30,000円前後(主要19サービスの中央値)6
枚数課金 基本料月額10,000円に1枚15円という例があり、実質単価の中央値は27円67
初期費用 中央値0円から50,000円程度まで幅があり、差は含まれる作業の範囲67
連携費 公開価格がなく個別見積り。費用の負担を課題に挙げた企業は31.9%1
一体型の水準 受発注システム全体で月額170,000円から、ASP利用は260,000円8
効果の目安 受発注業務時間の削減率は平均53.3%、実証事業では51.4%34
金額換算の基準 所定内給与額は月額330,400円(2024年、男女計)5
40代前半の日本人女性が書店での発注をしている場面
▽ 写真の出典元

月額の目安が分かっても、連携費を含めた総額と、自社の取引先の様式で読み取りが成り立つかは実物を見ないと判断できないため、受発注の仕組みを扱っている提供元に持ち込んで確認するのが確実です。 実際の注文書を数種類そろえて相談すれば、読み取りだけの導入で足りるのか、受発注の仕組みごと見直すべきなのかを、初期費用と連携費まで含めた内訳とあわせて確かめられます。

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よくある質問

月額費用のほかに、毎月かかる費用はありますか。

併用制のサービスでは、月額の基本料に加えて読み取った枚数分の従量料がかかります。あるサービスの標準版では1枚15円が基本料に上乗せされる形です7。このほか、基幹システムとの連携部分を作り込んだ場合は、その保守費が毎月発生することがあります。連携部分は公開価格が示されないため、契約前に月々の保守費の有無と金額を見積書に明記してもらってください。

初期費用が0円のサービスと50,000円のサービスでは、何が違うのですか。

多くの場合、違いは含まれる作業の範囲です。主要19サービスの集計では初期費用の中央値は0円で、これは12社分の集計値です6。一方で標準版の初期費用を50,000円としているサービスもあります7。0円のサービスは帳票の項目設定を自社で行う前提であることが多いため、その作業に何時間かかるかを試用中に実測し、初期費用と合わせた総額で比べてください。

注文書が月に50枚ほどしかなくても、導入する意味はありますか。

枚数ではなく、入力にかかっている時間で判断してください。枚数が少ないと基本料の比重が大きくなり、1枚あたりの実質単価は中央値の27円6より高くなります。それでも1件の入力に時間がかかっていて転記ミスが起きているなら、時間あたりの人件費に換算して月額と比べる価値はあります。この場合は基本料の低い従量課金中心の型から検討するのが現実的です。

受発注システムごと入れ替える場合の月額はいくらになりますか。

あるBtoB受発注システムでは、ベースエンジン利用料がモデルケースで月額170,000円から、ASP利用の場合は月額260,000円と示されています8。ただしこれは受注から請求までを含む仕組み全体に対する価格で、注文書自動読込の機能だけを取り出した料金は公開資料では確認できませんでした。取引先が電子での発注に移れるかを確かめたうえで、単体導入との総額比較を依頼してください。

費用対効果は、どのくらいの期間で判定すればよいですか。

導入直後は操作に慣れない期間があるため、運用が落ち着いてからの月で判定してください。公的事業では受発注業務時間の削減率が平均53.3%3、実証事業では51.4%4と報告されていますが、いずれも受発注業務全体をデジタル化した結果です。判定の際は、初期費用と連携費を含めた1年分の総額と、削減できた時間を人件費に換算した金額を並べると実態に合います。

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「FSOL B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

  1. 1 出典:経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(2025年) 経路
  2. 2 出典:中小企業庁「令和3年度取引条件改善状況調査 結果概要」(2022年) 経路
  3. 3 出典:中小企業庁経営支援部技術・経営革新課「受発注のデジタル化に関する推進方策 報告書」(2022年) 経路
  4. 4 出典:中小企業庁「中小企業共通EDI(次世代企業間データ連携調査事業・ミラサポplus解説)」(2018年) 経路
  5. 5 出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(2025年) 経路
  6. 6 出典:BOXIL Magazine(スマートキャンプ株式会社)「AI-OCRの費用相場は月額30,000円 主要19サービス調査」(2026年) 経路
  7. 7 出典:アクセルソフト株式会社「AI OCR【AISpect】ご利用料金」(2026年) 経路
  8. 8 出典:EC-Rider B2B II「料金プラン・費用ページ」(2026年) 経路

画像の出典元

  1. 40代前半の日本人男性が発注画面の操作場面/画像:生成AI(自社)
  2. 30代前半の日本人女性が発注画面の操作をしている場面/画像:生成AI(自社)
  3. 20代前半の日本人女性が整備工場の事務での部品発注をしている場面/画像:生成AI(自社)
  4. 40代前半の日本人女性が書店での発注をしている場面/画像:生成AI(自社)

◆この記事について

独自調査以外の一次情報は、省庁・公的機関を中心とした信頼性の高い情報源から引用し、出典を明記しています。
年次更新される統計については、引用元の最新版を確認したうえで掲載しています。

※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

監修確認日:

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