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インターネットEDIへの移行手順|小規模事業者が進める3段階と確認事項

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • INSネット(ISDN)はサービス終了が2028年12月31日に予定され、新規販売は2024年8月31日で終了している。着手時期を考える外枠になる。
  • 移行は回線・通信手順・データ形式の三つに分けて捉える。通信手順とデータ形式は、取引先が採用する業界標準に合わせて決まる。
  • 進め方は取引先との協議、自社側の準備、接続テストの3段階で、これを取引先1社ごとに繰り返す。
  • 調整は相手の都合に左右されるため、期限間際に集中させず、日程が読めない取引先から先に声をかけておく。
  • デジタル化・AI導入補助金のインボイス枠(電子取引類型)は補助率2/3以内・補助額350万円以下だが、EDI通信手順の切替費用が対象かは案内に明記がなく、年度の要領と事務局への確認が要る。

40代後半の日本人男性が手順の指導をしている場面

取引先からの切替要請やISDN回線終了の不安、まず何を確認するか

取引先から「インターネットEDIに切り替えてほしい」と連絡が来た、あるいは長年使ってきたISDN回線の案内を見て不安になった——担当が自分ひとり、あるいは数人という状況だと、何から手を付ければよいのか見当がつきにくいところです。
まず動かせるのは、期限の把握と、変更する範囲の切り分けです。
INSネット(ISDN)は2028年にサービス終了が予定されており4、これが着手時期を考える外枠になります。
移行そのものは、回線・通信手順・データ形式のうち何が変わるかを整理し、通信手順とデータ形式は取引先が採用する業界標準に合わせたうえで、取引先との協議、自社側の準備、接続テストの順に進めます。
取引先ごとの個別調整になるため、早めに一社ずつ始めることが実務上の要点になります。

「取引先からの切替要請」と「回線の先行きへの不安」では、期限の決まり方が違います。
前者は相手のスケジュールがそのまま自社の期限になり、後者は回線側の期日が外枠になります。
どちらが自社の状況かで、これから決めていく順番も変わってきます。

回線側の期日から見ていきます。
INSネット(ISDN)は2028年12月31日にサービス終了が予定されています4
新規販売はすでに2024年8月31日で受付を終えており、既存の利用者はサービス提供終了までは利用できる、という案内になっています4
つまり、今日明日に通信が止まるわけではない一方で、拠点を増やす、回線を引き直すといった場面で同じものを新たに契約する選択肢は、すでに残っていません。

この二つの期日は「まだ数年ある」とも「もう新規には選べない」とも読めます。
判断を分けるのは、移行にかかる時間が自社の都合だけでは決まらない点です。
EDIは相手があってのやり取りなので、切り替えの日程は取引先と合わせる必要があり、その調整を取引先の数だけ繰り返すことになります。
期限までの残り時間そのものより、取引先ごとの調整を何回こなせるかが、実際の制約として効いてきます。

取引先ごとにやり方が違い、FAXと電話とEDIが混ざっている、という状態も珍しくありません。
この場合、回線終了の影響を直接受けるのは、いまEDIで接続している取引先の分だけです。
そこで、EDIでつないでいる取引先が何社あり、それぞれどの回線・どの方式で受けているかを数えるところが、実質的な出発点になります。
社数が少なければ一社ずつ順に片付けられる見通しが立ちますし、多ければ、その数がそのまま早く始める理由になります。

取引先からすでに打診を受けている場合は、期日の話より先に、相手の要請の中身を具体化するほうが早く進みます。
「インターネットEDIにしてほしい」という依頼だけでは、回線を変えれば済むのか、データの作り方から変わるのかが決まりません。
相手がどの標準を採用し、どの通信手順で接続する想定なのか、いつまでに切り替えたいのか。
ここが分かって初めて、自社が何を用意するかが見えてきます。

もう一つ、最初に確かめておくと後の判断が軽くなるのが、自社が制度上の「小規模企業者」に当たるかどうかです。
中小企業基本法に基づく定義では、商業(卸売業・小売業)と、宿泊業・娯楽業を除くサービス業は常時使用する従業員が5人以下、工業・鉱業・運送業その他の業種は20人以下が小規模企業者の基準とされています1
常時使用する従業員の数で区切られるため、繁忙期だけ応援を入れているような場合は、自社の実態に当てはめて数え方を確認しておきます。

なぜ移行の話でこの区分を先に見るのかというと、支援制度の対象や補助率がこの区分で分かれるためです。
補助制度は後半で扱いますが、区分が決まっていないと、使えるかどうかの検討そのものが始められません。
あわせて、担当が一人なのか複数なのかという体制の前提も、この段階で言葉にしておくと、後で「どこまで自社でやるか」を決めるときの材料になります。

取引先の業界標準に自社を合わせる—通信手順・データ形式の決め方

回線・通信手順・データ形式—移行で変わる3つの要素

「インターネットEDIへの移行」と一言で言っても、変わる部分は一つではありません。
整理しやすいのは、回線・通信手順・データ形式の三つに分けて見る方法です。
この三つは、自社の判断で決められるものと、相手に合わせるしかないものがはっきり分かれます。

回線は、データが通る経路そのものです。
ISDNや専用線での接続をやめ、すでに社内で使っているインターネット回線に載せ替える部分がここに当たります。
三つの中では、自社の都合で選べる余地が比較的大きい要素です。

通信手順(プロトコル)は、相手のシステムとどう接続し、データをどの順序で受け渡すかの取り決めです。
電話をかけて接続することを前提に作られた手順は、そのままインターネット回線に載せ替えられるとは限らず、インターネットでの通信を前提とした手順に置き換える必要が出てきます。
どれを使うかは、自社ではなく接続先との取り決めで決まります。

データ形式(メッセージ標準)は、受発注のデータに何の項目を、どんな並びや桁数で入れるかという決まりです。
受注データが届いても、項目の意味や並びが合っていなければ、自社の受注台帳や基幹システムには取り込めません。
回線と通信手順が新しくなってもデータ形式は変わらないこともあれば、標準そのものが入れ替わることもあり、この違いが自社側の作業量を大きく左右します。

三つのうち、実務で悩みが集中するのは通信手順とデータ形式です。
回線は自社の判断で選べても、この二つは相手と同じものでなければそもそも通じない、という性質があるからです。

では、その通信手順とデータ形式はどこで決まるのか。
基本的には、取引先である発注元が採用している業界標準に、自社が合わせる形になります。
「自社にはどの方式が向いているか」という問いの立て方だと答えが出ないのは、選択権が自社側にないためです。

業界標準は一つではありません。
消費財の流通業界では2007年に策定された流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)が、電子機器・部品業界ではECALGA標準が採用され、化学業界ではJPCA方式からCEDI方式への移行が検討されているといったように、業界ごとに異なる標準が使われています6
同じ「インターネットEDI」という言葉でも、相手の業界が違えば、用意するものも確認する相手も変わってくるということです。

取引先が流通BMSを採用している場合は、確認の足がかりが公開されています。
流通BMS協議会は通信プロトコル利用ガイドラインや流通ビジネスメッセージ標準機能確認シートを公開しており、AS2・ebMS・J手順について、接続に必要な機能の一覧やサンプルが含まれています5
自社で読み込んで一から実装するための資料というより、いま使っているソフトやこれから相談するベンダーが必要な機能を満たしているかを、相手と同じ土台で確かめるための材料として使えます。

一方で、どの手順が小規模な体制に向いているか、費用がどう違うかといった点は、こうした公開資料から読み取れるものではありません。
手順の名前だけを見て「こちらのほうが軽そうだ」と判断せず、取引先が指定する手順を前提に、自社の環境で扱えるかどうかを見積もりの段階で確かめる、という進め方になります。

取引先が複数の業界にまたがっている場合は、まとめて一つの方式に寄せられるとは限りません。
小売向けと部品メーカー向けの両方に納めているなら、それぞれの標準について対応の要否を個別に確認することになります。
この確認で分かったこと——相手の業界、採用標準、想定している通信手順——が、そのまま次の協議の材料になります。

回線・通信手順・データ形式の三つを縦に並べ、通信手順とデータ形式が取引先の業界標準で決まることを示した図
移行で変わる三つの要素と、それぞれの決まり方

移行の進め方—取引先との協議・自社側の準備・接続テストの3段階

確認すべき相手と内容が見えたら、進め方は取引先との協議、自社側の準備、接続テストの3段階に分けられます。
段階に分けるのは形式のためではなく、前の段階が終わらないと次が始められない、という依存関係が実際にあるためです。

どれくらいの手間になるのかは、公開されている事例が参考になります。
医薬品や健康食品の製造・販売や卸事業を手掛けるピップグループでは、EDIの切り替えを取引先である小売店1社ごとにスケジュールを合わせて進める必要があり、事前調整から利用開始までは1カ月ほどかかるとされていました2
2016年時点で、すでに10%強の取引先がIP網に対応した流通BMSやWeb-EDIなどに移行しており、残る取引先の移行が期限直前に集中すると対応が間に合わなくなる懸念も示されています2

この1カ月は、2016年時点のピップグループにおける1取引先あたりの事例であって、移行一般の所要期間として測られた数字ではありません2
自社の取引先数や体制で変わる前提で読むべきものですが、「1社ずつ、相手の都合と合わせて進む」という性質のほうは、規模が小さくても変わりません。
むしろ担当が一人なら、同時に走らせられる社数が限られる分、全体にかかる時間は取引先の数に比例して伸びやすくなります。

第一段階の協議で決めるのは、接続の方式と時期です。
相手が採用している標準と通信手順、データ形式のバージョン、切り替えの希望時期、テストを担当する窓口、テスト用のデータを出してもらえるかどうか。
このあたりが決まらないと、自社側で何を用意すればよいかが確定しません。
取引先が大手の小売であれば、接続の手引きやスケジュールの雛形が用意されていることもあるので、まずは相手の進め方にそのまま乗れるかを聞くところから始まります。

第二段階の自社側の準備では、回線とソフト・サービスの用意に加えて、受け取ったデータを社内のどこへ流すかを決めます。
ここが抜けると、通信は成功しているのに、担当者が画面に表示された注文内容を見ながら受注台帳へ入力し直す、という状態が残ります。
受信したデータを自社の受注処理へそのまま取り込めるのか、いったんCSVなどに書き出してから取り込むのか、取り込めない項目はどこで補うのか。
この線引きを先に決めておくと、テストで確認すべきことも自然に定まります。

第三段階の接続テストでは、二つのことを別々に確かめます。
一つは通信が確立してデータが届くかどうか、もう一つは届いたデータの中身を自社側が正しく解釈できるかどうかです。
通信が通っても、商品コードの桁や単位、伝票区分の扱いが想定と違えば、後者でつまずきます。
本番の受注を止めないために、一定期間は従来の方法と並行して受け取り、両方を突き合わせる期間を設けられないか、協議の段階で相手に相談しておくと、切り替え当日の負荷が下がります。

この3段階は、取引先1社ごとに回ります。
2社目以降は、自社側の準備のうち回線やソフトの部分は使い回せますが、協議と接続テストは相手ごとにやり直しになります。
同じ業界・同じ標準の取引先が続くなら、確認する項目も社内での受け入れ方法も固まっている分、一巡目より短くなることは見込めます。
逆に、業界の違う取引先が混ざれば、また別の標準を確認するところから始まります。

期限直前に集中させないための手立ては、特別なものではありません。
取引先ごとに、相手の採用標準、切替の希望時期、いまどの段階にいるのかを一覧にして持ち、相手の都合が読めないところから先に声をかけておく。
日程を自社の都合だけで決められない以上、順番待ちの列を早く作ること自体が、そのまま余裕につながります。

取引先との協議、自社側の準備、接続テストという3段階と、それぞれの主な作業を示した図
取引先ごとに進める移行の3段階と主な作業

小規模な体制で進める際に確認しておきたい費用面の選択肢

費用は、移行そのものにかかるものと、移行後に続くものに分けて見ると混乱しません。
前者は回線の切り替え、EDIソフトやサービスの初期導入、社内システムとつなぐための設定にかかる分、後者は月額の利用料や保守にかかる分です。
小規模な体制では、初期費用の総額だけでなく、移行後に自社で手を動かす作業がどれだけ残るかも、実質的な負担として効いてきます。

公的な補助として確認できるものに、デジタル化・AI導入補助金のインボイス枠(電子取引類型)があります。
2026年度の案内では、中小企業・小規模事業者等の補助率は2/3以内、補助額は下限なし〜350万円以下とされています3

ただし、この枠の中身は名前から受ける印象とは少し違います。
補助の対象はインボイス制度に対応した受発注機能を持つクラウド型のソフトウェアで、発注側の事業者がそのツールを導入し、受注側の中小企業へ無償でアカウントを提供する、という仕組みが前提になっています3
受注側の立場から見ると、自社が申請者になるというより、取引先が用意する仕組みに乗る形になりえるということです。

そして、いま調べている「EDIの通信手順そのものを切り替える費用」が対象に含まれるかどうかは、この枠の案内ページには明記がありません3
受発注ソフトの導入費という枠組みまでは読み取れても、回線や通信手順の切替にかかる分まで含むかは、ここからは判断できません。
使える前提で資金計画に組み込むと、対象外だった場合に計画ごと止まります。
対象費用の範囲は、検討する年度の公募要領と事務局への確認で押さえてから、見込みに入れるのが安全です。

補助金の枠組みとは別に、取引先との協議で聞いておく価値があるのが、相手側が受注側向けの仕組みを用意しているかどうかです。
発注側がツールを導入し、受注側へアカウントを提供する形であれば、受注側が負担する範囲の出方が変わります3
「こちらで一式そろえる」前提で見積もりを取りに行く前に、相手の想定を聞いておくと、そもそも自社で買わずに済む部分が見つかることがあります。

もう一つの費用の分かれ目は、どこまでを自社でやるかです。
接続の設定や標準への対応をベンダーに任せるか、相手から届く手引きを見ながら自社で進めるかで、初期費用も、移行後に自社へ残る作業も変わります。
ここに一律の正解はありませんが、見積もりを取るときに、初期の構築費、取引先を1社追加するときの費用、月額の利用・保守費を分けて出してもらうと、複数社の条件を同じ物差しで比べられます。
取引先が今後も増えていく見込みなら、総額より、1社追加あたりの費用のほうが効いてくる場面があります。

なお、ここで挙げた補助率と補助額は2026年度の案内に基づくものです3
公募の枠組みや金額は年度ごとに見直されるため、申請を検討する時点の要領で確かめてください。

回線側の期日は自社の事情で動きませんが、取引先との調整は、早く始めた分だけ選べる幅が残ります。
いま接続している取引先から順に、採用標準と切替の希望時期を聞くところまでは、体制の大小に関わらず着手できます。

White shoes standing on wooden steps surrounded by autumn le
▽ 写真の出典元

取引先ごとに採用している標準も切替の希望時期も違うため、一般的な手順だけでは、自社がどこまでを用意し、どこから相手に乗るのかという線引きが決めきれません。

いまEDIでつないでいる取引先と、受注を受けたあと社内で行っている入力や転記の流れを共有いただければ、取引先に合わせる部分と自社の運用で吸収する部分の切り分けを一緒に整理できます。無料相談で要件を整理する

取引先の業界から確認する標準の当たりを付ける

取引先の業界区分ごとに、どの標準が採用されているかで並べています。

  • 消費財の流通業界(小売・卸):流通BMS(2007年策定の流通ビジネスメッセージ標準)
  • 電子機器・部品業界:ECALGA標準
  • 化学業界:JPCA方式からCEDI方式への移行が検討されている

取引先が複数の業界にまたがる場合は、この並びのどれか一つに寄せず、相手ごとに対応の要否を確認します。

要点の整理

基準
期限の外枠 INSネットはサービス終了予定が2028年、新規販売は2024年で終了済み
変わる範囲 回線・通信手順・データ形式の三つに分けて把握する
方式の決まり方 通信手順とデータ形式は取引先が採用する業界標準に合わせる
進め方 取引先との協議→自社側の準備→接続テストを、取引先1社ごとに繰り返す
集中の回避 相手の都合が読めない取引先から先に声をかけ、段階の進み具合を一覧で管理する
費用の確認 インボイス枠(電子取引類型)は補助率2/3以内・補助額350万円以下。対象費用の範囲は年度の要領と事務局で確認
自社区分 小規模企業者は業種により従業員5人以下または20人以下
Detailed view of a circuit board showcasing intricate patter
▽ 写真の出典元

見積もりを比べる段になると、初期の構築費と取引先を1社追加するときの費用のどちらが効いてくるかは、今後の取引先の増え方の見込みによって変わります。 取引先の数と増え方の見通し、受注後の処理をどこまで自動で流したいかをお聞かせいただければ、費用の内訳をどの単位で出してもらうべきかを含めて、比較の材料を整理してお返しします。

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よくある質問

ISDN専用線は今すぐ使えなくなるのか、いつまで猶予があるか

INSネット(ISDN)は2028年12月31日にサービス終了が予定されており、新規販売は2024年8月31日で受付を終えています4
既存の利用者はサービス提供終了までは利用できる案内になっているため4、すぐに通信が止まるわけではありません。
ただし、実質的な期限は取引先の切替スケジュールで前倒しになることがあります。
相手が先に切り替える方針であれば、自社の猶予は回線の期日ではなく、相手の日程で決まります。

取引先によって異なる通信手順を求められた場合、複数の方式に対応する必要があるか

通信手順とデータ形式は、発注元が採用する業界標準に合わせて決まります6
業界の異なる取引先を持つ場合は、それぞれの標準について対応の要否を個別に確認することになります。
一つのソフトやサービスで複数手順をまとめて扱えるかどうかは製品ごとに異なるため、一律には言えません。
取引先から指定された手順をすべて並べたうえで、その組み合わせを扱えるかを見積もりの条件として提示するのが確実です。

インターネットEDIへの移行にかかる期間はどのくらいを見込めばよいか

公開事例では、ピップグループが取引先1社ごとにスケジュールを合わせ、事前調整から利用開始までは1カ月ほどかかるとされていました2
これは2016年時点の同社の、1取引先あたりの事例であり、移行一般の所要期間の統計ではありません2
自社の全体期間は、取引先の数と、同時に何社ぶん進められるかで決まります。
担当が一人なら並行できる社数が限られるため、社数を数えたうえで逆算しておくと見込みが立てやすくなります。

移行費用にデジタル化・AI導入補助金は使えるか

インボイス枠(電子取引類型)は、2026年度の案内で中小企業・小規模事業者等の補助率が2/3以内、補助額が下限なし〜350万円以下とされています3
ただし対象はインボイス制度に対応した受発注機能を持つクラウド型ソフトウェアで、発注側の事業者が導入し受注側の中小企業へ無償でアカウントを提供する仕組みが前提です3
EDIの通信手順そのものの切替費用が対象に含まれるかは案内ページに明記がないため3、検討する年度の公募要領と事務局への確認が必要です。

自社の従業員規模で『小規模企業者』に該当するか、どう確認すればよいか

中小企業基本法に基づく定義では、商業(卸売業・小売業)と、宿泊業・娯楽業を除くサービス業は常時使用する従業員が5人以下、工業・鉱業・運送業その他の業種は20人以下が基準です1
判定は業種と常時使用する従業員の数の組み合わせで決まるため、まず自社の業種区分を確かめてから人数を当てはめます。
補助制度の対象や補助率はこの区分で分かれるので、費用面を検討する前に押さえておくと判断が早くなります。

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「FSOL B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

  1. 1 出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「中小機構法上の中小企業・小規模企業者の定義」(2026年)
  2. 2 出典:日経クロステック(xTECH)「ISDN移行のハードルは業界によって様々、EDIなどは早期対応が必要」(2016年)
  3. 3 出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構(デジタル化・AI導入補助金事務局)「デジタル化・AI導入補助金 インボイス枠(電子取引類型)」(2026年度)
  4. 4 出典:東日本電信電話株式会社(NTT東日本)「INSネットのサービス終了案内」(2026年)
  5. 5 出典:GS1 Japan 流通システム標準普及推進協議会(流通BMS協議会)「通信基盤関連の標準|流通BMS標準仕様」(確認時点2026年)
  6. 6 出典:株式会社インターコム「転換期を迎えているEDI-迫るEDI 2024年問題とは-第二回 インターネットEDIへの移行でどう変わる?手順と各業界の採用動向を解説」(確認時点2026年)

画像の出典元

  1. White shoes standing on wooden steps surrounded by autumn le/Photo by Valeriia Miller on Pexels
  2. Detailed view of a circuit board showcasing intricate patter/Photo by Tima Miroshnichenko on Pexels

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◆この記事について

独自調査以外の一次情報は、省庁・公的機関を中心とした信頼性の高い情報源から引用し、出典を明記しています。
年次更新される統計については、引用元の最新版を確認したうえで掲載しています。

※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

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