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受注管理システムの選定は『規模』『件数』でどう判断する?把握方法と検討の進め方

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • 受注管理システムの規模は製品比較より先に、月間の受注明細行数・取引先数・取扱品目数・処理人数を数えることから決まる
  • 中小企業者・小規模企業者の区分は業種別の資本金額か従業員数のいずれかで判定され、受注件数は基準に含まれない
  • 件数が増えるほど時間を取るのは手入力と目視確認に頼る工程で、例外処理と外部接続後に残る手作業を実機で確かめる
  • 社内の意思決定は一往復で終わらないことがあるため、決裁者と必要な材料を先に確認し、山場を繁忙期と重ねない
  • 料金は横並びの相場ではなく、同じ要件メモで取った見積りの課金単位・上限超過時の扱い・契約条件で比べる

30代後半の日本人女性が倉庫事務所での受注対応をしている場面

手作業や表計算での受注管理に限界を感じたら、まず何を確認すべきか

取引先からの注文が増え、表計算のシートでは受注を追いきれなくなってきた。
出荷指示の漏れや納期回答の遅れが、月に何度か起こるようになった。
このとき多くの担当者がまず探すのは「自社の規模ならどのシステムか」という答えですが、判断の起点になるのは製品の比較ではありません。
先に必要なのは、月にいくつの注文明細を処理し、何社の取引先と、何品目を扱っているのかを数値にすることです。
公的な事業規模の区分は自社の立ち位置を確かめる参考にはなりますが、受注件数そのものを測る基準ではありません。
また、規模や件数ごとの料金は提供者ごとにプランの組み立てが違い、横並びの相場として示せるものは見当たりません。
金額の目安を探すより、自社の件数と連携条件をそろえて見積りを取り、条件ごとの差を確かめるほうが判断は早く進みます。

件数が増えたときに先に限界へ来るのは、入力そのものより確認のほうです。
注文票の内容をシートへ書き写し、在庫があるか倉庫に確かめ、出せる日を営業へ返し、確定したらもう一枚の出荷指示表へ書き直す。
一件あたりの手数は昨年と変わっていなくても、件数が増えれば往復の回数がそのまま増えます。
処理漏れや納期回答の遅れは、たいていこの往復のどこかで一件が抜けたときに起きます。

そこで最初に確かめたいのは、どの製品が自社に合うかではなく、受注の流れのどこで時間が消えているかです。
注文を受け取る、内容を登録する、在庫を引き当てる、出荷を指示する、納品書や請求へつなぐ——この並びに分けて、それぞれ誰が何分かけているかを思い出してみてください。
同じ「受注管理が回らない」でも、詰まっている場所は会社ごとに違います。

たとえば、取引先ごとに注文書の様式が違い、届く経路もメール、FAX、電話、取引先の発注サイトとばらばらな会社では、時間の大半は転記に取られます。
一方、様式はそろっていても在庫の数字が手元になく、倉庫へ都度問い合わせている会社では、待ち時間が全体を遅らせます。
前者に効くのは受け取った内容をそのまま取り込む仕組みで、後者に効くのは在庫と受注が同じ画面でつながっていることです。
この違いを飛ばして「規模に合うシステム」を探すと、機能の多い少ないだけで比べることになり、自社の詰まりが解けたかどうかを後から判定できなくなります。

表計算で受注を管理している場合、限界はファイルの作りにも表れます。
同じファイルを二人が同時に開けず、順番待ちが発生する。
別名で保存した控えが増え、どれが最新か分からなくなる。
去年の同じ取引先の注文を探すのに時間がかかる。
これらは機能が足りないというより、件数が増えたことで表の使い方が追いつかなくなった状態です。

限界が来ているかどうかの手がかりは、件数の絶対値よりも二つの兆候にあります。
一つは、同じ情報を二か所以上へ書いている工程があること。
もう一つは、担当者が一人休むと流れが止まる工程があることです。
どちらも件数が少ないうちは「気をつければ済む」範囲に収まりますが、件数が増えれば気をつける回数そのものが増えます。

工程のどこが詰まっているかが見えたら、次はその負荷を数値にします。

自社の受注件数・処理量をどう把握するか

月間の受注明細数で数える

受注の量を伝えるとき、多くの場合は「月に何件」と数えます。
ただ、処理の手数に効くのは注文の件数ではなく、その中の明細行の数です。
一件の注文に10品目が並んでいれば、登録も在庫の引き当ても出荷の指示も10行分になります。
注文件数が月に100件でも、明細が平均10行なら扱う行は1,000行です。

数え方は、すでに手元にある記録から概算できます。
請求書の明細行、出荷実績の一覧、受注を書き込んでいる表計算の行数——どれでも、一か月分を数えれば近い数字になります。
できれば直近12か月分を並べてください。
平均だけを見ると、繁忙月に回らない体制を選んでしまうことがあります。

並べた数字は、一日あたりと一人あたりにも割り戻しておくと、日々の体感と突き合わせられます。
繁忙月の行数を営業日で割り、受注処理に関わっている人数で割ると、一人が一日に何行を捌いている計算かが出ます。
その値が現実的でないと感じるなら、残業や休日の作業で吸収している可能性があります。
この吸収している分は、システムを検討する理由としても、社内で決裁を通す材料としても効きます。

取引先数・取扱品目数で数える

行数と並べて押さえたいのが、取引先の数と、注文の受け取り方の種類です。
取引先が10社でも、受け取り方が5通りあれば、取り込みの手当ては5通り必要になります。
逆に、取引先が100社でも、全社が同じ発注サイトから送ってくるなら手当ては一通りで済みます。
取引先数だけを伝えると、この差が見積りに反映されません。

取扱品目数は、日々の入力よりも下準備と保守に効きます。
品目が増えるほど最初のマスタ登録に時間がかかり、価格改定や規格変更のたびに直す対象も増えます。
取引先ごとに単価が違う、都度見積りの特注品がある、同じ品目を別の名前で呼ぶ取引先がある——こうした事情があるなら、品目数と一緒に書き出しておきます。

最後に、受注を処理している人数と、その人たちの役割です。
同時に画面を開く人が何人か、登録する人と承認する人が分かれているか、外出先から確認する必要があるか。
利用者の数や権限の分け方で金額が動く契約もあるため、件数と同じくらい早い段階で整理しておくと、見積りの前提がぶれません。

ここで挙げた項目は、どれか一つだけで規模を決めるためのものではありません。
行数が多くても取引先が一社で様式が固定されている会社と、行数は少なくても取引先ごとに様式が違う会社では、同じ「月○行」でも必要な手当てが変わります。
複数の軸で数えておくのは、その違いを自分の言葉で説明できるようにするためです。

受注の量を伝えるときにそろえる数値
月間の受注明細行数、取引先数、取扱品目数、受注処理の人数の四項目を並べた表

公的な『事業規模』の区分は判断の物差しになるか

自社の数字がそろうと、今度は提供者側が使う「小規模向け」「中堅・中規模向け」という言い方が気になってきます。
この言い方は、公的な区分をそのまま使っている場合もあれば、提供者が自社のプラン設計に合わせて独自に置いている場合もあります。
まず、公的な区分のほうが何を測っているのかを確かめておくと、当てはめの誤りを避けられます。

中小企業基本法に基づく区分では、中小企業者かどうかは業種ごとに定められた資本金額か従業員数のいずれかで判定します1。
両方を満たす必要はなく、どちらか一方が基準以下であれば該当します1。
さらに小規模企業者は従業員数だけで判定され、工業・鉱業・運送業などは20人以下、商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)は5人以下とされています1。

ここに受注件数は出てきません。
従業員5人の卸売業でも、固定の取引先から定期発注を大量に受けていれば明細行は月に数千行になりますし、従業員が多くても一件あたりの金額が大きく件数自体は少ないという組み合わせもあります。
つまり、法定の区分は自社が制度上どの立場にあるかを示すもので、受注処理にどれだけの手数がかかるかを示すものではありません。

では使い道がないかというと、そうではありません。
補助制度や支援策の対象を確認するときには、この区分がそのまま条件になります。
提供者と話すときも、業種と従業員数を先に伝えておけば、相手が想定している利用イメージとのずれに早く気づけます。
ただし、料金プランに付いている「小規模」「中規模」という名前が法定区分と同じ意味で使われているとは限りません。
プラン名ではなく、そのプランに含まれる利用者数や件数の上限がいくつなのかで判断してください。

30代前半の日本人男性が倉庫事務所での受注対応をしている場面

取引が増える局面で、システムに確認すべき機能はどう変わるか

件数が増える局面で効いてくるのは、一件を速く入力できることよりも、例外がどれだけ手作業に落ちるかです。
件数が倍になれば、変更依頼もキャンセルも分割納品も、おおむね同じ割合で増えます。
手入力と目視確認に頼っている工程は、件数に比例して時間が増えます。
これは業務量の構造から言えることですが、では具体的にどの機能が必要になるかは、受け取り方と社内の流れによって変わるため、一般的な正解はありません。

そのうえで、自社の流れと照らして確認したい論点は整理できます。
一つ目は、いま届いている形のまま取り込めるかどうかです。
取引先の様式をそのまま読めるのか、それとも決められた様式に直してもらう必要があるのか、直してもらえない取引先が残った場合はどう扱うのかまで聞いておきます。

二つ目は、受注の先にある在庫や出荷とどうつながるかです。
受注を登録した時点で在庫が引き当てられるのか、引き当ては別の作業として残るのか。
ここが分かれると、納期を回答するまでに必要な確認の往復が残るかどうかが変わります。

三つ目は例外の扱いです。
数量変更、納期変更、一部キャンセル、分割納品、返品——この5つのうち自社で毎月起きているものについて、画面でどう処理するのかを実際に見せてもらいます。
正常な流れのデモはたいてい滑らかに進みますが、判断が分かれるのは例外のほうです。

四つ目は、誰が何を見られるかと、誰がいつ直したかが残るかどうかです。
件数が増えると担当が分かれ、「誰かが直したはずの注文」が出てきます。
変更の履歴が残っていれば、取引先からの問い合わせにその場で当たれます。

五つ目は外部システムとの接続です。
「連携できます」という回答は、そのままでは判断材料になりません。
どの項目が、どちらの向きに、どのくらいの頻度で流れるのか、そして接続したあとにどの転記が手元に残るのかまで確認します。
受注データが保存されていることと、その項目を自動で相手側へ渡す機能が用意されていることは、別の話です。

これらを確かめる場としては、自社の実際の注文票を持ち込み、繁忙日の一日分を通してもらうのが確実です。
一日分を通せば、取り込みで止まる様式も、例外の処理で増える手数も、その場で見えます。
機能一覧の丸の数では、この差は出てきません。

システム選定の検討には、どのくらいの時間・体制がかかるか

検討のきっかけはボトムアップが中心

確認すべき論点が見えてくると、次に気になるのは社内をどう通すかです。
参考になる調査として、業務で1,000万円以上のシステム導入を経験した課長・部長・経営者・役員515名への調査があります2。
この調査では、導入検討のきっかけとして最も多かったのは現場からの提案、いわゆるボトムアップで、57.1%でした2。

調査の対象は1,000万円以上の導入を経験した層で、受注管理システムや中小企業に限った調査ではありません2。
金額の規模が違う以上、割合をそのまま自社に当てはめることはできません。
それでも、現場が困りごとを持ち上げるところから検討が始まる構図は、受注件数の増加をきっかけに調べ始めた場面と重なります。

現場発で進めるなら、前の節までに数えた行数や取引先数が、そのまま説明の材料になります。
「回っていない」という感覚ではなく、繁忙月に一人が一日何行を処理している計算か、そのうち何行が二度書きかを示せば、話の出発点が変わります。

意思決定がスムーズに進まないケースもある

同じ調査では、意思決定の進み方についても聞いています。
「あまりスムーズではない」と答えた人は26.2%でした2。
また、導入プロジェクトの発案、つまり立ち上げの段階に101時間以上を投じたと答えた人は12.0%にのぼります2。

繰り返しになりますが、これは大規模な導入を経験した層の回答です2。
自社の検討が同じだけかかるという意味ではありません。
読み取れるのは、決裁が一往復で終わらないことがある、という程度のことです。
それでも、その前提で日程を引くかどうかで、途中の焦り方はかなり違います。

具体的には、最初の段階で決裁者に二つだけ聞いておくと進めやすくなります。
この件は誰の判断で決まるのか、そして判断するために何がそろっていればよいのか。
金額の根拠なのか、現場の作業時間なのか、取引先への影響なのかで、集める材料が変わります。
もう一つは、検討の山場を繁忙期と重ねないことです。
受注が最も詰まっている時期は、現場に話を聞く時間も、試用に付き合う時間も取れません。

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料金は『相場』ではなく『見積り条件』で確認する

規模と件数の話は、最後に必ず金額へ行き着きます。
ただ、「月間何行ならいくら」という横並びの相場は、探しても比較できる形では出てきません。
理由は単純で、金額が動く単位が提供者ごとに違うからです。
利用者数で決まる契約、受注件数で決まる契約、拠点数や接続先の数で変わる契約があり、最初の構築費用を含むかどうかも分かれます。
単位の違うものを並べても、同じ条件での比較にはなりません。

そこで、相場を探す時間を、条件をそろえる時間に振り替えます。
見積りを依頼するときに渡す要件メモには、次の内容を入れておきます。

・繁忙月と平常月の受注明細行数、注文件数、取引先数
・注文の受け取り方の種類と、経路ごとの件数の内訳
・取扱品目数と、特注品・都度見積りの有無
・受注処理に関わる人数、登録と承認の分担、社外から使う必要の有無
・接続したい外部システムと、流したい項目・向き・頻度
・移行したい過去データの範囲と、いま保管している形式
・利用を開始したい時期と、自社の繁忙期

同じメモを複数社へ渡せば、返ってきた金額の差が条件の差なのか、プラン設計の差なのかを見分けられます。
そのうえで見積書を読むときは、金額の大きさより先に、何がその金額を動かすのかを確かめます。
最初の費用にマスタの移行や帳票の様式調整、操作説明が含まれるのか。
月額は利用者数と件数のどちらで動くのか。
上限を超えたときは上位のプランへ移るのか、超過分が加算されるのか。
保守の範囲はどこまでで、設定の変更は自社でできるのか依頼するのか。

ここまで確認すると、提示された総額が近い二社でも、件数が増えたときの増え方が違うことが見えてきます。
いま安いかどうかより、来年の件数で払う額がどう動くかのほうが、選定では効きます。

条件をそろえてから見積りを比べる
件数の把握から見積りの比較までを四段で示した流れ図

将来の件数増加を見越した選び方

件数が増える見込みがあるなら、最初から余裕のあるプランにすべきか。
これは条件によって答えが変わる問いです。
上限の大きいプランを先に選べば、当面使わない機能や枠にも払い続けます。
小さく始めれば当面の支出は抑えられますが、上限に届いたときに移行の手間が発生します。
どちらが得かは乗り換えにかかる手間と費用の大きさ次第で、それを一般的な数字で示せる材料は手元にありません。

金額の当てで決められないぶん、契約条件で決めます。
まず確かめたいのはプラン変更の条件です。
上位へ移るときにいつから適用されるのか、追加の費用や作業が発生するのか。
そして、下位へ戻せるのかどうか。
季節で件数が大きく振れる事業では、繁忙期だけ上げて戻せるかどうかが年間の負担を左右します。

次に、契約の期間と、やめるときの扱いです。
最低利用期間があるか、解約の申し出はいつまでか、解約後にデータをどう受け取れるか。
特にデータの持ち出しは、契約する前に具体的に聞いておく価値があります。
受注の履歴、取引先や品目のマスタ、受け取った注文書の控え——どこまでを、どの形式で持ち出せるのか。
ここが曖昧なまま数年分の履歴が溜まると、次に選び直すときの選択肢が実質的に狭まります。

あわせて、取引先に見える部分の変更も確認しておきます。
取引先が発注に使う画面や、こちらが出す注文請書・納品書の様式が変わるなら、切り替えの連絡と移行の期間が必要になります。
自社内だけで完結する入れ替えと、取引先の作業が変わる入れ替えでは、準備の重さが違います。

もう一つ、システムより先に決めておくと長く効くのが、社内の運用ルールです。
誰が受注を登録し、誰が承認し、変更やキャンセルが来たときに誰の判断で直すのか。
この取り決めは製品を替えても残りますし、逆にここが決まっていないと、どの製品を入れても直した記録の残らない注文が生まれ続けます。
件数が増える前に決めておくほど、切り替えのときに持ち込む混乱が減ります。

自社の受注件数を数えたあと、その数値をどの確認項目へ翻訳するかは、日々の業務を回しながら社内だけで詰めるのが難しい部分です。

いま届いている注文の受け取り方と、月間の明細行数を持ち寄っていただければ、どの工程に手作業が残っているか、見積りで何を確かめるべきかを一緒に整理できます。無料相談で要件を整理する

中小企業者の区分(業種別の基準)

中小企業基本法に基づき、業種ごとに定められた資本金額と従業員数の基準で並べています。

  • 製造業・建設業・運輸業その他の業種:資本金3億円以下、または従業員300人以下
  • 卸売業:資本金1億円以下、または従業員100人以下
  • サービス業:資本金5千万円以下、または従業員100人以下
  • 小売業:資本金5千万円以下、または従業員50人以下
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どちらか一方の基準を満たせば中小企業者に該当します。受注の処理量を見るときは、この区分ではなく月間の受注明細行数や取引先数へ軸を切り替えます。

要点の整理

軸 基準
受注の量 月間の受注明細行数を、繁忙月と平常月の両方で数える
取引の広がり 取引先数、注文の受け取り方の種類、取扱品目数を併せて把握する
公的な規模区分 業種別の資本金額か従業員数で判定され、受注件数は基準に含まれない
増えたときの負荷 手入力と目視確認が残る工程と、例外処理の扱いを実機で確かめる
社内の進め方 決裁者と必要な材料を先に確認し、山場を繁忙期と重ねない
料金 相場ではなく、同じ要件メモで取った見積りの課金単位で比べる
将来の増加 プラン変更の条件、契約期間、データの持ち出し方法を契約前に確認する

契約の条件やデータの持ち出しは製品の説明資料だけでは比べにくく、自社の取引条件と突き合わせて初めて差が見えてきます。 現在の運用と将来の件数の見込みを踏まえて、見積りで確認すべき条件の一覧と、社内で決裁を通すための材料の整え方をご相談いただけます。

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よくある質問

受注管理システムの選定にかかる検討期間はどれくらいを見込めばよいか

受注管理システムに限って検討期間の目安を示せる資料は手元にありません。
ただ、現場への聞き取り、条件をそろえた見積りの依頼、実際の注文票を使った試用、決裁の往復を積み上げると、一度の打ち合わせで決まる進み方にはなりにくいのが実情です。
大規模な導入を経験した層への調査でも、意思決定が滑らかに進まなかったという回答は一定数ありました2。
期間を読むことに時間を使うより、決裁者と必要な材料を先に確認し、繁忙期を避けて山場を置くほうが確実です。

小規模事業者でも受注管理システムの導入は必要か

必要かどうかは従業員数では決まりません。
小規模企業者の区分は従業員数だけで判定されますが1、受注の処理量はそこに含まれていません。
従業員が数人でも、定期発注が多く明細行が積み上がる事業では、転記と確認の往復が先に限界へ来ます。
逆に件数が少なく様式も固定されているなら、当面は表計算と社内の決めごとの整理で足りる場合もあります。
判断材料は人数ではなく、月間の明細行数と、例外処理がどれだけ手作業に落ちているかです。

システム選定を社内で主導するのは誰が適任か

実際に受注を処理している人が要件を持つのが自然です。
どの様式で注文が届き、どこで転記が発生し、どの例外が毎月起きているかは、その作業をしている人にしか具体的に書けません。
一方、条件をそろえた見積りを取る段階になると金額と契約の判断が必要になるため、決裁者は早い段階で巻き込んでおきます。
要件を書く人と決める人を分けたうえで、決める人には「何がそろえば判断できるか」を先に聞いておくと、後戻りが減ります。

見積りを依頼する際、件数以外に何を伝えればよいか

件数と同じくらい金額に影響するのは、注文の受け取り方の種類です。
メール、FAX、電話、取引先の発注サイトなど経路ごとの内訳と、取引先ごとに様式が違うかどうかを伝えます。
加えて、取扱品目数と特注品の有無、受注処理に関わる人数と登録・承認の分担、接続したい外部システムと流したい項目、移行したい過去データの範囲、利用開始の希望時期です。
これらを一枚のメモにまとめ、同じ内容を各社へ渡すと、返ってきた金額の差が何の差なのかを読み取れます。

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「EC-Rider B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

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  1. 1 出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「中小企業者・小規模企業者の定義」(中小企業基本法に基づく法定区分)
  2. 2 出典:株式会社オロ「システム導入の〈意思決定プロセス〉に関する実態調査」(2022年)

画像の出典元

  1. Bright and spacious modern office interior featuring sleek w/Photo by Mike van Schoonderwalt on Pexels

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◆この記事について

独自調査以外の一次情報は、省庁・公的機関を中心とした信頼性の高い情報源から引用し、出典を明記しています。
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※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

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