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受注管理システムの「件数上限」とは?受注件数の見積もり方とプラン選びの基準

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • 料金表の「件数」は各社で対象が違い、助ネコは受注件数、LOGILESSは出荷件数を基準にしている
  • 件数の条件は主に料金の切り替え点で、超過分に従量課金が乗る設計と、件数で区切らない設計に分かれる
  • 助ネコは超過料金に上限額(ベーシック版18,000円・Plus版40,000円/いずれも税別)があり、支払いの最大値が事前に読める
  • 月額表示だけでは比較にならず、無料枠・超過単価・含まれる業務範囲まで含めて同じ件数で合計額を出す必要がある
  • 当てはめに使う自社の数字は平均ではなく、受注件数と出荷件数を分けた月別の実数と、年間で最も多かった月の件数

20代前半の日本人男性が倉庫の棚での在庫確認をしている場面

「件数上限」は具体的に何を数えているのか(受注件数と出荷件数の違い)

受注が増えて表計算での管理が苦しくなり、受注管理システムを調べ始めると、どの料金表にも「月間300件」「月間500件」といった件数の条件が並びます。
迷うのは、この件数上限が何を数えた数字で、超えると何が起きるのかが見出しだけでは読み取れないことです。
確認した範囲では、助ネコは受注件数、LOGILESSは出荷件数を基準にし、GoQSystemの有料プランは受注件数を無制限としています。
つまり最初にやることは、その料金表が受注と出荷のどちらを数えているかを見極め、超過分に従量課金が乗る設計か、上限を置かない設計かを見分けることです。
そのうえで直近の月別件数を繁忙期ごと当てはめれば、月額表示だけでは見えない実際の支払額で比較できます。

「月間300件」と書かれていても、数えている対象は同じではない

受注管理システムの料金表を何社か並べると、月間300件、月間500件、月間100件といった数字が目に入ります。
ここでつまずきやすいのは、その数字が注文の数なのか、発送した荷物の数なのか、プラン名や見出しからは判断できないことです。
実際に公式の料金ページを確認すると、基準は各社で分かれています。

助ネコ(株式会社アクアリーフ)のベーシック版(月契約)は「毎月の受注件数が『300件』前後の方におすすめのプランです。月額 2,100円(税別)」と示されており、プランを分ける単位は受注件数です2。
一方、LOGILESS(株式会社ロジレス)のライトプランは月額基本料金20,000円(税抜)で、「無料出荷件数:月間300件まで」と記載されています3。
こちらが区切っているのは出荷件数です。
どちらも「300件」という同じ数字ですが、数えている対象が違います。

税の表記も、助ネコは税別、LOGILESSは税抜と各社で異なります。
金額を並べるときは、どちらの表記で書かれた数字なのかをそろえてから見比べないと、比較の前提がずれます。

受注1件が出荷1件にならない場面

この違いが効いてくるのは、注文と発送が一対一で対応しない運用です。
在庫のある商品と取り寄せ商品を同じ注文で受け、先に出せる分だけ発送して残りを後から送れば、受注は1件でも出荷は2件になります。
複数の倉庫から別々に出す場合も、予約商品の入荷を待って分けて送る場合も同じです。
逆に、同じ買い手からの複数注文をまとめて一つの荷物で送る運用なら、出荷件数のほうが少なくなります。

つまり受注件数と出荷件数は、同じ月を数えても一致しません。
分納や予約販売の比率が高い業態ほど、その差は開きます。
受注件数を基準にした料金表で見積もった金額と、出荷件数を基準にした料金表で見積もった金額を、自社の一つの数字だけで並べてしまうと、どちらかが実態からずれた見積もりになります。

キャンセルや返品をどう数えるか、テスト注文が件数に含まれるかといった細かい扱いは、料金表の記載だけでは読み取れない部分です。
件数が上限の近くを行き来する規模なら、この数え方の違いがそのまま請求額の差になります。
後で触れる月次の集計では、受注件数と出荷件数を分けて出しておくと、どの料金表にもそのまま当てはめられます。

数える単位 1件と数える対象 料金表での使われ方
受注件数 買い手から受けた注文1件 助ネコは月間受注件数を目安にプランを分ける
出荷件数 発送した荷物1件 LOGILESSは月間出荷件数で無料枠を区切る

上限に達するとどうなるか(料金設計の分かれ目と従量課金の実例)

二つの料金設計を見分ける(超過従量課金型/無制限型)

「上限」という言葉からは、そこで受注が取り込めなくなる、機能が止まるといった制限を思い浮かべるかもしれません。
ただ、確認した各社の料金ページで件数が果たしている役割は、多くが料金の切り替え点です。
受注管理システムの料金相場を解説した記事でも「件数上限」という語は使われず、月間受注件数の規模に応じた料金体系の比較として説明されています1。

見分ける観点は二つです。
一つは、無料で使える件数の枠があり、超えた分に1件いくらの従量課金が乗る設計。
もう一つは、件数で区切らず定額のまま使える設計です。
前者はさらに、超過額そのものに上限額が置かれているか、件数帯によって単価が変わるかで性格が分かれます。
同じ「従量課金あり」でも、支払いの最大値が決まっている設計と、件数に比例して積み上がる設計では、繁忙期の読み方がまったく違います。

助ネコ:段階従量課金と上限額

助ネコの月契約には、想定する受注件数の異なるプランが並びます。
ベーシック版(月契約)は月額2,100円(税別)で、追加料金は「20円(税別)/件(101件~)※最大18,000円(税別)」と記載されています2。
読み違えやすいのは、おすすめの目安として示された300件と、追加料金が始まる101件目が別の数字だという点です。

料金表の数値をそのまま当てはめると、受注が月300件あった月は、100件を超える200件分に20円がかかって4,000円(税別)、月額2,100円(税別)と合わせて6,100円(税別)という計算になります。
月額の表示だけを見て「2,100円のシステム」と考えていると、実際の請求とは三倍近い開きが出ます。
裏を返せば、この設計は基本料金が低く抑えられているぶん、件数が落ちた月の支払いも小さくなります。

上限額の意味も、同じ計算で見えてきます。
1件20円で最大18,000円(税別)ですから、超過が900件分に達したところで追加料金は頭打ちになります。
受注が1,000件に届いた月も、それ以上に伸びた月も、ベーシック版の追加分は18,000円(税別)を超えません。
件数が月によって大きく振れる事業にとって、この「最悪でもいくら」が決まっていることは、予算を立てるうえで従量単価の安さ以上に効いてきます。

上位のPlus版(月契約)は月額21,000円(税別)で、毎月の受注件数が1,700件前後の事業者を想定したプランとされ、追加料金は「15円(税別)/件(301件~)※最大40,000円(税別)」です2。
こちらも超過がおよそ2,600件分を超えたあたりで上限に届く計算になり、想定件数を大きく上回った月でも支払いの最大値は読めます。

ただし、プランの違いが想定件数と料金だけとは限りません。
超過額の計算だけで下位プランのほうが安いと判断すると、必要な機能や処理の範囲が足りないまま契約することになりかねません。
件数の当てはめは、プランに含まれる内容を料金表で照らし合わせたうえでの一つの材料です。

LOGILESS:出荷件数の逓減型従量課金

LOGILESSは基準が出荷件数です。
ライトプランは月額基本料金20,000円(税抜)で無料出荷件数が月間300件まで、スタンダードプランは月額基本料金25,000円(税抜)で無料出荷件数が月間500件までと記載されています3。
無料枠を超えた分には出荷1件あたりの単価がかかり、月間出荷数301〜5,000件では1件あたり25円と示されています3。

この設計の特徴は、件数が増えるほど1件あたりの単価が段階的に下がることです3。
助ネコのように上限額で頭打ちにするのではなく、単価を下げることで規模が伸びたときの負担の増え方を緩める形になっています。
確認した料金ページの記載の範囲では、超過額そのものに上限額が置かれているかどうかは示されていません。
件数が大きく伸びる前提で検討するなら、単価が下がる区分の境目と、その区分の単価が超過分全体に適用されるのか区分ごとに分かれて適用されるのかを、請求条件として確かめておく必要があります。

当てはめの例を挙げると、ライトプランで月1,000件を出荷した月は、無料枠の300件を超える700件分に25円がかかって17,500円、基本料金20,000円と合わせて37,500円(税抜)という計算になります(301〜5,000件の単価をそのまま超過分に当てはめた場合)。
基本料金の水準が助ネコのベーシック版とは大きく異なるため、月額表示だけを横に並べても比較にはなりません。
無料枠の件数と超過単価まで含めて、同じ件数の月で合計額を出して初めて並びます。

もう一つ忘れやすいのが、基準が出荷件数だという点です。
分納の多い運用では、受注件数で数えた月次よりも出荷件数のほうが膨らみます。
受注件数だけを当てはめて見積もると、無料枠を超える量を少なく見積もることになります。

GoQSystem:受注件数無制限プラン

三つめは、そもそも件数で区切らない設計です。
GoQSystemは、フリープランに月間受注件数100件という上限がある一方、有料プランはいずれも受注件数を無制限としています4。
超過という概念が生じないため、繁忙期に件数が跳ね上がっても、その月の請求が件数によって動くことはありません。

この設計で判断材料になるのは、件数ではなく基本料金の水準と、プランに含まれる機能の範囲です。
件数が読めないことへの不安はなくなりますが、件数が少ない月も同じ金額を払うことになります。
受注が一定の規模で安定している、あるいは今後の伸びが読みにくいという事業ほど、件数と費用が連動しないことの価値が大きくなります。

ここまでで、件数上限という条件の中身は三通りに整理できました。
受注件数を基準に上限額付きで従量課金する設計、出荷件数を基準に単価が下がっていく従量課金の設計、そして件数で区切らない設計です。
残るのは、自社の件数をどう数え、この三つのどれに当てはめるかという問題です。

件数の条件は、基準・超過時の扱い・単価と上限額の順に読む
件数条件を確認する三つの手順を縦に並べた図
平均だけで決めず、平常月と山の月の両方を当てはめる
平均だけで決めず、平常月と山の月の両方を当てはめる

自社の月間注文数をどう把握すればよいか

平常月ではなく、年間の山を含めて数える

各社の料金表が「月間」の件数を単位にしている以上、自社の数字も月単位で出す必要があります。
ここで落とし穴になるのが、直近の二、三か月だけを見て平均を取ってしまうことです。
セール期、年末、新生活の時期など、業態ごとの山を外した数字でプランを選ぶと、その山の月にだけ想定外の超過額が出ます。

上限型の料金設計では、この山をどう扱うかが判断の分かれ目になります。
山の月に合わせて上位プランを選べば、平常月は使いきれない枠に対して高い基本料金を払うことになります。
平常月に合わせれば、山の月に超過分が乗ります。
どちらを選ぶかを決めるのに要るのは、平均値ではなく、最も多かった月と最も少なかった月の実数です。

助ネコのように超過額に上限が置かれている設計なら、山の月の支払いがいくらで止まるかが先に分かるため、平常月に合わせたプランを選んだうえで山の月を受け止めるという考え方が取れます。
上限額の記載を確認できない設計であれば、山の月の件数をそのまま単価に掛けた金額を、起こりうる支払いとして見ておくことになります。

販路ごとに散らばった数字を一つの月次にまとめる

数えるときにもう一つ手間になるのが、件数がモールや自社サイトの管理画面に分かれて入っていることです。
それぞれの注文一覧から件数を出せても、同じ定義で数えられているとは限りません。
キャンセルされた注文が含まれるか、テスト注文が混ざっていないか、集計の基準日が注文日なのか確定日なのかで、同じ月の数字が数十件単位で変わることがあります。

当てはめに使うなら、受注件数と出荷件数を分けて、月ごとに一枚の表にしておくのが実務的です。
受注件数の列があれば助ネコやGoQSystemの条件に、出荷件数の列があればLOGILESSの条件に、そのまま当てはめられます。
二つの数字の開き方そのものが、自社の分納やまとめ出荷の多さを示す材料にもなります。

この集計は、既存の仕組みから件数を出せることが前提です。
販路が多く、月次の件数をすぐに出せない状態であれば、まずは直近の数か月と、前年の最も忙しかった月だけでも押さえておくと、料金表を読む足場ができます。

販路別の数字を、同じ条件の月次集計へそろえる
販路別の数字を、同じ条件の月次集計へそろえる

受注規模別に見るプラン選びの比較(件数上限型と無制限型)

三つの設計を同じ軸で並べる

ここまで個別に見てきた条件を、基準・枠・超過時の扱いという同じ軸で並べると、比べるべき箇所がはっきりします。

表で目を引くのは、基本料金の差です。
ただしこの差は、そのまま割高・割安の差ではありません。
助ネコはネットショップ向けのクラウド型一元管理システム、LOGILESSはOMS・WMS一体型のEC自動出荷システムとして提供されており、含まれる業務の範囲が違います。
出荷作業まで一体で扱う仕組みと、受注管理を中心に据えた仕組みでは、そもそも比べている中身が同じではありません。
件数条件だけを横に並べて安い側を選ぶと、必要な業務が別のシステムに残ります。

料金の水準そのものについては、受注管理システムの月額費用は3,000円〜20,000円前後を目安としつつ「月間の出荷件数や使える機能によって大きく変わります」と説明されています1(2025年12月時点)。
この幅の広さ自体が、件数と機能の二つで金額が動くことを表しています。
相場の真ん中を自社の予算感にするより、自社の件数を各社の条件に当てはめた実額を並べるほうが、判断の材料になります。

料金の件数が同じでも、含まれる仕事の範囲は同じとは限らない
料金の件数が同じでも、含まれる仕事の範囲は同じとは限らない

件数が読める事業と読めない事業で、向く設計が変わる

件数課金制と定額制の比較については、月間数千件を超えると定額制のほうが結果的に安くなるケースがあるとも説明されています1。
これは目安として理解しておくべきもので、そのまま自社に当てはまるとは限りません。
助ネコのように超過額に上限が置かれている設計では、件数が増えても追加分が頭打ちになるため、件数が多いほど従量型が不利とは言い切れないからです。
結局のところ、自社の月別件数を各社の条件に入れて合計額を出す以外に、確かめる方法はありません。

そのうえで、設計の向き不向きはこう整理できます。
件数が月300件前後で安定していて、当面その規模が続く見込みなら、基本料金の低い件数上限型は支払いを小さく抑えられます。
件数が月によって倍近く振れるなら、超過額の上限が置かれた設計か、件数と費用が連動しない無制限型のほうが、毎月の予算が立てやすくなります。
出荷まで含めて一体で運用したい、かつ件数が数千件規模へ伸びていく見通しなら、単価が下がっていく逓減型の条件を細かく確かめる価値があります。

どの規模にどの設計が正解という順位はありません。
同じ月間1,000件でも、分納が多い事業では出荷件数基準の料金が膨らみますし、件数が読めない事業では上限額の有無のほうが単価より重く効きます。
自社の件数の振れ幅と、受注と出荷のずれ方。
この二つが分かっていれば、料金表のどの数字を見るべきかは自然に決まります。

プラン 件数の基準 枠と基本料金 超えた分の扱い
助ネコ ベーシック版(月契約) 受注件数 想定300件前後/月額2,100円(税別) 101件目以降20円/件・最大18,000円(税別)
助ネコ Plus版(月契約) 受注件数 想定1,700件前後/月額21,000円(税別) 301件目以降15円/件・最大40,000円(税別)
LOGILESS ライト 出荷件数 無料出荷300件/月額20,000円(税抜) 301〜5,000件は1件25円、件数が増えるほど単価が下がる
LOGILESS スタンダード 出荷件数 無料出荷500件/月額25,000円(税抜) 無料枠超過分に出荷単価がかかる
GoQSystem 有料プラン 受注件数 受注件数は無制限 件数超過による追加料金は生じない
GoQSystem フリープラン 受注件数 月間100件 ―

将来の受注増加を見込んで選ぶときの注意点

超過額に上限があるかどうかで、予算の読みやすさが変わる

今の件数でプランを決めても、受注が伸びればその前提は崩れます。
契約前に見ておきたいのは、件数が想定を超えたときに支払いがどこまで伸びうるかという最悪値です。

助ネコの月契約では、超過料金にベーシック版で最大18,000円(税別)、Plus版で最大40,000円(税別)という上限額が設定されています2。
この一行があるおかげで、件数が想定の何倍になっても、その月の追加分がいくらで止まるかが事前に分かります。
一方、超過額に上限の記載がない設計では、件数が伸びた分だけ従量分が積み上がります。
単価が段階的に下がる設計であっても、下がるのは1件あたりの単価であって、総額は件数とともに増えていきます。

予算を稟議に通す立場であれば、この違いは説明のしやすさに直結します。
上限額のある設計なら「最大でも月額+上限額」と書けますが、上限のない設計では想定件数を置いた試算を示すことになり、その想定が外れたときの説明が必要になります。

超過額の上限の有無で、支払いの見通しの立て方が変わる
超過額の上限の有無で、支払いの見通しの立て方が変わる

契約形態とプラン変更を前提に条件を見ておく

もう一つ、同じサービスでも条件が一通りとは限りません。
助ネコは月契約と年契約でプラン体系が分かれています2。
本記事で示した件数と金額は月契約の条件ですから、年契約を検討するなら、同じ件数の条件がそのまま当てはまるとは考えずに、該当する料金表の記載で確かめる必要があります。

伸びを見込む場合の当てはめ方としては、今の件数だけでなく、一年後に見込む件数でも同じ計算をしてみることです。
超過分の合計額が上位プランの基本料金に近づいてくる水準が、プランを上げるかどうかを考え始める目安になります。
ただし前にも触れたとおり、プランの違いは想定件数だけとは限りません。
金額の当てはめで乗り換えの時期に見当をつけ、そのプランで使える範囲が自社の運用に足りるかは、料金表の記載内容と合わせて判断することになります。

プラン変更そのものの手続き、適用される月、最低利用期間といった条件は、件数の条件とは別に定められていることが多く、料金表の件数欄だけでは読み取れません。
件数が伸びる前提で選ぶなら、上限に達したあとにどう移れるかまでを、契約前の確認事項として持っておくと、繁忙期に慌てずに済みます。

件数の条件をどう読むかが分かれば、あとは自社の数字を当てはめるだけです。
そのために手元でそろえておきたい数字を整理しておきます。

受注増加を見込むなら、金額の試算と契約条件を一緒に確認する
受注増加を見込むなら、金額の試算と契約条件を一緒に確認する

件数の条件をどう読むかが分かっても、自社の注文が受注件数と出荷件数のどちらに近いのか、分納やまとめ出荷をどう数えるのかは、社内の運用を見ないと決められません。

月別の件数をお持ちいただければ、受注と出荷のどちらを基準にした料金表で見るべきか、繁忙期の月にどの程度の超過が見込まれるかを、一緒に整理できます。無料相談で要件を整理する

自社の件数を料金表に当てはめる前にそろえておく数字

各社の料金表が月間の件数を単位にしていることに合わせ、月別に出せる数字から順に並べています。

  • 直近12か月の月別の受注件数(注文の数)
  • 同じ期間の月別の出荷件数(発送した荷物の数)
  • 年間で最も件数が多かった月と、その月の件数
  • 分納やまとめ出荷が起きた割合(受注と出荷がずれる度合い)
  • モール・自社サイトなど販路ごとの内訳と、集計の基準(キャンセル分を含むか)

受注件数を基準にした料金表を見るか、出荷件数を基準にした料金表を見るかで、最初に必要になる数字が入れ替わります。

要点の整理

軸 基準
件数の単位 受注件数か出荷件数か。分納の多い運用ほど両者の差が開く
超過時の扱い 従量課金が乗るか、件数で区切らない定額か
支払いの最大値 超過額に上限額の記載があるか(助ネコは18,000円・40,000円/税別)
当てはめる自社の数字 平均ではなく、月別の実数と年間で最も多かった月
比較の前提 基本料金に含まれる業務範囲と、税別・税抜の表記をそろえる
契約形態 月契約と年契約でプラン体系が分かれる場合がある

料金の当てはめまで済んでも、そのプランで使える範囲が自社の受注業務に足りるかどうかは、件数の条件とは別に確かめる必要があります。 現在の受注の流れと件数の振れ幅を伺えば、件数上限型と無制限型のどちらが運用に合うか、プランを上げる目安がどのあたりに来るかを具体的に検討できます。

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よくある質問

受注件数と出荷件数のどちらを基準にするかで、料金の比較の仕方は変わりますか

変わります。
助ネコは受注件数2、LOGILESSは出荷件数3を基準にしているため、自社の一つの数字を両方に当てはめると、どちらかの見積もりが実態からずれます。
分納やまとめ出荷がある運用では同じ月でも二つの数字が一致しないので、月別に受注件数と出荷件数を分けて集計し、それぞれの料金表には対応する数字を入れて合計額を出してください。

月契約と年契約で、件数の条件や従量課金の単価は変わりますか

サービスによって異なります。
助ネコは月契約と年契約でプラン体系が分かれているため2、本記事で示した300件・1,700件という想定件数や、20円/件・15円/件といった追加料金は月契約の条件として読む必要があります。
年契約を検討する場合は、同じ件数条件が適用されるかを該当する料金表で別途確認することになります。

無制限のプランへ移る場合、期の途中でプランを変更したときの扱いはどうなりますか

プラン変更の手続きや、変更が適用される月、最低利用期間の有無は、件数の条件とは別に定められていることが多く、料金表の件数欄からは読み取れません。
件数が伸びる前提で選ぶなら、契約前に変更時の扱いを確認しておくと、上限に達してから慌てずに済みます。
件数の条件だけを見て「後から上げればよい」と考えると、移行のタイミングで想定外の費用や期間の制約に行き当たることがあります。

繁忙期だけ受注が急増します。月ごとにプランを変更するのが得策でしょうか

変更の可否や頻度は各社の契約条件次第なので一律には言えませんが、繁忙期対策としてはプラン変更以外の道もあります。
助ネコのように超過料金に上限額が設定されている設計では2、平常月に合わせたプランのままでも、繁忙期の追加分が一定額で頭打ちになります。
GoQSystemの有料プランのように受注件数が無制限であれば4、件数の増減が請求額に反映されません。
山の月の件数を各社の条件に当てはめ、プランを動かさずに受け止めたときの金額を先に出してから比べると判断しやすくなります。

件数の上限に達すると、受注が取り込めなくなるのでしょうか

確認した範囲では、件数は主に料金の切り替え点として使われています。
助ネコは超過分に1件あたりの追加料金がかかり2、LOGILESSは無料出荷件数を超えた分に出荷単価がかかります3。
GoQSystemはフリープランに月間受注件数100件という上限があり、有料プランは無制限です4。
ただし、上限に達したときに処理そのものが制限されるかどうかは料金表の記載から判断できる範囲を超えるため、無料枠や下位プランを使う場合は個別に確認が必要です。

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「EC-Rider B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

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  1. 1 出典:GoQSystem(株式会社GoQSystem、記事作成者itcube)「受注管理システムの料金相場はどれくらい?費用の目安と比較ポイントをわかりやすく解説」(2025年12月公開/2026年6月更新)
  2. 2 出典:株式会社アクアリーフ「料金表(助ネコEC管理システム公式サイト)」(2026年時点で確認)
  3. 3 出典:株式会社ロジレス「EC事業者さまのご利用料金(LOGILESS公式サイト)」(2026年時点で確認)
  4. 4 出典:株式会社GoQSystem「料金プラン(GoQSystem公式サイト)」(2026年時点で確認)

◆この記事について

独自調査以外の一次情報は、省庁・公的機関を中心とした信頼性の高い情報源から引用し、出典を明記しています。
年次更新される統計については、引用元の最新版を確認したうえで掲載しています。

※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

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