◆監修・編集責任者
B2B EC-COLUMN
この記事のポイント
- WEB受発注の費用は初期費用・月額費用・追加費用の3区分に分かれ、公開料金の一例では初期費用80,000円、月額9,800円からと示されています。
- 月額費用を動かすのは利用ID数・取引先数・商品点数、課金の方式、連携範囲の3系統で、上限を超えると上位プランへ移ります。
- 初期費用80,000円・月額9,800円で60か月を試算すると総額は668,000円になり、年数を決めて並べると判断が変わります。
- 国の補助制度では通常枠の補助率が1/2以内、補助額は5万円以上450万円以下、クラウド利用料は最大2年分が対象です。
目次

WEB受発注とは
WEB受発注とは、電話・FAX・メールで受け取っていた注文を、発注側がブラウザの画面から直接入力し、受注側がそのデータをそのまま取り込む仕組みです。紙の注文書を人が読み替える工程が消えるため、転記の手間と読み違いが減ります。費用は提供形態と取引規模で動き、初期費用と月額費用に分けて示されるのが通例です。公開されている料金表の一例では、初期費用が80,000円、月額費用が9,800円からと示されています5。
対象になる業務は、注文を受け取る場面だけではありません。受注データの登録、在庫の引き当て、出荷指示、請求データの作成という4つの工程が画面の上でつながります。取引先ごとの単価や掛率を先に登録しておけば、価格の適用も自動で決まるでしょう。見積もりの金額は、この4工程のうちどこまでを対象にするかで動きます。
電話・FAX・メールによる受注との違いは、注文の入り口が人の耳と目から画面へ移る点です。電話は聞き取りの正確さが担当者の熟練に左右され、FAXは手書き文字の読み取りが要ります。メールは文面の形式が取引先ごとに異なり、そのつど内容を読み解く手間がかかります。WEB受発注では入力の時点で商品コードと数量が確定し、受注側の転記そのものがなくなります。
BtoB ECサイトとの位置づけの違いは、想定する相手にあります。BtoB ECサイトは新規の買い手にも商品を見せ、カタログとしての役割を担います。WEB受発注は既存の取引先との継続的なやり取りを対象にし、取引先ごとに見せる商品と価格を切り替えます。1つの製品で両方をまかなう例もあり、機能の重なり方が料金プランの選び方に影響します。
市場の広がりも押さえておきたい点でしょう。経済産業省の電子商取引に関する市場調査(令和6年度)では、2024年の企業間電子商取引の市場規模が514.4兆円、EC化率が43.4%と示されました1。同じ調査系列の2023年の値は465.2兆円・40.0%であり、金額と比率がそろって上がりました。ここでいうEC化率は、すべての商取引の金額に占める電子商取引の金額の割合を指します。
システムの置き場所も費用に関わってきます。総務省の情報通信白書(令和7年版)が扱う企業向けの調査では、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合が2023年時点で77.7%でした2。この数値は先の市場調査とは対象も設問も違うため、単純に並べて比べることはできません。自社でサーバーを抱えない前提が広がり、月々の利用料を払う形が受発注の分野にも及んでいます。
導入を軽く見ると、費用があとから跳ね返ります。取引先ごとの単価設定、在庫の引き当て条件、出荷の締め時間という3点を詰めないまま公開すると、誤った価格での受注や欠品が起こります。是正には、データの直し、取引先への連絡、伝票の再発行という3つの作業が同時に発生するでしょう。稼働後の手直しは追加費用として請求される項目にあたるため、設計の段階で詰めるほど総額を抑えられます。
見積もりを依頼する前に固める5項目(順位根拠:着手の順序と前の項目への依存関係)
- 1営業日あたりの受注件数、取引先数、商品点数の3つを数えます。この数字が上限プランの選択をそのまま決めます。
- 受注の入り口が電話・FAX・メールのどれで何割ずつかを数えます。切り替えの順序と初期の導入支援の範囲がここで定まります。
- 初日から使う機能を、受注入力・在庫確認・出荷指示・請求の4つから選びます。使わない機能に月額費用を払わずに済みます。
- 基幹システムや会計システムとの連携の対象項目を書き出します。項目数が初期費用と月額の保守サポートの双方に効きます。
- 初期費用・月額費用・追加費用の3区分で36か月と60か月の総額を出します。公開料金の一例では、初期費用80,000円・月額9,800円で60か月の総額が668,000円です。
WEB受発注の費用の内訳
費用は初期費用、月額費用、追加費用の3つに分けて読むと比べられます。初期費用には初期設定、データ移行、導入支援が入ります。月額費用は基本利用料、保守サポート、サーバー費用で構成されます。追加費用はシステム連携、カスタマイズ、追加IDが代表格です。見積書の項目名は提供元ごとに違うため、この3区分に並べ替えてから金額を突き合わせてください。
初期費用は、稼働までに1回だけ発生する費目です。初期設定では、取引先の登録条件、商品コードの体系、単価の適用ルールという3点を決めます。データ移行では、既存の商品情報と取引先情報を新しい画面へ移し、コードの重複や欠落を潰します。導入支援は操作の説明と稼働までの伴走にあたる費目で、対象人数と回数で金額が変わります。公開されている料金表の一例では、初期費用が80,000円と示されています5。
月額費用は、使い続けるかぎり毎月出ていく費目です。基本利用料はプランごとに定まり、公開されている料金表の一例では9,800円からと示されています5。保守サポートには、障害時の対応、問い合わせ窓口、機能更新の提供という3つが含まれます。サーバー費用は画面とデータを置く環境の利用料で、クラウド型では基本利用料に含めて提示されるのが通例です。
見落としやすいのは追加費用です。システム連携は基幹システムや会計システムとの受け渡しを作り込む費目で、対象の項目数と方式で金額が動きます。カスタマイズは標準機能にない画面や帳票を足す費目にあたります。追加IDは、プランの上限を超えた利用者や取引先が増えたときに加算されます。この3つは初回の見積書に載らないことがあり、稼働後に初めて表に出ます。
公開されている料金は、契約したあとに変わることがあります。受発注サービスの提供元が料金改定のお知らせを公表した例があり、改定の対象と適用の時期が示されています6。改定そのものは避けられないため、通知の方法と据え置き期間を契約書で確かめてください。長く使うほど、この条件が総額に効いてきます。
3区分に並べ替えると、比較の軸がそろいます。ある提示が初期費用に導入支援を含み、別の提示が月額費用へ寄せている場合、月額だけを見比べると判断を誤るでしょう。並べ替えたうえで、初期費用の合計、月額費用の合計、追加費用の発生条件という3点を書き出してください。金額そのものの差ではなく、費目の置き場所の差が見えてきます。
自社の商流に合わせた要件整理を進めたい場合は、無料相談で要件を整理するのが近道です。
月額費用が変わる主な要素
月額費用を動かす要素は3系統に整理できます。第一に利用ID数・取引先数・商品点数という量の要素、第二に定額課金と従量課金という課金の方式、第三に基幹システムや会計システムとの連携範囲です。量が増えれば上位プランへ移り、連携の対象が増えれば保守の範囲も広がります。自社の数字を先に押さえておくと、提示された月額が妥当かどうかを判断できます。
利用ID数は、受注側の担当者と発注側の取引先担当者の双方を数えます。取引先数は請求先の単位で数える場合と納品先の単位で数える場合があり、定義がずれると見積もりも外れます。商品点数は、色やサイズの違いを別の点数として数えるかどうかで合計が変わるでしょう。公開されている料金表では、この3つの上限によってプランが段階に分かれています5。
定額課金は、上限の範囲内であれば使用量が増えても月額が動かない方式です。予算は立てやすい半面、量が上限に届かない月も同じ金額を払います。従量課金は受注件数やデータ量に応じて金額が動く方式で、繁忙期と閑散期の差が大きい事業では総額が読みにくくなります。どちらを選ぶかは、月ごとの受注件数の振れ幅を12か月分並べてから決めるのが実務的でしょう。
連携の範囲は、提示された月額のうち差が出やすい部分です。受注データを基幹システムへ渡すだけなら対象の項目数は限られますが、在庫、単価、請求までを双方向でつなぐと項目が増えます。連携は作って終わりではなく、接続先の改修に合わせた手直しが続きます。そのため初期費用だけでなく、月額の保守サポートにも上乗せされる場合があります。
連携の設計を誤ると、費用は見積書の外側で膨らみます。商品コードの体系が基幹システムと合っていないと、受注のたびに人手で読み替える作業が残るでしょう。在庫の引き当て条件がずれれば、欠品と過剰在庫が同時に起こります。この手直しは追加費用として請求される項目にあたり、稼働後に持ち越すほど関わる部署が増えます。
提示された月額を読むときは、量・方式・連携という3つの軸で分解してください。同じ月額でも、上限に余裕があるプランと上限すれすれのプランでは、2年目以降の金額が違ってきます。取引先を増やす計画があるなら、増えたあとの月額も同時に出してもらうべきでしょう。将来の金額まで並べて、はじめて相場との比較が成り立ちます。

提供形態ごとの費用構造の違い
提供形態はクラウド型、パッケージ導入型、個別開発の3つに大別でき、初期費用、月額費用、拡張の自由度という3点で違いが出ます。クラウド型は初期費用が初期設定と初期研修に限られ、月額費用が定額の基本利用料になります。パッケージ導入型はライセンスと構築が初期費用に乗り、月額費用は保守サポートが中心です。個別開発は要件定義と開発が初期費用にあたり、月額費用はサーバー費用と保守で構成されます。
クラウド型は、提供元が用意した環境をプラン単位で借りる形です。初期費用が抑えられ、公開されている料金表の一例では初期費用が80,000円、月額費用が9,800円からと示されています5。標準機能の範囲で運用する前提のため、独自の帳票や承認の流れを求めると追加費用が乗ります。拡張の自由度はプランの範囲内にとどまり、上限を超えると上位プランへ移ることになるでしょう。
パッケージ導入型は、製品のライセンスを取得し、自社の要件に合わせて構築する形です。初期費用にライセンスと構築が同時に乗るため、クラウド型より初期の金額が上がります。月額費用は保守サポートが中心で、機能更新の提供と障害時の対応が含まれます。追加開発で対応できる幅は広い半面、改修のたびに費用と期間が発生します。
個別開発は、自社の業務に合わせて設計から作る形です。要件定義と開発が初期費用にあたり、対象にした業務の範囲がそのまま金額へ反映されます。月額費用はサーバー費用と保守で構成され、利用者が増えても定額に近い形を保てます。要件どおりに作れる代わりに、法令や取引先の要求が変わるたびに改修の費用が要ります。
費用の見え方が形ごとに違う点にも注意してください。クラウド型は月額が主となって総額を読みやすく、個別開発は初期が主となって後年の月額が軽くなります。パッケージ導入型はその中間にあたり、ライセンスの更新時期に金額が動きます。3年、5年という区切りで並べると、初期の金額だけでは見えない差が表に出るでしょう。
3つの形の選択は、取引先の数と業務の特殊性で決まります。標準的な受発注であればクラウド型で足り、業界固有の商習慣が多いほど作り込みの比重が上がります。内製で個別開発を進める場合、要件定義、データ設計、システム連携、セキュリティ、運用保守という5領域の知識が要ります。外部に委ねれば、これらの領域を抱え込まずに済み、稼働後の手直しの費用も契約の範囲で読めるでしょう。
| 提供形態 | 初期費用 | 月額費用 | 拡張の自由度 |
|---|---|---|---|
| クラウド型 | 初期設定と初期研修 | 定額の基本利用料 | プランの範囲内 |
| パッケージ導入型 | ライセンスと構築 | 保守サポート | 追加開発で対応 |
| 個別開発 | 要件定義と開発 | サーバー費用と保守 | 要件どおり |
初期費用と月額費用を合わせた総コストの考え方
総コストは、初期費用に月額費用の累計を足して比べます。公開されている料金表の一例にならい、初期費用80,000円、月額費用9,800円で5年すなわち60か月を試算すると、月額の累計は588,000円、総額は668,000円です5。月額だけを見比べると、初期費用の差や上位プランへの移行が抜け落ちます。年数を先に決めて並べることで、比較の土俵がそろいます。
積み上がり方は年ごとに違います。初期導入にあたる1年目は、初期費用と月額費用が重なるため支出が集中します。安定運用に入る2年目から3年目は、月額費用と運用工数が毎月続きます。更新の検討にあたる4年目以降は、プランの見直しと料金改定の確認が加わるでしょう。36か月と60か月の2通りで試算しておくと、契約期間の違いによる差が見えます。
金額の比較には、運用工数も入れてください。取引先の追加登録、商品情報の更新、問い合わせ対応という3つの作業は、システムを入れても残ります。この作業を誰が何時間受け持つかを決めないまま導入すると、月額費用が下がっても人件費は動きません。見積書の金額と社内の作業時間を同じ表へ並べると、比較の抜けが減ります。
受注側と発注側で負担が違う点も押さえておきましょう。費用の負担者は契約で決まり、受注側がまとめて負担する形と、取引先ごとに分担する形があります。発注側に負担を求めると、取引先の同意を得る手間が加わり、稼働までの期間が延びます。誰がどの費目を持つかを、見積もりの段階で文書に残してください。
総額の試算は、料金が動かない前提で作ると外れます。受発注サービスの提供元が料金改定のお知らせを公表した例があり、公開料金は見直されうるものだと分かります6。試算した総額に対し、月額費用が1割上がった場合の金額も並べておくと備えになります。契約書の改定条項と通知の時期を確かめておけば、稟議の場でも説明できるでしょう。
総額で比べると、判断の順序が変わります。初期費用が高くても月額費用が軽い形は、60か月で見れば有利になる場合があります。逆に短い期間で見直す前提なら、初期費用を抑えた形が合うでしょう。何年使うつもりかを先に決めることが、費用比較の出発点にあたります。
月額費用を抑えるための選択肢
月額費用を抑える道筋は4つあります。業務量の棚卸しで自社の数字を確定し、機能の絞り込みで初日から使う範囲を決め、段階的な拡張で対象の取引先を増やし、補助制度の確認で対象になる費目を調べます。国の補助制度では、通常枠の補助率が1/2以内、補助額が5万円以上450万円以下、クラウド利用料の補助対象が最大2年分と示されています3。
機能の絞り込みは、使わない機能に月額費用を払わないための手順です。受注入力、在庫確認、出荷指示、請求という4つの機能のうち、初日から要るものだけを選びます。承認の流れや分析の画面は、運用が回り始めてからでも足せるでしょう。上位プランでしか使えない機能が本当に初日から要るのかを、業務の手順に照らして確かめてください。
段階的な拡張は、取引先を一度に載せない進め方です。受注件数の多い取引先から先に切り替え、運用が安定してから対象を広げます。デジタル化の取り組み自体は広がっており、DXに取り組む企業の割合は7割を超えています4。それでも一斉の切り替えは問い合わせが集中しやすく、導入支援の費用が膨らむ原因になります。
補助制度の確認では、対象になる費目を公募要領で読み込みます。中小企業向けの補助制度では、ソフトウェアの利用料に加えて導入に伴う費用が対象に含まれ、通常枠の補助率は1/2以内、補助額は5万円以上450万円以下と示されています3。クラウド利用料は最大2年分が対象で、月額費用の負担を初期に限って軽くできます。制度の名称と要件は年度ごとに変わるため、申請の前に公式サイトで最新の公募要領を確かめてください。
補助制度には手順の縛りがあります。交付の決定より前に契約や支払いを済ませると対象外になり、登録された事業者と登録された製品の組み合わせでしか申請できません。申請から交付までに期間があるため、稼働の希望日から逆算した計画が要ります。補助を前提に予算を組む場合は、採択されなかったときの資金計画も同時に用意しておきましょう。
抑えすぎにも副作用があります。保守サポートを外して月額費用を下げると、障害時の復旧が自社の作業になります。受注が止まる時間は、そのまま出荷の遅れと取引先への連絡作業へ変わるでしょう。削る費目は、止まったときに誰が動くのかを決めてから選んでください。
見積もりを取る前に確認したいこと
見積もりの精度は、依頼する側の準備で決まります。取引条件と業務量を棚卸しし、料金の質問項目を用意し、保守と解約の条件を確かめるという3段階で臨んでください。数字が固まっていない状態で依頼すると、提示された月額費用が自社に当てはまるかどうかを判断できません。準備の有無が、比較にかかる期間と稟議の通りやすさを左右します。
最初に自社の数字を紙に落とします。1営業日あたりの受注件数、取引先数、商品点数、注文の締め時間、繁忙期と閑散期の差という5項目が土台です。受注の入り口が電話、FAX、メールのどれで何割ずつかも数えておくと、切り替えの順序を決められます。この5項目がそろっていれば、提供元も上限に余裕を見たプランを提示できるでしょう。
料金については、確認する問いをあらかじめ決めておきます。初期費用に含まれる作業の範囲、月額費用の上限と超過時の加算額、追加IDの単価、連携1件あたりの費用、保守サポートの対応時間、料金改定の通知方法、最低契約期間という7項目です。口頭の回答ではなく、見積書か覚書に残る形で受け取ってください。7項目のうち回答が曖昧なものは、稼働後に追加費用として表へ出やすい箇所にあたります。
契約の前には、保守と解約の条件を読み込みます。障害時の連絡先と対応時間、バックアップの範囲、解約時のデータ返却の形式と期限という3点が要点です。解約時に自社のデータをどの形式で受け取れるかが決まっていないと、次の仕組みへ移るときの移行費用が跳ね上がります。最低契約期間と中途解約の扱いも、金額とあわせて確かめてください。
内製で進める判断をする場合、自社で抱える知識の範囲を見ておく必要があります。要件定義、データ設計、システム連携、セキュリティ、運用保守という5領域に加え、受発注の商習慣そのものの理解が要ります。稼働までの期間と工数は取引先数と連携の項目数で変わるため、見積書に人員の内訳と期間を書いてもらってください。内訳のない一式の金額では、追加費用が生じたときの根拠を確かめられません。
外部に委ねる利点は、費用の見通しが契約の範囲で読める点にあります。内製では、担当者の異動や退職がそのまま運用の停止につながり、代わりの人員を探す期間が費用へ上乗せされます。外部の支援を受ければ、障害時の対応と機能更新が保守サポートの範囲に入ります。安く済ませるためではなく、稼働後の手直しの費用を読めるようにするための選択と考えてください。
見積書がそろったら、3区分と年数で並べ替えます。初期費用、月額費用、追加費用の3区分に整理し、36か月と60か月の総額を出したうえで、上限を超えたときの加算額を脇に書きます。金額の低い順ではなく、自社の受注件数と取引先数に当てはめた順で並ぶはずです。この作業まで終えて、はじめて相場と自社の条件を照らし合わせられます。

よくある質問
月額費用のほかに毎年かかる費用はありますか。
連携先のシステム改修に合わせた手直しや、証明書の更新にかかる費目が年単位で発生します。パッケージ導入型では、ライセンスの更新時期に金額が動きます。契約書の保守サポートの範囲を読み、含まれる作業と別途見積もりになる作業を分けて確かめてください。
発注側の取引先にも費用は発生しますか。
費用の負担者は契約で決まり、受注側がまとめて負担する形と、取引先ごとに分担する形があります。取引先へ負担を求める場合は同意を得る手間が加わり、稼働までの期間が延びます。誰がどの費目を持つかを見積もりの段階で文書に残しておくと、後の交渉が短く済みます。
補助金はクラウドの月額費用にも使えますか。
国の補助制度では、クラウド利用料が最大2年分まで補助の対象と示されています3。通常枠の補助率は1/2以内、補助額は5万円以上450万円以下です。ただし制度の要件は年度ごとに変わり、交付の決定より前に契約すると対象外になります。申請の前に公式サイトで最新の公募要領を確かめてください。
途中で解約した場合、支払った初期費用は戻りますか。
初期費用は稼働までの作業に対する費目のため、返還されない扱いが通例です。契約書に最低契約期間と中途解約の条項があるかを先に確かめてください。あわせて、解約時に自社のデータをどの形式で、いつまでに受け取れるかを決めておくと、次の仕組みへ移る費用を抑えられます。
提示された見積もりの金額に差が出るのはなぜですか。
費目の置き場所が違うためです。導入支援を初期費用に含める提示と、月額費用へ寄せる提示では、月額だけを比べると判断を誤ります。初期費用・月額費用・追加費用の3区分に並べ替え、36か月と60か月の総額で突き合わせてください。上限を超えたときの加算額も同じ表に書き加えると差が見えます。
- 1 出典:経済産業省 商務情報政策局 情報経済課「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」(2025) 経路
- 2 出典:総務省「令和7年版 情報通信白書(クラウドサービス)」(2025) 経路
- 3 出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠」(2026) 経路
- 4 出典:独立行政法人情報処理推進機構「DX動向2025」(2025) 経路
- 5 出典:株式会社Dai「Bカート 料金プラン」(2026) 経路
- 6 出典:株式会社インフォマート「『BtoBプラットフォーム 受発注』料金改定のお知らせ」(2024) 経路
画像の出典元
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