過去、「EC-RiderB2B」の外部システム機能について、
「在庫連携編」、「決済編」、「宅配便連携編」、「倉庫管理システム連携編」をご紹介してきました。
今回は、「EC-RiderB2B」をPOSシステムと連携の上、商品在庫の発注システムとして利用している弊社お客様の導入事例を基に“FAX自動送信機能”についてご紹介させていただきます!
その前に…「EC-RiderB2B」でBtoB ECサイトを構築した場合の受注~出荷までの一般的なフローを紹介します。
ユーザの注文商品がメーカーから仕入れている商品であった場合でも、BtoB ECサイトを構築することでサイト運営者だけではなく、メーカー担当者もECサイト上で注文内容を確認することができます(上図③)。
その後の出荷までのフロー(上図④⑤)をECサイト上で完結することができるのもメリットの1つです。
さて、なぜ、ECサイト上で受注~サプライヤー(メーカー)への発注~出荷までのフローが完結できるのに、今更、FAXで発注情報を送信する必要があるのでしょうか?
ある程度の規模の企業では、インターネットに繋がったパソコンで受発注の処理を行っていますが、サプライヤー(メーカー)側がFAX受注しか対応していないといったケースはまだまだ多く残っています。FAX受注しか対応していないサプライヤーの特長として、“プロフェッショナルな職人さん”や、“レアな商品を手掛けている個人事業主さん”が多く、パソコンが苦手なので「FAXでのオーダーであれば、注文を受ける」という取引条件が成り立っています。
仕入れる側としては、売れるレアな商品・より良い商品を仕入れる為なら、効率が悪くなるFAXであっても取引したいと思うのですが、取引先が多くなると手動での対応では効率が悪く、処理しきれません。
また、人間系手作業ではミスが生まれるリスクがあるため、“サプライヤーへのFAX発注を自動化”したいといったご要望を頂くのです。
上記のようなご要望を実現するために“FaximoSilver”というFAXシステムと連携するカスタマイズを行った実績がありますので、ご紹介させていただきます。
【導入事例】
<課題・ご要望>
・発注システムとして利用するので、フロントサイトは利用せず、バックヤードのみ利用する
・商品毎に閾値を管理し、閾値が下回った場合に自動発注としたい
・発注先のメーカーがFAX受注しか受け付けていない為、FAXで発注書を送りたい
考慮しなければならない要望を以下のカスタマイズにより解決しました。
・商品管理項目に閾値の項目を追加
・閾値を下回った場合に自動発注する/しないのフラグを追加
・閾値を下回った場合、“FaximoSilver”と連携してFAXに自動送信(自動発注)
事例では“FaximoSilver”との連携を紹介しましたが、FAXシステム側に連携する口があれば、どんなFAXシステムでもカスタマイズにて連携が可能です!
まずは相談ベースでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。お問い合わせは“こちら”からどうぞ!
次回のBtoB ECコラムでは、様々なFAXシステムの調査・比較結果を紹介させて頂きます。是非ご覧ください。