一口にB2B向けのECサイトと言っても、実際にはいくつかのパターンに分類されます。
今回は、B2B向けECサイトの代表的なパターンについてご紹介していきます。
B2B向けECサイトの構築パターンは、おおむね以下の四つに分類することができます。
B2B向けECサイトの四つのパターン
1.卸サイト
自社で取り扱っている商品を取引先に卸す(販売する)ことを目的として運営されるECサイトです。主にメーカー様や卸業者様により運営されます。
卸サイト
2.B2B通販サイト
自社で取り扱っている商品を、取引先企業の従業員に販売することを目的として運営されるECサイトです。文房具やOAサプライ品のようなオフィス用品、自社製品の社内販売サイトなどがこのタイプにあたるでしょう。
オフィス用文房具通販の最大手、ASKUL様のサイトなどがこのタイプの代表ですね。
B2B通販サイト
3.WEB受発注サイト
自社内、あるいはグループ会社間などで、部品やサプライ品などの受発注を行うことを目的として運営されるECサイトです。利用者が限定されるため、多くの場合、登録者のみを対象とした完全クローズドサイトとして構築されます。
WEB受発注サイト
4.B2Bモール(eマーケットプレイス)
複数の商品供給業者(サプライヤー)が複数の購入者(バイヤー)に向けて商品を販売する、モール形式のECサイトです。販売元:購入者が1対nになるのが特徴です。多くの場合、複数の仕入れ元と販売先を持つ企業が運営事業者となって運営されます。
B2Bモール(eマーケットプレイス)
堀り下げていけばさらに細かく分類することも出来ますが、ざっくり分けると、大体これらのどれかにあてはまります。
サイトを構築する際に求められる機能や設計時に考慮すべきポイントは、1~4のタイプごとにそれぞれ異なります。そのあたりをきちんと考慮した上でサイト構築を進めていくのが、B2B向けECサイトを成功させる秘訣だといえるでしょう。