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BtoB EC商品画像の整備・運用|GS1標準と体制

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • BtoBの商品画像は「売れる写真」ではなく、購買担当者が型番を取り違えないための識別情報として設計します。
  • GS1が定める国際標準には、解像度・背景色・面の番号体系・ファイル命名まで具体的な仕様値があります。
  • 整備を続けるには、調達経路の切り分けと、新商品・改版・終売に連動した更新体制の両方が必要です。
商品画像を適切に整備・運用されている倉庫のイメージ
▽ 写真の出典元

BtoB ECの商品画像整備とは、型番を取り違えないための識別情報

BtoB ECの商品画像整備とは、商品を識別するコード(GTIN・自社型番)と画像ファイルを1対1で紐づける運用業務です。撮影・加工・命名・登録・更新のルールを定め、継続的に維持していきます。GS1が定める国際標準*1に沿って仕様を決めることで、担当者が変わっても同じ判断基準で画像を揃えられます。

図
商品画像の整備は棚卸から運用までの5ステップで進める

BtoCの「売れる写真」とBtoBの「間違えない写真」は目的が違う

BtoCの商品画像は購買意欲を高める演出の要素が強く、雰囲気を伝えるスタイル撮影も評価されます。一方でBtoBの商品画像は、購買担当者が型番を取り違えずに発注できるようにするための識別情報として設計する必要があります。

数千点から数万点のSKU(在庫管理単位。商品を識別する最小の管理単位)を扱う卸売業・製造業のECでは、演出よりも「同じ型番の画像が常に同じ商品を指しているか」が優先されます。この前提を社内で共有しないまま撮影を始めると、後工程で仕様の作り直しが発生しやすくなります。

整備が滞ると、電話問い合わせとサイト内検索の離脱が増える

商品画像が欠落または不統一のまま公開を続けると、いくつかの問題が連鎖します。まず、似た型番の商品を画像だけで区別できず、発注担当者が型番を取り違える恐れがあります。

次に、画像がない商品はサイト内検索やカテゴリ一覧で見つけにくくなり、電話やメールでの問い合わせに戻ってしまいます。ECサイトを構築した目的の一つが問い合わせ対応の削減であるなら、画像の欠落はその効果を打ち消す要因になり得ます。

なぜいま商品画像の整備が急務なのか

商品画像の整備を後回しにできない背景には、市場側の変化と標準側の更新という2つの動きがあります。前者は取引量そのものの拡大、後者は仕様の拠り所となる国際標準の改訂です。

BtoB-EC市場は514.4兆円、EC化率43.1%まで拡大した

経済産業省の令和6年度電子商取引に関する市場調査によれば、2024年の国内BtoB-EC市場規模は514.4兆円でした*2。EC化率は「その他」を除いた区分で43.1%となり、前年から3.1ポイント増加しています*2。この調査は電子商取引の黎明期にあたる平成10年度から継続して実施されている市場調査です*2

取引量が拡大するほど、扱うSKU数も比例して増えます。数百点規模であれば個別対応でしのげた画像の欠落・不統一が、数千点・数万点の規模になると運用の仕組みなしでは維持できなくなります。

商品画像の仕様が国際標準として明文化されている

GS1(世界共通の商品識別コード・データ標準を策定する国際的な非営利団体)は、商品画像の仕様を定めています*1。名称はGS1 Product Image Standardです*1。2026年7月にはRelease 5.0が批准され、解像度・背景・面の番号体系・ファイル命名まで具体的な数値で定められています*1

この標準に沿って仕様を決めれば、社内の判断だけに頼らず、外部の拠り所を根拠に運用ルールを説明できます。次のH2から、この標準の具体値を順に見ていきます。

画像も「表示」であるという考え方は踏まえておく

景品表示法5条1号は、商品の内容について実際のものより著しく優良であると一般消費者に示す表示を不当表示として規制しています*3。5条2号は、取引条件について実際のものより著しく有利であると一般消費者に誤認される表示を規制対象としています*3。消費者庁の解説には、画像・写真による表示を名指しした規定は見当たりません*3。ただし、実際のものと相違した表示を避けるという考え方は、画像にも当てはまると捉えておくのが実務上無難です。

自社のSKU数と改版頻度に対してどこから着手すべきか迷う場合は、無料相談で要件を整理することで、優先順位をつけやすくなります。

商品画像の要件を決める ― GS1標準に沿った具体値

仕入のイメージ
▽ 写真の出典元

GS1標準とは、商品画像の撮影・保存・共有に関する要件を、寸法・色・命名の単位で定めた国際的な仕様です*1。ここでは、自社の仕様書を作る際に最初に確認すべき項目を、標準の記載に沿って整理します。

商品画像の仕様を決めるときに確認する5項目/順位根拠:決定の依存関係

  1. 画像種別と用途:Primary画像(Web用)、高解像度画像、360°/3D画像のどれを整備対象にするかを先に決めます*1
  2. 解像度とファイル形式:保存はLZW圧縮TIFF、共有はJPEG・PNGという使い分けが標準の推奨です*1
  3. 背景処理:白(RGB 255,255,255)または透過のどちらを基本にするかを決めます*1
  4. 面(View)の番号体系:前・左・上・背・右・下をどの型番でどこまで撮るかを決めます*1
  5. 承認と更新のトリガー:誰が公開可否を判断し、いつ差し替えるかを決めます。

画像種別と解像度 ― Primary画像は900×900px〜2400×2400px

GS1標準§3.1では、Primary画像(Web用)の解像度を900×900px〜2400×2400pxと定めています*1。保存形式はLZW圧縮TIFF、共有用はJPEG・PNGです*1。高解像度画像はさらに広く、2401×2401px〜4800×4800pxが範囲です*1

画像種別 サイズ フォーマット
Primary画像(Web用) 900×900px〜2400×2400px 保存:LZW圧縮TIFF/共有:JPEG・PNG
Primary画像(高解像度) 2401×2401px〜4800×4800px LZW圧縮TIFF
360°/3D画像 400×400px以上(最小24枚・上限360枚) 保存・共有ともJPEG・PNG

背景とクリッピングパス ― 白背景は「推奨」、透過時は任意

標準は「背景は白(RGB 255,255,255)または透過であるべき」としています*1。クリッピングパス(背景を切り抜くための輪郭線データ)は推奨(recommended)という位置づけです*1。透過背景で保存する場合はクリッピングパスを任意(optional)としており、白背景の必須(must)指定ではない点は区別しておく必要があります*1

あわせて標準は、レイヤー・ガイド・透かしを画像に残さないことも求めています*1。加工ソフトの作業ファイルをそのまま書き出すと、これらの要素が意図せず残るため、書き出し前の確認工程が必要です。

面(View)の番号体系 ― 前・左・上・背・右・下を7つのコードで表す

GS1標準では、撮影方向を「0:該当なし」「1:前」「2:左」「3:上」「7:背」「8:右」「9:下」という数値で表します*1。この番号は次のH2で扱うファイル命名にそのまま使われるため、自社でも同じ体系で運用すると外部の仕入元とも仕様の照合がしやすくなります。

360°・3D画像は最小24枚、白背景が推奨

360°画像は、製品を単一の軸で回転させながら一定角度ごとに撮影する手法です*1。標準は画像枚数を最小24枚、上限360枚としています*1。ファイルサイズは400×400px以上、白背景は推奨(recommended)、クリッピングパスは任意(optional)です*1

ファイル命名とメタデータ ― 型番と画像を迷子にしない

仕様を決めても、ファイル名がバラバラでは商品マスタとの紐付けが崩れます。GS1標準はGTIN(Global Trade Item Number。商品を識別する国際標準コード)を起点にした命名規則を定めており、この規則に沿うことで画像ファイルの迷子を防げます*1

GTINを起点にした命名規則の構造

標準が示すPrimary画像の命名例は<GTIN>_A1N1_en_s01.tifです*1。この文字列は、GTIN・画像種別・面と状態・言語・連番という要素をアンダースコアで区切って並べた構造になっています*1

図
命名規則はGTIN・画像種別・面と状態・言語・連番の順で構成される

自社型番・JANとGTINをどう突合させるか

ファイル名にGTINを使う一方、社内の商品マスタは自社型番やJANコードで管理されている場合が多いはずです。両者を突合する対応表をどこで保持し、誰が更新するかは、商品マスタ連携の実装設計に踏み込む論点になります。

この対応表の設計は、パッケージシステム側の商品マスタ機能と密接に関わります。自社だけで仕様を確定させる前に、導入予定のシステム側がGTINと自社型番の併記にどこまで対応できるかを確認しておくことが先決です。

メタデータに代替テキストを持たせる

GS1標準§7.3のメタデータ一覧には、GTIN・ブランド名・商品名に加えて「Alternative Text(Alt Text)」の項目があります*1。これは非テキストコンテンツに対するテキスト代替の提供を目的として定義されています*1。この標準では任意項目(Optional)の扱いですが*1、後述するアクセシビリティの要件と合わせて、自社では必須項目として運用することを推奨します。

画像の調達 ― 内製・外注・仕入元提供の切り分け

導入のイメージ
▽ 写真の出典元

画像の調達経路は、内製撮影・外注撮影・仕入元提供の3つに大別できます。SKU数・改版頻度・自社ブランド比率という3つの軸で、どの経路を主に使うかを判断します。

調達経路 向いている場面 留意点
内製撮影 自社ブランド比率が高く、改版頻度も高い商品群 撮影機材・背景処理の標準化が必要です。
面の番号体系など、GS1準拠の撮影手順書を自社で用意します。
外注撮影 立ち上げ期に数千〜数万SKUを短期間で揃える場面 委託先にGS1準拠の仕様書を渡す必要があります。
継続的な追加撮影の発注体制もあわせて設計します。
仕入元提供画像 仕入元がGS1準拠の画像をすでに保有している商品 受け取った画像の使用許諾範囲を事前に確認します*1

仕入元から受け取った画像で「してはならない改変」

GS1標準§1.7は、画像の受け手が「できること」と「できないこと」を対比した表で示しています*1。できることには、アスペクト比を保った上でのリサイズ、白または透過背景の追加、フォーマット変換(TIFFからJPEGへの変換など)が含まれます*1

一方でできないこととして、画像の一部要素の抽出(雰囲気を出すための背景の削除など)が挙げられます*1。提供元が明示的に許可した場合を除き、画像上の文字・言語の変更もできません*1。対象外の国・地域での使用、公開日前または使用期限後の使用も禁止事項です*1。プロモーション文言などの追加情報を画像の近くに添えることは認められていますが、画像そのものへの書き込みとは区別されています*1

この線引きを社内の加工担当者が知らないまま作業すると、意図せず提供元の許諾範囲を超えてしまう恐れがあります。加工ルールを文書化し、外注先にも同じ文書を共有しておく必要があります。

画像がない商品の暫定運用 ― 公開を止めない選択肢

撮影が間に合わない商品をどう扱うかは、実務上の悩みどころです。規格表・寸法図といった写真以外の画像で代替し、商品情報自体の公開は止めないという選択肢があります。

代替表示のまま公開を続ける場合は、いつまでに正式な画像へ差し替えるかの期限を商品マスタ側に記録しておくと、差し替え漏れの発生を抑えられます。画像充足率を可視化する仕組みは、次のH2で扱う運用体制の要になります。

運用体制とワークフロー ― 整備を続けるための仕組み

商品画像の整備は、一度仕様を決めて撮り終えたら完了する作業ではありません。新商品の追加やパッケージ改版が続く限り、画像も継続的に更新し続ける必要があります。

役割分担と承認フロー ― 登録・撮影・表示承認を分ける

画像の運用には、商品登録・撮影と加工・表示承認という異なる役割があります。これらを1人の担当者が兼務すると、繁忙期にボトルネックが集中しやすくなります。

役割ごとに担当を分け、表示承認の権限を持つ担当者を明確にしておくことで、GS1標準に沿っているかどうかのチェックを承認工程に組み込めます。

更新トリガーの設計 ― 新商品・改版・終売・価格改定に連動させる

画像の更新が必要になる場面は、あらかじめトリガーとして定義しておくと対応漏れを防げます。新商品登録・パッケージ改版・終売・価格改定という4つの場面ごとに、担当と対応内容を整理します。

更新トリガー 対応内容 主な担当
新商品登録 GTIN発番と同時に画像登録を必須項目とする 商品登録担当
パッケージ改版 面画像を差し替え、旧画像を非公開にする 撮影・加工担当
終売 画像を非表示にし、代替品への案内へ切り替える 表示承認担当
価格改定期 カタログ改訂に合わせて充足率を点検する 運用責任者

画像充足率をKPIにして点検サイクルに載せる

「画像が登録済みのSKU数÷公開中の全SKU数」を画像充足率として定義し、定期的な点検サイクルに組み込みます。業界共通の目標水準を示す公的な出典は見当たらないため、目標値は自社の商品構成に合わせて設定することになります。

点検の頻度は、価格改定やカタログ改訂のタイミングに合わせるのが実務的です。年度下期に改訂が集中する場合は、その直前に充足率を確認する運用が滞留を防ぎます。

代替テキストは達成基準1.1.1の要件であり、SEOの付随要素ではない

移行のイメージ
▽ 写真の出典元

商品画像の代替テキスト(alt属性)は、SEO上の付随的な要素ではなく、アクセシビリティ上の要件として扱う必要があります。ここでは、公的な達成基準と検索エンジン側のガイドラインの両方を確認します。

代替テキストは達成基準1.1.1が定める要件

ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC。W3Cのウェブアクセシビリティ基準WCAGの日本語訳と、JIS X 8341-3の策定・改正を担う組織)は、WCAG 2.1の解説として達成基準1.1.1を示しています*4。この基準は「利用者に提示されるすべての非テキストコンテンツには、同等の目的を果たすテキストによる代替が提供されている」ことを求めています*4。この基準の狙いは、非テキストコンテンツが伝える情報を、テキストによる代替を通じてアクセシブルにすることです*4

商品画像は非テキストコンテンツにあたるため、内容を説明する代替テキストを個々の画像に設定する必要があります。デジタル庁もウェブアクセシビリティ導入ガイドブックを整備し、行政機関・事業者への浸透を図っています*5

ファイル名とalt文の書き方 ― 汎用名を避け、内容が分かる名前にする

Googleの画像SEOに関する公式ドキュメントは、ファイル名を「短く、かつ内容が分かるもの」にすべきとしています*6。汎用的な名前より、内容を表す名前が望ましいと説明しています*6。alt属性についても、キーワードの詰め込みを避け、有用で文脈に沿った説明を書くことを推奨しています*6

alt文の文字数について具体的な上限を示した記載は、このドキュメントには見当たりません*6。文字数の目安を機械的に決めるより、画像が伝えるべき内容(商品名・型番・状態など)を過不足なく書くことを優先します。

白背景は越境ECでも共通して求められる要件

越境ECを展開する場合、海外の主要なECモールの多くが商品画像の背景色を白に指定または推奨しているとされています*7。中小企業基盤整備機構が運営するebizも、商品を中央に配置し上下左右に十分な余白を取ることを推奨しています*7。GS1標準の白背景推奨と方向性は一致しており、BtoBの取引先向け画像でも同じ考え方が適用できます。

導入ステップと落とし穴 ― 棚卸から運用移行までの進め方

ここまでの仕様・調達・体制を、実際に運用へ乗せる際の進め方と、つまずきやすい点を整理します。数千〜数万SKUを内製だけで整備しようとすると、想定以上に幅広い専門知識が必要になります。

棚卸→要件確定→試験撮影→一括登録→運用移行の順で進める

導入は、既存商品の画像有無を洗い出す棚卸から始めます。次に自社の仕様(解像度・背景・命名規則)を確定し、少数の商品で試験撮影して仕様の過不足を検証します。

試験撮影で問題がなければ一括登録に進み、その後は新商品・改版に対応する運用フェーズへ移行します。この移行の区切りが曖昧なまま一括登録だけで終わらせると、翌月以降の新商品画像が滞留しやすくなります。

失敗コストを具体的に把握しておく

命名規則や面の番号体系を後から変更すると、登録済みの全ファイルの命名をやり直す作業が発生します。数万SKU規模でこれが起きると、撮影のやり直しよりも命名の一括変換作業の負荷が大きくなりやすい点は、着手前に共有しておく必要があります。

仕入元提供画像の許諾範囲を確認しないまま加工・公開した場合、GS1標準が示す使用制限*1に抵触する恐れがあります。提供元との取り決めを、担当者任せにせず文書として残しておくことが望まれます。

つまずきやすい3点 ― 一括撮影・命名の後付け・承認者不在

過去のよくあるつまずきは3つに整理できます。第一に、一括撮影だけで終わらせてしまい、その後の新商品への対応ルールを決めていないケースです。第二に、命名規則を後から決めたために、既存ファイルとの整合性が取れなくなります。第三に、表示承認の担当者が定まらず、公開の可否判断が滞ってしまうケースです。

内製で完結させる場合に必要な知識と、専門家に依頼する場合の違い

内製でこの一連の作業を完結させるには、3つの領域の知識が必要になります。GS1標準の読み解きと自社仕様への落とし込み、撮影・加工の実務、商品マスタ連携のシステム知識です。いずれか1つが欠けても、仕様は決まっても運用に乗らない、あるいは撮影は揃っても検索性が上がらないといった状態に陥りやすいと言えます。

専門パートナーに依頼する場合は、商品マスタと画像の紐付け設計を含めた実装の相談が可能になります。BtoB通販のパッケージシステム「EC-Rider B2B Ⅱ」の導入支援では、卸売業・製造業の商習慣を踏まえた商品マスタ構築が対象です。GS1標準に沿った仕様を自社の商品マスタへどう実装するかも相談できます。

まとめ:仕様・調達・更新体制の3点で設計する

本稿では、BtoB ECの商品画像を整備・運用する進め方を、GS1標準の具体値に沿って整理しました。要点を3つに集約すると次のとおりです。

第一に、BtoBの商品画像は購買担当者が型番を取り違えないための識別情報であり、GS1標準*1という外部の拠り所を根拠に仕様を決められます。第二に、調達は内製・外注・仕入元提供のいずれかに固定せず、SKU数や改版頻度に応じて使い分けることが実務的です。第三に、整備した仕様は新商品・改版・終売のトリガーに連動させ、画像充足率を点検する運用体制なしには維持できません。



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よくある質問

商品画像は1商品あたり何枚必要ですか。

面(正面・側面など)ごとに必要な枚数が変わるため、一律の必要枚数は定められていません。GS1標準は前・左・上・背・右・下という6方向の面を示しており*1、自社商品の識別に必要な面を選んで撮影するのが基本です。360°/3D画像を用意する場合は最小24枚が目安になります*1

仕入元からもらった画像は、そのまま自社サイトで使ってよいですか。

フォーマット変換やアスペクト比を保ったリサイズは可能ですが、画像上の文言変更、対象外の国・地域での使用、公開日前や使用期限後の使用はできません*1。使用範囲は提供元との取り決めで確認しておく必要があります。

画像がまだない商品は、公開を止めるべきですか。

公開を止める必要はありません。規格表や寸法図といった写真以外の画像で代替し、正式な画像への差し替え期限を商品マスタに記録しておく運用が現実的です。

背景は白にする必要がありますか。

必須ではありません。GS1標準は白背景または透過を示したうえで、クリッピングパスは推奨(should)という位置づけにとどめています*1。透過背景で保存する場合、クリッピングパスは任意(optional)です*1

画像充足率はどのくらいを目標にすればよいですか。

業界共通の目標水準を示す公的な出典は見当たりません。公開中の全SKUのうち画像登録済みのSKUの割合として定義し、自社の商品構成や改訂サイクルに合わせて目標値を設定することになります。

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「EC-Rider B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

  1. *1 出典:GS1 AISBL「GS1 Product Image Standard, Release 5.0」(Ratified, Jul 2026)
  2. *2 出典:経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」(2025年8月26日公表)
  3. *3 出典:消費者庁「表示規制の概要
  4. *4 出典:ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)「達成基準1.1.1: 非テキストコンテンツを理解する
  5. *5 出典:デジタル庁「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」(最終更新 2025年10月16日)
  6. *6 出典:Google「Google image SEO best practices
  7. *7 出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構(ebiz)「越境ECで有効な商品画像、押さえるべきポイントは?」(2022年5月26日、2023年10月6日更新)

画像の出典元

  1. 商品画像を適切に整備・運用されている倉庫のイメージ/Photo by Da-shika on Unsplash
  2. 仕入のイメージ/Photo by Lance Chang on Unsplash
  3. 導入のイメージ/Photo by ThisisEngineering on Unsplash
  4. 移行のイメージ/Photo by imgix on Unsplash

◆この記事について

独自調査以外の一次情報は、省庁・公的機関を中心とした信頼性の高い情報源から引用し、出典を明記しています。
年次更新される統計については、引用元の最新版を確認したうえで掲載しています。

※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

監修確認日:

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