◆監修・編集責任者
B2B EC-COLUMN
この記事のポイント
- EDIは注文、出荷案内、受領、請求の4種類のデータを取り決めた形式で交換する仕組みで、打ち直しの回数を減らせます。
- 電話回線を用いる通信手順は2024年に補完策へ移り、その補完策も2027年度末で終了することが公表されています*8。
- 経路と形式は別の層です。2025年時点で流通の業界標準は基本形Ver2.2.2、中小企業向けの共通仕様はVer.4.3_r0が公開されています。
- 進め方は現状把握、方式の選定、接続の確認、本番運用の4段階で、順序を入れ替えると設計の手戻りが生じます。

EDIとはどのような仕組みか
EDIとは、受発注や出荷、請求といった企業間の取引情報を、あらかじめ取り決めた形式と手順で電子的にやり取りする仕組みです。紙の注文書やファクスを人が読み取り、基幹システムへ打ち直す作業を、システム同士のデータの受け渡しに置き換えます。扱う情報は注文、出荷案内、受領、請求の4種類が基本となり、業界ごとの標準仕様が項目名と桁数を定めています*4。導入の判断は、取引先との間で何を、どの形式で、どの経路で渡すかを揃えられるかどうかから始まります。
電子データ交換の流れは4つの段に分けられます。第一に発注データの作成があり、購買や販売の管理システムから注文の明細を出力します。次にデータの標準化へ進み、項目の並びとコードを取り決めた形式へ整えます。続く通信による送受信では、決められた通信手順で相手先へ届けます。最後に基幹システムへの取り込みがあり、受注データとして登録されます。
紙やファクス、メールの添付ファイルによる受発注との違いは、人の読み取りと入力が間に挟まるかどうかにあります。受け取った注文書を担当者が目で確認し、品番と数量を画面へ打ち直す作業では、1件の取り違えが誤出荷や誤請求につながります。返品と再出荷、請求の訂正まで含めると、1件の入力誤りが複数の部署の作業を生みます。EDIでは受け取ったデータがそのまま登録されるため、この打ち直しの回数を減らせます。
やり取りするデータは、注文、出荷案内、受領、請求の4種類が中心です。これに見積や在庫の照会、支払の案内を加える運用もあります。どの種類を対象にするかで、接続する社内システムの範囲が変わります。国の解説資料*1では、企業間のデータ連携によって受発注の入力や転記の重複を減らせる点が示されています。
同じ注文番号でも、桁数や項目名、日付の書き方が取引先ごとに違えば、システムは突き合わせられません。標準仕様は、項目の名前、桁数、コード体系、送る順序までを取り決めます。流通の業界標準は版を重ねており、2025年時点で公開されている基本形はVer2.2.2です4。中小企業向けの共通仕様も更新が続き、Ver.4.3_r0が公開されています5。
自社だけで接続を組み立てる場合、求められる知識は4つの領域にまたがります。通信手順と証明書の管理、文字コードの変換、取引先ごとの項目対応表の作成、基幹システムのデータベース設計です。加えて、取引先の窓口と仕様を詰める調整の担当者も要ります。担当者が1名に集中すると、その人が離れた時点で接続の維持が止まります。
EDIは通信の道具ではなく、取引の情報を社内の業務へつなぐ経路です。どの取引先と、どのデータを、どの頻度で交換するかが決まれば、方式の候補は絞り込めます。逆に対象が曖昧なまま製品の比較へ進むと、接続してから項目が足りない事態に戻ります。まずは自社の受注の入り口を数え上げるところから始めましょう。
着手の順序で並べたEDI導入の確認事項5点(順位根拠:前の項目が決まらないと次へ進めない依存の関係)
- 取引先ごとの注文の受け口と月間の明細行数を数え、現状の入力時間を測ります。この値が導入後の比較の基準になります。
- 取引先が求める仕様と版を確かめます。2025年時点で流通の業界標準は基本形Ver2.2.2、中小企業向けの共通仕様はVer.4.3_r0が公開されています。
- 従来型の回線を用いる方式を使っている接続は、終了の時期を確かめます。2024年に補完策へ移り、その補完策も2027年度末で終了することが公表されています。
- 社内の形式を1つに定め、取引先ごとの差分は変換の規則として外側へ置く方針を決めます。接続先が増えても作業が比例して増えない形になります。
- 接続の確認と切替の日程、障害時の連絡体制を取引先と文書で取り決めます。切替の直後は送受信の記録を毎日確かめる当番を置きます。
EDI導入が検討される背景
EDIの導入が検討される背景は、通信網の移行、電子取引データの保存への対応、企業間取引のデジタル化という3つに整理できます。中でも期限が示されているのは通信網の移行です。電話回線を用いる従来のディジタル通信モードは2024年に補完策へ移り、その補完策も2027年度末で終了することが公表されています89。切替の検討は、この終了の時期から逆算した日程で進めることになります。
電話回線を用いる通信手順は、長く受発注の接続に使われてきました。通信事業者の公表資料*9には、既存の接続をそのまま使い続けられる期間が示されています。残された年数は限られており、接続する相手の数だけ日程の調整と接続の確認が繰り返されます。取引先が指定する切替の時期が重なる可能性もあるため、早い段階で相手先の予定を聞き取っておきましょう。
切替が間に合わない場合の影響は、受注の入り口が止まることです。注文を受け取れない期間が生じれば、出荷も請求も後ろへずれます。代替としてファクスや電話へ戻す運用に切り替えると、入力の担当者を臨時に増やす負担が生じます。期限の直前は同じ事情を抱えた企業が重なるため、支援を頼める先も限られます。
電子で授受した取引データの保存に関する制度への対応も、検討の契機になります。紙で受け取っていた注文書を電子へ切り替えると、保存の方法も併せて見直す対象になります。要件の対象と時期は所管官庁の公表資料で原典を確かめ、社内の保存の運用と突き合わせてください。ここを後回しにすると、接続が動いた後に保存の方法だけを作り直すことになります。
企業間の取引を電子でつなぐ動きは、受発注の外側にも広がっています。請求では、共通の仕様に沿って電子的にやり取りする枠組みが整えられています2。決済では、振込のデータに支払の明細を添えて送る仕組みが2018年から動いています6*7。受発注、請求、決済がそれぞれ電子でつながると、消込や照合の手作業を減らせます。
取り組みの広がりは公的な調査にも表れています。国の機関がまとめた調査*3では、DXに取り組んでいる企業の割合は日本で69.3%、米国で77.9%と報告されました。これは日本と米国の企業に同じ設問で尋ねた2022年度の調査結果であり、取り組みの有無を示す数値です。成果の大きさを比べたものではない点に注意してください。
背景を並べると、期限のある課題と、期限を自社で置く課題が混じっていることが分かります。回線の移行には終了の時期がありますが、保存やデジタル化への対応は自社で期日を決める必要があります。外部の支援を使う判断は、難しいから任せるのではなく、期限までに終える確度を上げるためのものです。社内で抱える場合は、担当者の稼働をあらかじめ確保しておきましょう。

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EDIの通信方式とデータ標準
EDIの選定は、データが通る経路と、データの形式という2つの層に分けると整理できます。経路にはインターネットEDI、Web-EDI、従来型の回線を用いる方式があり、形式には業界ごとの標準仕様と中小企業向けの共通仕様があります。2025年時点で流通の業界標準は基本形Ver2.2.24、中小企業向けの共通仕様はVer.4.3_r05が公開されています。どの経路とどの形式を組み合わせるかで、社内に残る作業の量が変わります。
インターネットEDIは、自社と取引先のシステムを、インターネット上の通信手順で直接つなぐ方式です。データはファイルとしてまとめて送られ、受け取り側の基幹システムへ取り込まれます。担当者の操作は原則として発生せず、送受信の記録を確認する運用になります。証明書の期限切れは通信の停止に直結するため、更新の期日を管理する担当を決めておきましょう。
Web-EDIは、取引先が用意した画面へ担当者がログインし、注文を確認したり出荷を登録したりする方式です。始めるときの手間は小さい一方、取引先ごとに画面と操作が異なります。接続先が増えるほど、複数の画面を開いて自社システムへ転記する作業が積み上がります。画面から取得したデータを自社の形式へ変換する仕組みを挟めるかどうかで、負担は変わってきます。
経路の候補を横に並べると、選定の論点が絞れます。方式の区分ごとに、データの受け渡し、担当者の作業、確認しておく点を並べた対比が次のとおりです。従来型の回線を用いる方式は終了の時期が公表されているため、移行の期限を先に置いて検討します*8。
データの形式は、業界の標準仕様に沿うか、中小企業向けの共通仕様に沿うかで分かれます。業界標準は、注文から請求までの項目名、桁数、コード体系を取り決めており、基本形は版を重ねています4。中小企業向けの共通仕様は、取引先ごとの差異を吸収する考え方を取り入れ、Ver.4.3_r0が公開されています5。仕様は改訂されるため、選定の時点で公表されている版と公表年を確かめてください。
請求と決済のデータ連携も、選定の視野に入れておくと後戻りを減らせます。請求では、共通の仕様に沿って電子的にやり取りする枠組みが整えられています2。決済では、従来の振込電文でEDI情報を書ける欄が20桁に限られていましたが、2018年から動いている仕組みでは支払の明細を添えて送れます6*7。受注と入金の照合まで見据えると、どの情報をどの経路で運ぶかの設計が変わります。
方式を先に決めてから業務を合わせると、運用の負担が後から表面化します。順序としては、取引先が求める仕様を確かめ、自社の業務で受けられる形を決め、そのうえで経路を選びます。取引先の指定する方式が複数に分かれる場合は、社内の形式を1つに定め、差分を変換で吸収する設計にします。この判断は、接続する相手が増えるほど効いてきます。
| 方式の区分 | データの受け渡し | 担当者の作業 | 確認しておく点 |
|---|---|---|---|
| インターネットEDI | 通信手順でシステム同士を直接つなぐ | 送受信の記録の確認 | 証明書の期限の管理 |
| Web-EDI | 取引先の画面から取得する | 画面の操作と自社システムへの転記 | 接続先が増えたときの作業量 |
| 従来型の回線を用いる方式 | 電話回線の通信手順で送受信する | 従来どおりの運用 | 終了の時期からの逆算 |
EDI導入の進め方
EDI導入は、現状把握、方式の選定、接続の確認、本番運用の4段階で進めると手戻りを抑えられます。前の段階の結論が次の段階の入力になるため、順序を入れ替えると設計をやり直すことになります。現状把握を省いた場合、接続してから項目が足りない、コードが合わないという差し戻しが起こります。まず自社の取引と業務を数え上げ、そのうえで方式を選ぶ順で進めましょう。
最初の段階は現状把握です。取引の棚卸しでは、取引先ごとに注文の受け口、月間の件数、明細の行数、締めと支払の条件を一覧にします。業務の洗い出しでは、受注の入力から出荷指示、請求までの作業を、担当者と所要の時間まで分けて書き出します。ここで測った時間が、導入後の効果を比べる基準の値になります。
次の段階は方式の選定です。要件の整理では、取引先が求める仕様、社内で受けられる形式、対応の期限を並べて条件を確定します。項目対応表の作成では、標準仕様の項目と自社システムの項目を1対1で突き合わせ、足りない項目と変換の規則を書き出します。この表が接続の設計書となり、後の確認作業の基準にもなります。
3つ目の段階は接続の確認です。取引先との調整では、接続の日程、送受信の時刻、障害時の連絡先、確認の担当者を文書で取り決めます。並行稼働では、従来の受け口と新しい接続の両方でデータを受け、突き合わせて差異を確かめます。差異が出た場合は、項目対応表に戻って変換の規則を直します。
最後の段階が本番運用です。切替日の決定では、締めや請求の区切りを避けた日を選び、旧来の受け口を止める順序も併せて決めます。連絡体制の整備では、送信が届かないときに誰が誰へ連絡するかを、取引先と自社の双方で取り決めます。切替の直後は送受信の記録を毎日確かめる当番を置くと、異常に早く気づけます。
この4段階を社内だけで進める場合、業務の担当者と情報システムの担当者の双方が要ります。取引先との調整、項目対応表の作成、接続の確認、切替後の監視は、それぞれ別の技能を求める作業です。1名の兼務で回そうとすると、通常業務の繁忙期に進行が止まります。外部の支援を使う場合も、自社の業務を説明できる担当者は社内に置いてください。
進め方の要点は、決める順序を守ることにあります。取引と業務を数え、要件を確定し、接続を確かめ、運用へ移す流れであれば、判断の材料が揃った状態で次へ進めます。逆に製品の選定から入ると、業務の見直しが後回しになり、切替の直前に作業が集中します。日程は終了の期限から逆算して置きましょう。
導入でつまずきやすい点と対策
導入でつまずく箇所は、取引先ごとの仕様の違い、基幹システムとのデータ連携、担当体制の3つに集まります。いずれも接続の技術ではなく、自社の情報の持ち方と人の配置に関わる点です。取引先が指定する仕様が3社で3通りであれば、社内に3通りの受け口を作るのではなく、社内の形式を1つに定めて差分を変換で吸収します。この方針を先に決めておくと、接続先が増えても作業が比例して増えません。
取引先ごとに仕様が異なる場合、社内の形式を先に定めることが対策になります。標準仕様に沿った形を社内の基準にすれば、取引先ごとの差分は変換の規則として外側へ置けます。差分を業務側の運用で吸収すると、担当者の手順書が取引先の数だけ増えていきます。変換の規則は表として管理し、改訂の履歴を残しておきましょう。
基幹システムとのデータ連携では、コードの不一致が最初の壁になります。自社の品番と取引先の品番、単位、入数、税の扱いが揃っていなければ、受注データは登録できません。対策は、変換表を作る前に、どちらのコードを正とするかを決めておくことです。マスタの整備は地味な作業ですが、ここが済んでいないと接続の確認で差し戻しが続きます。
既存の基幹システムを作り替えずに済ませたい、という条件が付く場合もあります。取り込みの入り口をファイルの受け渡しに寄せれば、業務システム本体へ手を入れずに接続できることがあります。ただし、項目が足りない、桁数が合わないという不足は、どこかで補う必要があります。補う場所を変換の側に置くか、システムの側に置くかを、保守の担当と一緒に決めてください。
担当体制づくりと社内教育の準備も、後回しにしやすい箇所です。接続が動いた後の日常業務は、送受信の記録の確認、差異の処理、取引先からの問い合わせ対応に分かれます。この3つを誰が担うかを決め、手順書と連絡先を1か所へまとめておきます。担当者が交代しても運用が続く状態を、切替の前に作っておきましょう。
対策を打たない場合の影響は、切替後の作業量として返ってきます。差異の処理が毎日続けば、削減したはずの入力の時間が確認の時間へ置き換わります。取引先からの問い合わせに答えられなければ、電話とファクスによる確認が復活します。これらのつまずきは接続の前に手当てできるため、確認の順序を決めて潰しておくのが早道です。
社内で抱えるか、外部の支援を使うかの分かれ目は、経験の有無にあります。取引先ごとの仕様の癖や、変換で吸収できる範囲は、接続の件数を重ねるほど判断が早くなります。初めての接続で同じ判断を社内へ積み上げると、確認と差し戻しの往復が増えていきます。期限が先に決まっている場合は、この往復を減らす選択が効きます。

導入効果の測り方と運用の定着
導入の効果は、業務時間の記録、差異の確認、対象の拡大、運用の見直しという4つの手順で確かめます。効果を測るには導入前の値が要るため、最初の段階で作業時間を測っておくことが前提になります。受注1件あたりの入力時間、月間の件数、差し戻しの件数を並べれば、変化は数値で示せます。稟議の場で求められるのは、この前後の比較にほかなりません。
業務時間の記録は、導入前と導入後で同じ数え方に揃えます。受注の入力、確認、修正、問い合わせ対応を分けて測り、1件あたりの時間と月間の合計を出します。担当者に記録を任せる場合、記入の項目を3つ程度へ絞ると続きます。国の解説資料*1でも、企業間のデータ連携が受発注の作業の負担に関わる点が示されています。
差異の確認は、受け取ったデータと自社の登録内容を突き合わせる作業です。差異が出た場合は、変換の規則、コードの登録、取引先側の運用のどこに原因があるかを切り分けます。原因の分類を記録しておくと、同じ差異が繰り返される箇所が見えてきます。件数の減らない分類が残るときは、変換の規則そのものを見直します。
対象の拡大は、件数の多い取引先から順に進めると効果が早く出ます。最初の接続で作った項目対応表と変換の規則は、2社目以降でも再び使えます。同じ標準仕様を用いる取引先であれば、調整の対象は日程と連絡体制に絞られます。逆に仕様の異なる相手を先に増やすと、変換の規則が枝分かれして保守の対象が増えます。
運用の見直しは、年に一度は時期を決めて振り返ります。標準仕様は改訂されるため、公表されている版と公表年を確かめ、自社の設定が対応しているかを点検します45。請求や決済の枠組みも更新が続いており、受注だけで完結しない見直しになります*2。見直しの記録を残せば、担当者が代わっても判断の根拠を引き継げます。
運用が定着したかどうかは、例外の処理が減っているかで分かります。電話やファクスでの確認が残る取引先があれば、その理由を1件ずつ確かめます。理由が仕様の不足であれば設定で解け、運用の慣れであれば手順書と教育で解けます。例外が特定の取引先に偏る場合は、その相手との取り決めを見直す機会になります。
効果の測定と運用の定着は、接続が動いた後の作業です。ここまで設計しておくと、導入の判断そのものを社内へ説明しやすくなります。前後の比較、差異の推移、拡大の計画を数値で示せれば、次の投資の判断も同じ材料で進められます。測る準備は、切替の前に整えておきましょう。
よくある質問
EDIの導入にはどのくらいの費用がかかりますか
費用の相場は公表された一次情報が乏しく、金額を示せません。方式、接続する取引先の数、社内システムの改修の範囲で変わります。見積もりを比べるときは、初期の設定費、月々の利用料、接続先を1社増やすときの追加費用を同じ区分に並べて確かめてください。
取引先が少なくても導入する意味はありますか
接続先が少数でも、注文の件数と明細の行数が多ければ入力の削減は見込めます。判断の材料は取引先の数ではなく、月間の明細行数と入力に要している時間です。導入前に受注1件あたりの時間を測り、削減できる時間と維持にかかる手間を並べて比べましょう。
既存の基幹システムを作り替えずに接続できますか
ファイルの受け渡しを入り口にすれば、本体へ手を入れずに接続できることがあります。ただし項目の不足や桁数の違いは、変換の側かシステムの側のどちらかで補う必要があります。項目対応表を作った段階で、補う場所を保守の担当と決めておくと後戻りを防げます。
従来の回線を使った接続はいつまで使えますか
電話回線を用いる通信手順は2024年に補完策へ移り、その補完策も2027年度末で終了することが公表されています*8*9。取引先ごとの調整と接続の確認に期間を要するため、終了の時期から逆算した日程で切替を検討してください。
請求や決済まで電子でつなぐ必要がありますか
受発注だけでも入力の削減は見込めますが、請求と決済まで含めると照合の作業が減ります。請求では共通の仕様に沿った枠組み*2、決済では支払の明細を添えて送る仕組み*6が使えます。順序としては受発注から始め、対象を広げる形が現実的でしょう。
- *1 出典:中小企業庁「ミラサポplus『企業間のデータ連携で、受発注の業務コストを削減する!』」(2020) 経路
- *2 出典:デジタル庁「デジタルインボイス(Peppol/JP PINT)」(2026) 経路
- *3 出典:独立行政法人情報処理推進機構「DX白書2023」(2023) 経路
- *4 出典:一般財団法人流通システム開発センター「流通システム標準普及推進協議会/流通BMS基本形Ver2.2.2」(2025) 経路
- *5 出典:つなぐITコンソーシアム(特定非営利活動法人ITコーディネータ協会)「中小企業共通EDIとは(中小企業共通EDI標準 Ver.4.3_r0)」(2026) 経路
- *6 出典:一般社団法人全国銀行資金決済ネットワーク「全銀EDIシステム(ZEDI)」(2018) 経路
- *7 出典:金融庁「『ZEDI(ゼディ)』で経営が変わります!」(2018) 経路
- *8 出典:東日本電信電話株式会社「INSネットにおける新規申込受付終了・提供終了について」(2024) 経路
- *9 出典:東日本電信電話株式会社「『INSネット』のサービス終了(特設ページ)」(2024) 経路
画像の出典元
- Three professionals engaging in a handshake during a busines/Photo by Alena Darmel on Pexels
- Two businessmen discussing projects in a modern high-rise of/Photo by Adventure Studio on Pexels
- Business professionals discussing financial graphs and chart/Photo by Adventure Studio on Pexels