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インターネットEDI移行の手順|計画・接続テスト・並行稼働

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • 移行の期限は回線側と手順側の2系統に分かれ、混ぜて数えると残り時間を読み違えます。
  • 手順は現行の棚卸し、移行方針の決定、体制の組み立ての3段階で進めます。
  • 取引先調整は事前案内から旧手順の停止までの5段で、期間は相手の対応状況で動きます。
  • 移行先はIP網対応の銀行系手順、流通BMS、Web-EDIの3系統から取引先要件に合わせて選びます。
  • 費用と期間は取引先数、手順の種類、連携範囲、並行稼働の期間の4要因で動きます。

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▽ 写真の出典元

インターネットEDIとは何か

インターネットEDIとは、企業間の受発注データを電話網ではなく、インターネットや閉域のIP網の上でやり取りする仕組みを指します。移行で決めることは3つに整理できます。第一に回線と通信手順の切り替え、第二に取引先との合意形成、第三に社内システムとの連携の見直しです。期限の見方も、回線側と手順側の2つに分けて置きます。この3点と2つの期限を先に分けておくと、着手の順序が定まります。

従来のEDIは、公衆交換電話網(PSTN、加入電話の交換機網)や総合デジタル通信網(ISDN、電話網でデータ通信もできる方式)を前提に組まれていました。通信手順は、ベーシック手順とTCP/IP手順という2つの系統が長く使われてきました。業界団体は2017年に、この2手順の取扱いを公表しています1。インターネットEDIは、同じ受発注データを汎用のIP網へ載せ替えた形と言えます。

載せ替えの方式は、大きく2つに分かれます。ファイル伝送型は、受発注データをファイル単位で自動的に送受信し、社内システムへそのまま取り込みます。Web-EDIは、取引先が用意した画面へ担当者が入力し、結果を画面から取得します。明細の件数が増えるほど、画面入力の作業時間は積み上がります。どちらを選ぶかは、取引先の要件と自社の件数で決まります。

移行の影響は、通信の部分だけにとどまりません。データ形式が変わると、商品コードや単位、日付の持ち方の突き合わせが要ります。受信後の在庫引き当てや出荷指示との接続点も、見直しの対象に入ります。結果として、通信だけを差し替えて済む取引先と、業務の流れまで触る取引先の2種類が生じます。

作業を軽く見ると、失注や納期の遅れに直結します。受注データを1日受け取れないだけで、出荷計画の組み替えと取引先への連絡が発生します。切り替え日を取引先と握れていない場合、旧手順を止めた時点で受注の受け口がなくなります。復旧までの時間は、原因の切り分けに要する時間だけ延びます。そのため、停止時の戻し方を先に決めておく判断が要ります。

内製で完結させる場合、要る知識は3領域にまたがります。回線と通信手順、データ形式の変換、社内システムとの連携です。加えて、取引先ごとの調整という社外の作業が乗ります。取引先の数が増えるほど、調整の連絡だけで担当者の時間が埋まります。1社の中で完結しない作業であることが、この移行の性質にほかなりません。

着手順に並べた移行準備の確認事項5点/順位根拠:前の項目が決まらないと次を決められない作業の依存関係

  1. 現行の回線と通信手順を棚卸しし、契約の種別と本数、送受信を担う機器を一覧にします。ここが埋まらないと、影響の広さを件数で数えられません。
  2. 取引先を一覧化し、取引先ごとに現行手順、データ形式、担当窓口の3項目を列で持ちます。連絡の順序はこの一覧から決まります。
  3. 移行先の通信手順とデータ形式を、取引先の指定を優先して決めます。指定がない取引先には自社の標準を当て、系統は2つまでに絞ります。
  4. 対応範囲を決め、通信の差し替えだけで済む取引先と、データ形式まで変える取引先の2種類に分けます。工数の見積りはこの区分で変わります。
  5. 役割分担と工程表を作成し、取引先ごとの切替日と、戻す判断の期限を行ごとに持ちます。役割は進行、改修、調整、取りまとめの4役を置きます。

移行が求められる背景と期限の考え方

移行が求められる理由は、回線側と手順側の2つに分かれます。回線側では、公的機関の審議を経て公衆交換電話網からIP網への切り替えが2024年に始まりました5。手順側では、電話網を前提にした2手順の取扱いが業界団体から公表されています1。この2つは別の時計で動きますので、混ぜて数えると自社の残り時間を読み違えます。まず2系統に分けて並べる作業から始めてください。

回線側の変化は、加入電話の交換機網をIP網へ載せ替える形で進みました。切り替えの方針は2017年の答申で示され、その後に工程が公表されています5。総合デジタル通信網のうちデータ通信に使う方式は、この切り替えの影響を受けます。回線を提供する事業者は2024年に、新規申込の受付と提供の終了について案内を出しています3。終了の期日と補完の扱いは、事業者の公表資料で版を確かめる作業が欠かせません。

手順側では、銀行系の標準通信手順の扱いが論点になります。電話網を用いるベーシック手順とTCP/IP手順については、2017年に取扱いが公表されました1。広域IP網に対応した手順は、同じ業界団体の企画運営のもとで整備され、内容が公開されています2。回線が使えるかどうかと、手順が保守の対象かどうかは別の話です。2つを1つの期限として社内へ説明すると、判断を誤ります。

自社の期限は、取引先ごとの期限の集合として決まります。逆算の作業は4段です。取引先ごとの現行手順の確定、相手側の切替希望時期の確認、自社作業の所要期間の見積り、そして早い期限を持つ取引先を基準にした逆算です。全社で1本の期限を置くと、早い取引先に間に合いません。取引先ごとに行を持つ一覧で管理すると、抜けが見つけやすくなります。

期限を過ぎた場合の影響は、取引先の対応状況に左右されます。相手が新しい手順へ移っていれば、自社が旧手順のままでも接続の相手がいません。相手が旧手順を残していても、回線や保守の条件は事業者と手順の側の公表内容に従います。業務が止まると断定するのではなく、条件ごとに分けて見積もる姿勢が求められます。

準備の着手時期は、社内の予算年度にも縛られます。年度をまたぐ場合、投資の承認と工程表の整合を先に取ります。2026年度に検討を始める企業では、取引先調整の期間を工程表の中心に置く組み立てが現実的でしょう。回線契約の手配にも待ち時間が乗りますので、承認と手配を並べて進めます。

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移行先の通信手順とデータ形式の選び方

移行先は、通信手順とデータ形式の2層で選びます。通信手順は、広域IP網に対応した銀行系の手順2、流通業界の標準である流通BMS4、画面入力のWeb-EDIが主な候補です。データ形式は、取引先が指定する版に合わせます。自社の希望だけで決められる部分は限られますので、取引先要件との突き合わせを先に置きます。方式の優劣ではなく、要件との一致で選ぶ場面です。

候補を並べて見るときの軸は、3つで足ります。通信手順、主な用途、確認事項の3軸です。この3軸で一覧にすると、選択の余地がどこにあるかが見えます。ベーシック手順とTCP/IP手順は、現行側の欄として一覧に残しておきます。現行と移行先を同じ表に置くと、取引先への説明にも使えます。

広域IP網対応の手順は、閉域網の上でファイルを伝送する点に特徴があります。回線契約と接続先の整備が前提になりますので、手配の期間を工程表へ入れます。銀行系の手順は、金融機関との入出金データの交換で使ってきた企業には馴染みがあるでしょう。手順の規定は業界団体の企画運営のもとで公開されています2。社内に経験者がいる場合、設計の初期の速度が上がります。

流通業界では、流通BMSがメッセージとデータ形式の標準を定めています。基本形のVer2.0が2018年に公開され、以後も版が重ねられてきました4。取引先が流通BMSを指定する場合、版と対象メッセージの範囲を確認します。版が違うと項目の持ち方が合わず、受信後に変換の処理を足す作業が生じます。

突き合わせの作業は、取引先の数だけ発生します。1社ごとに、通信手順、データ形式、送受信の時刻、再送の条件の4点を確認します。指定が複数に分かれる場合、自社側で2系統以上を並行して持つ判断も出ます。系統が増えるほど、日々の運用と障害時の切り分けの手間が増えます。

Web-EDIは、初期の負担が軽い代わりに人手の作業が残ります。取引先ごとに画面と操作が分かれますので、担当者の習熟に時間がかかります。件数の多い取引先からファイル伝送型で自動化し、件数の少ない取引先を画面入力に残す使い分けが現実的でしょう。製品ごとの優劣を決める話ではなく、件数と要件で置き場所を決める話です。

通信手順 主な用途 確認事項
ベーシック手順 電話網を用いる伝送 取引先の残存状況の把握
TCP/IP手順 電話網を用いる伝送の後継 回線側の期限との切り分け
広域IP網対応の手順 閉域網でのファイル伝送 回線契約と接続先の整備
流通BMS 流通業界の標準メッセージ 版と対象メッセージの範囲
Web-EDI 画面入力による受発注 明細の件数と入力の作業量

移行手順の全体像

移行の手順は、現行の棚卸し、移行方針の決定、体制の組み立ての3段階に分かれます。棚卸しでは、回線の把握、手順の把握、取引先の一覧化を進めます。方針では、対応範囲の決定と移行先手順の決定を置きます。体制では、役割分担と工程表の作成まで進めます。この3段階を飛ばして機器の手配から入ると、後戻りが発生します。

回線の把握では、契約中の回線の種別と本数、設置場所を並べます。手順の把握では、通信手順の名称と、送受信を担う機器や中継の仕組みを確認します。取引先の一覧化では、相手先を管理番号で置き、手順とデータ形式、担当窓口を列に持ちます。3つの一覧が揃うと、影響の広さを件数で数えられます。

棚卸しで見落としやすいのは、主系統から外れた経路です。月次だけ動く伝送、災害時の代替経路、担当者の端末に残る手作業の送受信が該当します。稼働の記録を12か月分さかのぼると、年1回だけ動く伝送も見つかります。記録が残らない経路は、担当者への聞き取りで補います。

対応範囲の決定では、通信だけを差し替える取引先と、データ形式まで変える取引先を分けます。移行先手順の決定では、取引先の指定を優先し、指定がない場合に自社の標準を当てます。ここで2系統までに絞れるかどうかが、後の運用の重さを決めます。方針は文書にまとめ、社内の承認を取っておきます。

体制の組み立てでは、役割分担として4つの役を置きます。全体の進行、社内システムの改修、取引先との調整、テストの取りまとめです。分担を決めないまま進めると、取引先からの問い合わせが1人に集まります。工程表の作成では、取引先ごとの切替日を別の行に持ち、依存関係を線でつなぎます。

工程表には、戻す判断の期限も入れます。切替の当日に不具合が出た場合、旧手順へ戻すか、手作業で受注を受けるかを先に決めておきます。判断の基準を口頭で共有するだけでは、当日の連絡が滞ります。基準と連絡先を1枚にまとめる作業が、当日の混乱を抑えます。

移行手順を3段階で示した図です。現行の棚卸しには、回線の把握、手順の把握、取引先の一覧化が入ります。移行方針の決定には、対応範囲の決定と移行先手順の決定が入ります。体制の組み立てには、役割分担と工程表の作成が入ります。
移行手順の3段階と各段階に含まれる作業の内訳

取引先との調整と接続テストの進め方

取引先との調整は、事前案内、接続テスト、業務テスト、並行稼働、旧手順の停止の5段で進めます。5段のうち期間が読みにくいのは、事前案内と並行稼働の2つです。いずれも相手の予定に依存しますので、自社の作業期間とは別に余裕を置きます。段ごとに合意の内容を文書で残すと、担当者が代わっても前提が引き継げます。

事前案内では、切替の背景、移行先の手順、希望する時期、依頼するテストの内容を1通にまとめます。案内を受けた側にも社内調整が要りますので、返答までの待ち時間を見込みます。返答が揃わない取引先には、電話や訪問での確認を重ねます。相手の対応状況で時期が動くことを、前提として工程表に書いておきましょう。

接続テストでは、通信が確立し、ファイルが往復することだけを確かめます。確認する項目は4つに絞れます。接続先の指定、認証の情報、ファイルの名前の付け方、送受信の時刻です。この段でデータの中身まで見ようとすると、原因の切り分けが難しくなります。

業務テストでは、受信したデータが社内システムで正しく処理されるかを確かめます。確認の範囲は、受注の取り込み、在庫の引き当て、出荷指示、請求までの4工程です。金額や数量の丸め、単位の換算、日付の持ち方は、ここで差異が出やすい箇所です。差異が出た場合、どちら側の変換で吸収するかを取引先と決めます。

並行稼働では、旧手順と新手順の両方で同じ取引を流し、結果を突き合わせます。突き合わせの単位は、件数、金額の合計、明細の内容の3つで足ります。差異が0件で安定した状態を、切替の判断の目安に置きます。並行の期間を長く取るほど安心ですが、担当者の作業は2重になります。

旧手順の停止は、取引先ごとに別の日付として扱います。全社で1日に揃えると、当日の問い合わせが集中します。停止の前に、戻す判断の期限と連絡の順序を取引先と共有しておきます。停止後も、旧手順で受け取った記録は保存の要件に従って残します。完了は一覧の行ごとに印を付け、残りの件数で進みを見ます。

取引先との調整を5段で示した図です。事前案内で切替の背景と希望時期を伝え、接続テストで通信の確立とファイルの往復を確かめます。業務テストで受注から請求までの処理を確認し、並行稼働で件数と金額、明細を突き合わせます。最後に旧手順の停止を取引先ごとに別の日付として進めます。
取引先調整から旧手順の停止までの5段の進め方

移行後の運用とセキュリティ・法令への対応

移行後は、運用の手順、セキュリティ対策、保存の要件の3点を整えます。障害が出たときは、通信の確認、データの確認、業務の確認、連絡と記録の順で切り分けます。インターネット側へ出る経路が増えますので、認証、暗号化、監視の3つは移行と同時に手当てします。電子取引データの保存要件も、移行を機に見直しの対象へ入れておきます。

対策の柱は3つです。接続元と接続先を限る仕組み、通信の暗号化、認証情報の管理です。証明書や鍵には期限がありますので、更新の担当と時期を運用の手順へ書き入れます。中小企業向けの対策の指針は、公的機関が2026年に第4.0版として公開しています6。自社の水準を確かめる出発点として使えるでしょう。

認証情報の扱いは、移行後に緩みやすい箇所です。共有の利用者IDを複数人で使うと、記録から操作した人をたどれません。利用者ごとにIDを分け、退職や異動の際に止める手順を決めておきます。指針では、取り組みの水準を段階で示す整理が採られています6

切り分けは、範囲の広い側から狭い側へ進めます。まず通信の確認で、接続先まで届いているかを見ます。次にデータの確認で、ファイルの形式と項目の値を照合します。最後に業務の確認で、社内システムの取り込み結果を見ます。原因が自社側か相手側かを先に決めると、連絡と記録の相手が定まります。

運用の手順書には、4つの内容を書きます。日々の稼働の確認方法、再送の判断基準、連絡先の一覧、記録の残し方です。手順書のない状態で担当者が1人になると、休暇の期間に受注の確認が止まります。2名以上で回せる状態を作る作業が、移行の締めに当たります。

電子取引データの保存要件は、税務の制度で定められています。要件と適用の時期は改定されますので、所管の官庁が出す最新版の資料で内容と時期を確かめます。保存の対象は、注文や請求のやり取りそのものです。通信の記録と業務の記録を別に持つ場合、どちらを保存の対象とするかを決めておきましょう。

障害時の切り分けの順序を4段で示した図です。通信の確認で接続先まで届くかを見て、データの確認で形式と項目の値を照合します。業務の確認で取り込みの結果を確かめ、連絡と記録で相手と社内へ結果を残します。
障害時に範囲の広い側から狭い側へ進める切り分けの順序

自社対応と外部委託の判断

自社対応と外部委託の判断は、3つの問いで整理できます。第一に、回線と通信手順、データ変換、社内連携の3領域を社内で担えるか。第二に、取引先調整の連絡量を担当者の時間で吸収できるか。第三に、切替当日の障害へ自社だけで対応できるかです。3つのうち2つ以上で不足がある場合、外部の支援を前提に工程を組む判断が現実的でしょう。

社内で担える範囲は、担当者の人数ではなく経験で決まります。過去にEDIの手順変更を経験した担当者がいれば、棚卸しと方針の決定までは社内で進められます。複数の手順を並行させる場面や、データ変換の設計は経験の差が出やすい領域です。取引先の数が増えるほど、調整の連絡が担当者の時間を占めます。

委託先に求める役割は、4つに分けて発注します。移行方針の設計、通信基盤の構築、データ変換の実装、取引先調整の支援です。すべてを1社に任せる形と、調整だけを社内に残す形の2通りがあります。役割の境目を契約の前に文書で定めると、当日の責任の所在が明確になります。

費用と期間の相場は、条件で動きますので、単一の数値では示せません。見積りが動く要因は4つです。取引先の数、扱う手順の種類、社内システムとの連携の範囲、並行稼働の期間です。この4要因を先に固めてから依頼すると、複数社の見積りを同じ条件で比べられます。

見積りを比べるときは、成果物の一覧も条件に含めます。設計書、接続手順書、テスト結果の記録、運用手順書の4点が揃うかどうかで、引き継ぎのしやすさが変わります。記録が残らない委託は、次の手順変更のたびに同じ調査を繰り返すことになります。成果物の形式と提出の時期まで、発注の時点で決めておきます。

委託の効果は、作業を代わってもらうことだけではありません。取引先への案内文やテストの記録の型が用意されていれば、社内の検討時間が短くなります。障害の切り分けを経験した担当が入ると、当日の判断が速くなります。リスクを小さくするための手当てとして外部の力を使う、という位置づけです。

判断の期限も決めておきます。委託する場合、選定と契約に要する期間が工程の前に乗ります。着手が遅れると、取引先の希望時期に合わせられなくなります。3つの問いへの答えを早い時期に出すことが、工程全体の余裕につながります。

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よくある質問

移行の準備は取引先ごとに分けて進めたほうがよいですか

取引先ごとに分けるほうが進めやすいです。切替の希望時期は相手の事情で動きますので、全社で1日に揃えると当日の問い合わせが集中します。一覧に取引先ごとの行を持ち、手順、データ形式、切替日、完了の印の4列で管理すると、抜けが見つけやすくなります。

Web-EDIだけで移行を済ませることはできますか

取引先が画面入力を認めていれば可能です。ただし明細の件数が増えるほど入力と確認の作業が積み上がり、担当者の時間を占めます。件数の多い取引先はファイル伝送型で自動化し、件数の少ない取引先を画面入力に残す使い分けが現実的でしょう。

移行の費用と期間はどのくらいかかりますか

条件で動きますので、単一の数値では示せません。見積りが動く要因は、取引先の数、扱う手順の種類、社内システムとの連携の範囲、並行稼働の期間の4つです。この4要因を先に固めてから複数社へ依頼すると、同じ条件で見積りを比べられます。

並行稼働はどのくらいの期間を取ればよいですか

期間の長さよりも、差異が出なくなったかどうかで判断します。件数、金額の合計、明細の内容の3点を突き合わせ、差異が0件で安定した時点を切替の目安に置きます。並行が延びるほど担当者の作業は2重になりますので、判断の基準を先に決めておきます。

移行を機に受発注の業務そのものを見直すべきですか

見直しの範囲は2段に分けて考えます。通信の差し替えだけで済む取引先と、データ形式や社内の流れまで触る取引先を分け、後者だけを業務見直しの対象に入れます。全取引先を同時に見直すと、期限のある作業と期限のない作業が混ざります。

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「FSOL B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

  1. 1 出典:一般社団法人全国銀行協会「全銀協標準通信プロトコル(ベーシック手順およびTCP/IP手順)の取扱いについて」(2017) 経路
  2. 2 出典:一般社団法人全国銀行協会「全銀協標準通信プロトコル(決済システム等の企画運営)」(2026年時点) 経路
  3. 3 出典:東日本電信電話株式会社「INSネットの新規申込受付・提供終了について」(2024) 経路
  4. 4 出典:一般財団法人流通システム開発センター「流通BMS(EDI標準化活動)」(2018) 経路
  5. 5 出典:総務省「固定電話網の円滑な移行(電気通信政策の推進)」(2017) 経路
  6. 6 出典:独立行政法人情報処理推進機構「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版を公開」(2026) 経路

画像の出典元

  1. A close-up abstract visualization of a digital circuit board/Photo by Pachon in Motion on Pexels
  2. Blurred figure at a desk with a laptop displaying colorful c/Photo by Mizuno K on Pexels
  3. Dynamic 3D abstract image with red and orange digital patter/Photo by Pachon in Motion on Pexels

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◆この記事について

独自調査以外の一次情報は、省庁・公的機関を中心とした信頼性の高い情報源から引用し、出典を明記しています。
年次更新される統計については、引用元の最新版を確認したうえで掲載しています。

※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

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