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受発注システムの初期費用はいくら?分割払いの実態と負担を抑える方法

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • 確認できたクラウド型の初期費用は0円〜10万円台で、独自開発・大規模カスタマイズ型は個別見積りのため公開された一括金額がなく、相場に当てはめた判断はできない
  • 今回確認したベンダーの料金ページに初期費用の分割払いの記載はなく、分割したい場合はリースなど外部の金融手段を使うか、営業担当に個別に確認することになる
  • リースは所有権がリース会社にあり、ファイナンス・リースは中途解約ができず、金利や管理費が期間按分される分だけ総支払額は一括より大きくなりやすい
  • 負担そのものを下げる手は二つ。初期費用の低いクラウド型を選ぶことと、受発注ソフトが対象ツールに含まれるデジタル化・AI導入補助金を使うこと
  • 補助金は事前登録されたITツールであることと事業者要件が前提で、通常枠の補助率は1/2以内(要件を満たせば2/3以内)、クラウド利用料は最大2年分が対象になる

30代後半の日本人女性が書店での発注をしている場面

受発注システムの初期費用はいくらかかるのか

見積書を開いて、初期費用の欄で手が止まる。
月額はなんとか予算に収まりそうなのに、契約した最初の月にまとまった金額が出ていく——そこで「分割で払えないか」と調べ始めた方が多いはずです。
確認できた範囲では、クラウド型サービスの初期費用は0円から10万円台に収まり、独自開発や大規模カスタマイズを伴う方式は個別見積りで金額が公開されていません。
そしてベンダー自身が初期費用の分割払いを商品として用意している例は、今回確認した料金ページには見当たりませんでした。
分割したい場合はリース会社など外部の金融手段を使うのが一般的な道筋になります。
ただ、分割は負担を先送りする方法であって、負担そのものを減らす方法ではありません。
先に確かめておくと稟議が通りやすくなる選択肢があります。

クラウド型の初期費用の目安

「初期費用」という欄に何が入っているのかは、見積書によってかなり違います。
アカウントの発行と初期設定だけを指している場合もあれば、商品マスタや取引先データの登録作業、担当者向けの操作説明、既存の基幹システムとの接続確認までを含んでいる場合もあります。
金額だけを他社と見比べても噛み合わないのは、同じ言葉が違う作業範囲を指しているからです。
まずは見積書の初期費用が何に対する対価なのかを、月額費用と分けて読むところから始めると、比較の前提がそろいます。

そのうえで、公開されている料金を実際に見てみます。
卸売向けのクラウド受注システムであるCOREC(ラクーンホールディングス)は、初期費用0円、ビジネスプランの月額費用2,980円(税別)と公開されています3
一方、BtoB EC受発注システムのEC-Rider Primoは、クイックビジネスプランが月額88,000円(税抜)に初期費用100,000円という構成です2
いずれも2026年時点の特定プランの金額であり、機能の範囲や契約条件で変わります。
税抜・税別の表記もサービスごとに違うので、社内の資料に写すときは税込に直すか、表記をそろえておくと後で揉めません。

この0円と100,000円という開きを、そのまま「安いサービスと高いサービス」と読むと判断を誤ります。
初期費用が0円のプランでも月額は発生し続けますし、初期費用が乗っているプランは、その分の設定や導入支援が費用の中に含まれている構成だと考えられます。
初期費用が高いと感じたときに本当に確かめたいのは、金額そのものより「その初期費用で誰が何をやってくれるのか」です。
商品マスタの登録を自社の担当者が手作業でやることになるのか、ベンダー側が取り込みまで行うのか。
見積書の内訳を一行ずつ聞いていくと、同じ100,000円でも意味が変わってきます。

独自開発・大規模カスタマイズ型は個別見積りが基本

クラウド型のプランをそのまま使うのではなく、自社の商習慣に合わせて画面や処理を作り込む方式を検討している場合、話はまったく違ってきます。
たとえばEC-Rider B2B Ⅱの料金ページでは、ベースエンジン利用料が月額170,000円〜、負荷分散やシステム連携を想定した構成のモデルケースでASP利用料金が月額260,000円と示されています1
そしてカスタマイズ費用は「レベルに応じてお見積り」とされ、初期費用として一括でいくら、という金額は掲載されていません1

金額が公開されていないのは情報を出し惜しんでいるからではなく、作り込む範囲が案件ごとに違うためだと考えるのが自然です。
得意先ごとの掛率をどう持つか、既存の基幹システムから何を受け取るか、承認の段階をいくつ設けるか——この一つひとつが工数になり、合計が初期費用として見積書に載ります。
つまりこの方式では、ネット上で見かける「相場はこのくらい」という数字に自社の見積りを当てはめて高い・安いを判断することが、そもそもできません。

ここまでを踏まえると、「初期費用が高くて困っている」という同じ言葉でも、状況は二つに分かれます。
クラウド型のプランを見ていて数万円から十数万円の一時金に迷っているのか、カスタマイズ前提の見積書を受け取って桁の大きい金額に迷っているのか。
前者であれば、後で触れるようにプランの選び直しで動く余地があります。
後者であれば、金額を動かせるのは支払い方法ではなく要件の範囲です。
どこまでを最初に作り、どこからを運用が固まってからにするのか。
この線の引き直しが、実際には最も金額に効きます。
そのうえで、それでも一度に出す金額を抑えたいときに分割払いができるのか。
次はそこを確認します。

受発注システムの見積書を読み分ける三つの欄
初期費用、月額費用、カスタマイズ費用の三つに分けて見積書を読むことを示す図

初期費用を分割で支払う方法はあるのか

確認したベンダーの料金ページに分割払いの明記はない

結論から書くと、今回確認した公開ページの範囲では、ベンダーが初期費用の分割払いを商品として用意している例は見つかりませんでした。

EC-Rider Primoのページでは、本契約時の決済方法はクレジットカードのみと明記されており、分割払いについての記述はありません2
EC-Rider B2B Ⅱの料金ページにも、分割払い・リース・ローンといった支払い方法に関する記述はありません1
CORECの料金ページも同様で、分割払いに関する記載は確認できませんでした3
クラウド型のサービスは、そもそも初期費用を抑えて月額で使ってもらう設計になっているものが多く、初期費用をさらに分けて払うという発想自体が料金表の中に置かれていない、という事情もありそうです。

ただし、これは2社の公開料金ページを確認した結果であり、個別の交渉で応じる可能性まで否定するものではありません。
分割で払いたい事情があるなら、営業担当に直接聞くのが早道です。
そのとき「分割できますか」とだけ聞くより、支払いを何回に分けたいのか、契約時と稼働開始時のように区切りたいのか、社内のどの承認を通すために必要なのかまで伝えたほうが、対応できる範囲の答えが返ってきます。
応じてもらえたとしても、それはそのベンダーとの個別の取り決めであり、料金表に載った標準の条件ではない点は押さえておいてください。

外部の支払い手段としてのリース

ベンダー側に分割の仕組みがないとなると、支払いを分けたい場合はベンダーの外側にある金融の仕組みを使うことになります。
その代表がリースです。

リース事業協会の説明によれば、リース会社が物件の所有権やソフトウェアの使用権を取得したうえで企業に貸与する取引があり、顧客が希望するソフトウェアの使用権をリース会社が取得してリースする形態はプログラム・プロダクトリースと呼ばれます4
つまり、ハードウェアだけでなくソフトウェアも、仕組みとしてはリースの対象になり得るということです。

実務の流れとしては、自社が使いたいシステムをベンダーと詰めたうえで、その導入費用をリース会社が負担し、自社はリース会社に対して月々のリース料を払っていく形になります。
ベンダーとのやり取りに加えて、リース会社との契約が一つ増える構図です。
ここで注意したいのは、リースが向くのは、まとまった導入費用が最初に発生する構成のほうだということです。
初期費用0円で月額数千円のクラウドサービスを、わざわざリース会社を挟んで分割にする実益は乏しいでしょう。
カスタマイズを伴う方式で導入費用が大きくなるときに、はじめて検討の土俵に乗ってきます。

そして、リースにすると月々の支払額が下がる代わりに、一括払いのときにはなかった条件がいくつか付いてきます。
次はその違いを見ていきます。

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リースで分割にした場合、一括払いと何が変わるのか

所有権と中途解約の扱い

リースで変わるのは支払いのタイミングだけではありません。
契約後に動かしにくくなる条件が二つ付きます。
所有権と、途中でやめられるかどうかです。

まず所有権です。
プログラム・プロダクトリースでは、ソフトウェアの使用権を取得するのはリース会社であり、それを自社が借りて使う形になります4
自社の資産として計上して自由に扱える状態ではなくなる、と理解しておく必要があります。

もう一つが中途解約です。
ファイナンス・リースは中途解約不能でフルペイアウトの取引とされ、リース会社はリース契約に要した資金のほぼ全額をリース料として回収する仕組みになっています4
途中でやめれば払わなくてよくなる、という性質のものではありません。

この条件が、受発注システムでは重く効いてくる場面があります。
受発注システムは自社だけで完結せず、取引先にも画面を使ってもらったり、注文の出し方を変えてもらったりすることになります。
実際に運用を始めてから、取引先の注文の形に合わなかった、想定した部署で使われなかった、といった理由で作り直しや乗り換えを考える可能性はゼロではありません。
そのとき、一括払いで導入していれば「使うのをやめる」判断は自社の中で完結しますが、リースの場合は使わなくなってもリース料の支払いは契約期間の終わりまで続く前提で考えることになります。

ですからリースを選ぶなら、金額より先に期間の決め方を詰めておきたいところです。
何年使い続けるつもりなのか、その間に取引先の構成や業務の流れが変わる見込みはあるのか。
取引先が増減しても使い続けられる範囲で構成を固めてから期間を決めると、後戻りのしにくさと折り合いがつけやすくなります。

総支払額の考え方

次に、払う金額そのものです。
リース料は、物件価格に金利、固定資産税、保険料、リース会社の管理費や利益を加えた合計を、リース期間の月数で割った金額になるとされています4

この算定の仕方からわかるのは、リース料には導入費用そのもの以外の要素が含まれており、それが期間に按分されて月々に乗っているということです。
したがって、契約期間全体を通して見ると、支払総額は現金で一括購入した場合より大きくなりやすい、という性質があります。
どれだけ大きくなるかは、金利の水準やリース期間、対象となる費用の内訳によって変わります。
具体的な差額は個々の契約書を見て計算するしかないので、ここで「何割増し」といった一般的な数字を置くことはできません。
リース会社から提示された月額に契約月数を掛けた総額と、一括で払う場合の見積額を、同じ紙に並べて比べるのが確実です。

稟議に出すときも、この二つの数字をそろえて出すと議論が早く進みます。
初年度に出ていく現金は確かに減る。
その代わり、途中でやめられない固定費が何年続き、期間全体では合計いくらになるのか。
経営側が気にするのはたいてい後者です。
「初期費用を分割にしました」だけを伝えると、支払いを先送りしただけではないかという指摘が返ってきます。
総額が増えることを織り込んだうえで、それでも手元資金を残す意味があるのかを説明できる形にしておくと、判断してもらいやすくなります。

もっとも、ここまでの話は「支払い方をどう工夫するか」の話です。
負担そのものを減らせるなら、そちらのほうが稟議は通りやすい。
次にその選択肢を見ます。

プログラム・プロダクトリースで分割にしたときの関係
リース会社が使用権を取得して利用者へ貸与し、利用者が月々リース料を支払う流れの図

分割よりも先に検討したい、初期費用の負担そのものを抑える方法

初期費用が低いクラウド型を選ぶ

分割の可否を調べる前に確かめておきたいのが、そもそも初期費用の小さい構成で足りるのかどうかです。

第1節で見たとおり、クラウド型には初期費用0円で始められるものがあり3、初期費用が乗る場合でも100,000円(税抜)という水準のプランが公開されています2
カスタマイズ前提の見積書を前にして分割の交渉をするより、標準機能でどこまで回るかを確かめるほうが、金額への効き方は大きくなります。

ただし、初期費用を下げた分がそのまま得になるわけではありません。
クラウド型は月額費用が契約している間ずっと続きます。
初期費用0円のプランと、初期費用がある代わりに機能や支援が手厚いプランを比べるなら、想定している契約年数分の月額を合計した金額に初期費用を足して、同じ土俵で見る必要があります。
この足し算をしておくと、社内での説明も楽になります。
初期費用の欄だけを見て「高い」と言われたときに、期間で見た総額はどうなるのかを即座に返せるからです。

もう一つ、初期費用をかけずに確かめる方法もあります。
EC-Rider Primoでは全機能を使える無料トライアルが用意されており、期間が終わっても自動で課金される仕組みにはなっていません2
試用期間で見ておきたいのは、機能の一覧に丸が付いているかどうかより、自社の取引先が実際に出してくる注文の形がその画面に乗るかどうかです。
得意先ごとに単価が違う、まとめ買いの単位が箱とバラで混ざる、締め日が取引先によって別——こうした自社固有の条件を一件試しに通してみると、標準機能で足りるのか、カスタマイズが要るのかがはっきりします。
ここが判明すれば、見積書の金額が動く余地も見えてきます。

デジタル化・AI導入補助金を使う

もう一つの選択肢が公的な補助金です。
中小企業基盤整備機構が実施するデジタル化・AI導入補助金2026では、補助の対象となるITツールとして、会計ソフトや決済ソフト、在庫管理システムなどと並んで受発注ソフトが挙げられています5
受発注システムは、この制度の想定に正面から入っている分野です。

対象経費には、ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入費のほか、相談対応等のサポート費用やクラウドサービス利用料等が含まれるとされています5
初期費用にあたる導入費だけでなく、導入後の支援や月額のクラウド利用料まで視野に入るということです。
通常枠では、クラウド利用料は最大2年分が対象経費に含まれます6

金額の条件も見ておきます。
通常枠の補助率は1/2以内で、最低賃金近傍の事業者等に該当する場合は2/3以内とされています6
補助額には、5万円以上150万円未満の区分と、150万円以上450万円以下の区分があり、対象となる業務プロセスの数によって適用される区分が変わります6
これは2026年度の制度における条件です。
補助率や上限額は年度ごとの制度設計で変わり得るので、申請の段階では必ず当該年度の公募要領を確認してください。

注意したいのは、受発注システムであれば何でも対象になるわけではないという点です。
補助の対象になるのは、あらかじめ登録されたITツールであり、加えて申請する事業者側の要件も満たす必要があります。
検討しているサービスがそのとき登録されているかどうかは、制度の公式サイトで公開されるツール一覧を個別に見て確かめることになります。
ですから進め方としては、先に補助金ありきで製品を絞るのではなく、業務に合う候補をいくつか挙げたうえで、その中に登録済みのものがあるかを照合する順序が現実的です。
登録があれば、ベンダー側が申請の手順に慣れていることも多いので、営業担当に確認すると必要書類の見当が早くつきます。

初期費用の負担を軽くする道筋として、リースによる分割は「同じ金額を時間で割る」方法、クラウド型の選択と補助金は「金額そのものを下げる」方法です。
稟議で説明しやすいのは後者ですし、両者は排他でもありません。
まず範囲と構成を詰め、補助金の対象になるかを確かめ、それでも初期に出る現金が重いときに分割を検討する——この順序で進めると、無理のない形に収まります。

支払い方を決める前に確かめる三つの段階
機能範囲の決定、初期費用の低い構成の確認、補助金対象の確認という三段階を示す図

初期費用が動かせるかどうかは、支払い方法ではなく「何をどこまで作り込むか」で決まります。自社の得意先ごとの単価や締め日、注文の単位が標準機能で乗るのかは、見積書を眺めていても判断がつきません。

実際の受発注の流れをお聞きしたうえで、標準機能で足りる範囲と、個別対応が必要になる範囲の線引きをお伝えします。どの部分が初期費用を押し上げているのかが見えるようになります。無料相談で要件を整理する

一括払いとリース(分割)の主な違い

支払いの時期から順に、契約後に変更しにくい条件(所有権・中途解約・総額)へと並べています。

  • 支払いの時期:一括払いは契約時にまとまった金額が出る。リースは期間の月数で按分され、月々のリース料として出ていく
  • 所有権:プログラム・プロダクトリースでは、ソフトウェアの使用権を取得するのはリース会社で、利用者はそれを借りて使う
  • 途中解約:ファイナンス・リースは中途解約不能で、リース会社は契約に要した資金のほぼ全額をリース料として回収する
  • 月額の内訳:リース料には物件価格のほか、金利・固定資産税・保険料・リース会社の管理費や利益が含まれる
  • 支払総額:これらが期間に按分されるため、契約期間全体で見ると現金一括購入より大きくなりやすい

要点の整理

基準
初期費用の水準 確認できたクラウド型は0円〜10万円台23。カスタマイズ型は個別見積りで金額が公開されていない1
ベンダーの分割払い 今回確認した料金ページには記載がない。希望する場合は営業担当に個別確認123
リースを使うか まとまった導入費用が出る構成向き。所有権はリース会社、中途解約は原則不可4
総額の比べ方 月々のリース料×契約月数と、一括の見積額を同じ紙に並べる4
負担を下げる順序 機能範囲を固める→初期費用の低い構成を確認→補助金の対象ツールかを照合56
30代前半の日本人男性が整備工場の事務での部品発注をしている場面

分割にするか、構成を変えるか、補助金を狙うかは、契約年数の見込みと取引先の状況によって答えが変わります。数字を並べるところまでは社内でできても、どの前提が現実的かの判断には比較材料が要ります。 想定している取引先数と移したい業務を伺えば、初期費用と月額を含めた期間全体の費用の見え方、無料トライアルで確かめておくべき点をご案内できます。

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よくある質問

クラウド型の受発注システムなら初期費用0円で始められるプランはあるか

あります。
卸売向けクラウド受注システムのCORECは初期費用0円と公開されており、ビジネスプランの月額費用は2,980円(税別)です3
ただし、クラウド型ならどれも0円というわけではありません。
同じクラウド型でも、EC-Rider Primoのクイックビジネスプランは初期費用100,000円(税抜)に月額88,000円(税抜)という構成です2
いずれも2026年時点の特定プランの金額で、機能の範囲や契約条件によって変わります。
初期費用の有無だけで選ぶと、月額側の差を見落とします。
想定する契約年数分の月額を合計してから比べてください。

デジタル化・AI導入補助金は受発注システムのどんな費用に使えるか

デジタル化・AI導入補助金2026では、補助対象のITツールに受発注ソフトが挙げられています5
対象経費には、ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入費に加えて、相談対応等のサポート費用やクラウドサービス利用料等が含まれます5
通常枠では、クラウド利用料は最大2年分が対象経費に入ります6
通常枠の補助率は1/2以内、最低賃金近傍の事業者等に該当する場合は2/3以内で、補助額は5万円以上150万円未満、または150万円以上450万円以下の区分があります6
これは2026年度の条件です。
対象となるのはあらかじめ登録されたITツールで、事業者側の要件もあるため、検討中のサービスが該当するかは公式のツール一覧で個別に確認してください。

リース契約を結んだ後、途中で受発注システムを解約・乗り換えできるか

ファイナンス・リースは中途解約不能でフルペイアウトの取引とされ、リース会社は契約に要した資金のほぼ全額をリース料として回収する仕組みです4
したがって、システムを使わなくなったとしても、リース料の支払いは契約期間の終わりまで続く前提で考えることになります。
受発注システムは取引先を巻き込んで運用するため、始めてから合う・合わないが見えてくる部分があります。
リースを使うなら、契約年数は「使い続けられる自信がある期間」に合わせ、その前に無料トライアルなどで自社の注文の形が乗るかを確かめておくのが安全です。
個別の契約条件はリース会社によって異なるので、締結前に解約時の扱いを必ず契約書で確認してください。

受発注システムの月額費用はどのくらいが目安か

確認できた公開料金では、クラウド型のCORECビジネスプランが月額2,980円(税別)3、EC-Rider Primoのクイックビジネスプランが月額88,000円(税抜)2、カスタマイズ前提のEC-Rider B2B Ⅱはベースエンジン利用料が月額170,000円〜で、負荷分散やシステム連携を想定した構成のモデルケースではASP利用料金が月額260,000円と示されています1
数千円から数十万円まで開きがあり、これを平均して相場と呼ぶことには意味がありません。
差を生んでいるのは、扱える取引先数や機能の範囲、システム連携の有無といった構成の違いです。
自社が何をシステムに移したいのかを先に決めると、どの水準の話をしているのかが定まります。

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「FSOL B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

  1. 1 出典:株式会社フライトソリューションズ「EC-Rider B2B Ⅱ 料金プラン・費用ページ」(2026年)
  2. 2 出典:株式会社フライトソリューションズ「EC-Rider Primo サービス紹介ページ・料金プラン」(2026年)
  3. 3 出典:ラクーンホールディングス株式会社「COREC 卸売向けBtoBクラウド受注システム 料金ページ」(2026年)
  4. 4 出典:公益社団法人リース事業協会「リース契約の特徴」(2026年)
  5. 5 出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金2026 制度概要」(2026年度)
  6. 6 出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金2026 通常枠」(2026年度)

◆この記事について

独自調査以外の一次情報は、省庁・公的機関を中心とした信頼性の高い情報源から引用し、出典を明記しています。
年次更新される統計については、引用元の最新版を確認したうえで掲載しています。

※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

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