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建材業のBtoB通販、月額費用の比べ方|販売単位・現場直送まで確かめる

◆監修・編集責任者 小園 将隆 

B2B EC-COLUMN

この記事のポイント

  • 建材の月額費用は、品番数だけでなく実際の受注条件をそろえて比べる
  • 販売単位、取引先別価格、現場直送を画面で確かめる
  • 基本料・追加機能・連携・決済などの費用を分ける
  • 小さく始める場合も、対象を広げるときの条件を確認する

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▽ 写真の出典元

建材のBtoB通販、月額だけでは比べにくい理由

いつもの取引先から届く注文なのに、単位や届け先を電話で確認し直している。
Webで注文を受ければ楽になりそうでも、料金表だけではその手間がなくなるか分からない。
建材のBtoB通販を検討するときは、こうした実際の注文を使って機能を確かめることが大切です。
ここでは、月額に含まれる範囲と、現場で残る作業を一緒に比べる方法を整理します。

先に整理したいのは、自社で扱う注文

品番数や取引先数は、見積もりの前提になります。
ただし、それだけで必要な機能や費用は決まりません。
同じ品番でも販売単位が違う、同じ取引先でも届け先が複数ある、といった注文の条件を合わせて伝えます。
現在の件数に加え、対象を広げた場合の件数も用意します。

建材を登録するときは、品目名だけでなく寸法、長さ、色、荷姿など、実際に注文で区別する単位を数えます。
取引先も会社数と担当者・届け先の数は違います。
契約上の数え方に合わせた件数と、必要な機能を示して見積もります。

業種向けという名称だけで判断しない

建材向けと案内された仕組みでも、自社が必要とするすべての取引に対応するとは限りません。
業種を限定しない仕組みでも、必要な機能を備えている場合があります。
名称ではなく、受注の具体例に沿って標準機能、設定、追加対応の範囲を確かめます。

見積もりを比べるときは、同じ注文を処理できることを前提にします。
一方は現場ごとの届け先管理を含み、もう一方は別作業になるなら、月額だけの比較では違いが隠れます。
金額差と、担当者に残る作業を対応させて読みます。

月額費用に何が含まれ、何が別建てになるか

月額費用に含まれる機能

月額の基本料に含まれる機能と上限は、契約によって違います。
発注画面、価格管理、受注確認、データ出力について、必要な機能を使う構成で見積もります。
表示された最小の料金ではなく、自社の運用を満たす構成の費用を比較します。

実務では、見積もりや資料請求の段階で、月額に含まれる機能の一覧を文書で受け取ることをおすすめします。受発注の画面、商品と価格のマスタ管理、取引先ごとの会員管理、受注データの出力、といった単位で書き出してもらうと、他社と並べたときに比較できる形になります。
あわせて、同じ機能名でも実装の深さが違うことがあります。たとえば「価格管理」と書かれていても、全社一律の価格しか持てないのか、取引先ごとに単価を切り替えられるのかで、建材の取引に使えるかどうかが変わります。
月額の数字を横に並べる前に、その数字が買っている中身を同じ粒度に揃える。この一手間がないと、安いプランを選んだ後で追加費用が発生します。

決済や掛売の費用が加わる条件を確認する

決済や掛売の代行を使う場合は、その費用と条件を確認します。
すべての通販で取引額に応じた代行手数料が必ず発生するわけではありません。
現在の請求・回収を続けるのか、外部へ依頼するのかを分けて見積もります。

取引額に応じた料金がある契約なら、通販で扱う金額が増えた場合も試算します。
定額部分と変動部分、最低料金の有無を区別します。
月額という名称でも毎月同じ請求額になるとは限らないため、通常月と繁忙月の両方で確認します。

取引規模でプランを選ぶときの考え方

必要な機能と利用量をそろえる

料金の段階がある場合は、その段階で何が増えるのかを確かめます。
商品や利用者の数が増えるのか、使える機能が増えるのかでは、選ぶ理由が違います。
自社が必要とする条件を満たしたうえで、初回の対象と将来の対象を比べます。

継続費は、利用期間に換算して比べます。
例えば、条件をそろえた見積もりで月額に1万円の差があれば、12か月では12万円の差です。
これは計算例であり、市場価格を示すものではありません。
必要な受注条件を満たす案どうしで比較します。

規模が大きくなるほど検討すべき水準

商品や取引先の数え方にも注意が必要です。
一つの商品に寸法違いがあるとき、別の登録として扱うかを確認します。
取引先も会社単位なのか、担当者や届け先ごとなのかで数が変わります。
契約上の定義と自社の数を合わせてから、上限を判断します。

上限を超えたときに登録が止まるのか、追加料金になるのか、プラン変更できるのかを確認します。
繁忙期と通常月で件数が変わる場合は、双方の条件を見積もりに当てはめます。
変更に必要な準備期間も確認します。

掛売・見積対応・在庫連携など建材業特有の要件はどこで確認するか

料金表だけでは分からない機能要件

月額費用の比較で判断を誤りやすいのは、料金表に現れない機能要件です。建材の取引では、同じ商品でも取引先ごとに単価が異なることがあります。この取引先別の価格表示は、ログインIDを発行しただけでは実現しません。
取引先ごとの価格をどの粒度で持てるか(取引先単位か、商品グループ単位か、品番単位か)、その単価を基幹システムから渡すのか通販側で登録するのかという、別の機能と運用の問題です。IDがあることと、その取引先に正しい価格が表示されることは分けて確認してください。

単位と荷姿も確認が必要です。メートル、本、束、ケース、才といった単位で数える商品や、定尺と切り売りが混在する商品を扱っている場合、数量の入力と金額の計算がその単位で成り立つかどうかが業務の可否を決めます。
納期と届け先も同様です。建材では取引先の事業所ではなく工事現場へ直送する場合があり、届け先を注文ごとに指定できるか、指定できる届け先を事前に登録しておけるかが問われます。
さらに、金額を提示してから受注に進む取引があるなら、見積の作成と承認を通販の画面で扱えるのか、見積は従来どおり別の手段で行って受注だけを通販に載せるのかという切り分けも決めておく必要があります。

掛売についても、典型的な商習慣だからといってすべての取引が掛売とは限りません。新規の取引先や単発の取引では前払いや別の条件を取ることがあり、その受け口が用意できるかを確認します。
在庫連携では、データがあることと、画面に表示できることを区別してください。基幹システムに在庫数の情報があっても、通販の画面へ反映する連携が実装され、更新の頻度が実用に耐える設計になっていなければ、取引先が見る在庫表示にはなりません。
在庫を数量で見せるのか、在庫あり・要確認といった区分で見せるのか、どこまで正確さを求めるのかによって、必要な連携の作り込みと費用が変わります。

個別見積もりで確認すべき項目

要件一覧への回答は、標準対応、設定で対応、追加対応、対応外に分けてもらいます。
例えば現場直送なら、届け先を登録できるだけでなく、注文ごとに選べるか、納品書や出荷指示へどう引き継ぐかまで確認します。

確認した内容は、口頭ではなく文書で残しておくと後の比較に使えます。複数社から見積もりを取る場合、各社が同じ要件一覧に回答している状態にして初めて、月額の差が何の差なのかを判断できます。
要件一覧の粒度は、機能名ではなく業務の動作で書くと誤解が減ります。「取引先別価格に対応」ではなく「A社には定価の八掛け、B社には品番ごとの個別単価を表示したい」というように、自社の実際の運用で書きます。
この書き方であれば、標準機能では前者しかできないといった回答が得られ、追加開発の要否が早い段階で分かります。

総コストで比較する(初期費用・月額・決済手数料)

一年分の固定費に置き換えて並べる

初年度は、初期設定やデータ移行と、利用中に続く費用を合わせて比較します。
初期費用が低い案でも、自社のマスタ整備が多ければ準備の負担は残ります。
費用の支払いと担当者の作業時間は分けて示します。

そこで、比較の単位を「初期費用+月額の年額換算」に揃えてください。同じ期間、同じ条件で並べると、サービスごとに強調している金額の違いに引きずられなくなります。
期間をどう取るかは、自社が想定する利用年数に合わせます。短期間で見直す前提なら初期費用の重みが増し、長く使う前提なら月額の差が効いてきます。
この置き換えは表計算でもできる単純な作業ですが、月額だけを比べた比較表よりも判断の材料になります。

変動費を含めた総額の見方

変動費がある場合は、契約で課金される量や金額に自社の見込みを当てはめます。
主要な取引先だけで始める案と、対象を広げる案を分けると、利用が進んだ後の費用を考えやすくなります。
単価だけでなく、何を課金対象に数えるかも確認します。

この試算で気をつけたいのは、費用だけを見て判断しないことです。電話やFAXでの受発注を通販に移すことで、受注入力の手間や聞き間違いの確認作業が減る可能性がありますが、どれだけ減るかは現在の業務量と、取引先が実際に通販を使ってくれるかどうかで決まります。
導入すれば自動的に効率化するとは限らず、取引先への案内や操作の説明といった移行の作業が別に発生します。操作に不慣れな取引先が多いなら、初回の受注を伴走する支援があるかどうかも、見積もりの内容として確認する価値があります。
費用の総額と、移行にかかる手間、そして得られる効果の見通しを並べたうえで、どの水準のプランから始めるかを決めてください。

必要な機能と費用を整理したら、実際に近い注文で使い勝手を確かめます。
画面だけでは分かりにくいのが、単位の変換、注文後の変更、社内システムへ渡した後の処理です。

初期費用、月額の年額換算、変動費の確認、合算の順に並ぶ流れ図
総コストは初期費用・月額の年額・変動費を合算して比べる

料金表では、自社の受注条件まで確定しません。
商品と販売単位、価格の決め方、納品先の扱いを整理して相談すると、必要な機能と費用の内訳を具体化できます。

自社の品番数と取引先数ではどの価格帯が現実的か、月額に含まれる機能と別建ての変動費の境目はどこか、建材特有の要件をどの機能で実現するかを、見積もり依頼の前に確かめられます。無料相談で要件を整理する

試用で確認したい、建材の注文の扱い

試す注文には、よくある注文と、確認の手間が多い注文の両方を選びます。
寸法や荷姿の違う品物、取引先別の単価、見積もりを経て決まる価格など、自社で実際に扱う条件を使います。
入力ができるかだけでなく、受注担当者が確認を終えるところまで試します。

届け先を工事現場へ変える場合は、住所の入力、配送条件の引き継ぎ、社内の出荷指示まで確かめます。
注文後に数量や納期を変えることがあるなら、変更の連絡がどこに残り、誰が気付けるかも見ます。

試用で手作業が残った項目は、すべて追加開発にする必要はありません。
頻度や間違えた場合の影響を見て、運用で対応するものと機能が必要なものを分けます。
ただし、手作業を残すなら担当者と確認方法を決め、その負担を料金と別に比較します。

オフィスで段ボール箱の中身とタブレットを見比べる日本人の会社員
50代前半の日本人女性が見積書の照合をしている場面

要点の整理

判断する点 確認する内容
商品の登録 寸法・荷姿・販売単位を契約上どう数えるか
受注の条件 取引先別単価、見積後の受注、変更と納期回答
届け先 現場直送、注文ごとの変更、出荷指示への引き継ぎ
月額の内訳 基本料、必要な機能、利用量、保守
追加費用 初期設定、移行、連携、決済・回収を依頼する範囲
将来の拡張 対象を広げた場合の上限と費用

総コストは初期費用と月額の年額換算、取引額に応じた変動費の合算で決まり、どれか一つが安いことは全体の安さを意味しません。方式ごとの費用構造を扱ってきた相談先と一緒に、自社の取引量を前提にした試算を組み立てると、利用が広がった後の負担まで含めて判断できます。 現在の受発注件数と取引額を前提にした年間の試算、上限に近づいたときのプラン変更の考え方、既存の基幹システムと連携する場合に初期費用へ乗る作業の範囲を確かめられます。

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よくある質問

月額以外に決済手数料がかかりますか。

利用する決済方法や回収の仕組みによります。
請求・回収を自社で続ける案と、代行を使う案を分け、定額・従量・最低料金などの条件を確認します。
すべての取引に代行手数料が発生するとは限りません。

初期費用を抑えるにはどうしますか。

最初に対象とする商品・取引先・機能を決め、標準機能と設定で対応できる範囲を確かめます。
作業を自社へ移すだけでは負担がなくなるわけではありません。
初期費用に含む支援と、自社の準備時間を比べます。

掛売には別の代行サービスが必要ですか。

与信、請求、回収をどこが担うかによります。
自社で続ける運用を整理し、必要な機能を確認します。
代行を使う場合は、対象とする取引や費用、責任分担を別に確認します。

建材向けと業種を限定しない仕組みは、どう比べますか。

自社の代表的な注文と、扱いの難しい注文を同じ条件で試します。
販売単位、取引先別価格、現場への配送、見積後の受注など、必要な処理が標準機能でできるかを確認します。
業種向けという名称だけでは、自社に適しているかは決まりません。

取引先が増えたときにプラン変更できますか。

契約によります。
上限に達したときの扱い、変更手続きと適用時期、料金の精算、既存データの引き継ぎを確認します。
取引先の会社数とログインする担当者数を区別して相談してください。

月額費用の安いプランで小さく始める進め方は妥当ですか

取扱品番数と取引先数が収容条件に収まり、必要な機能が標準の範囲で満たせるなら、下位プランから始める進め方は取れます。実際の画面で受注の流れを確かめてから広げる判断ができます。
ただし、小さく始めても初期費用は同じく発生し、必要な機能が標準で足りない場合の追加開発費も規模に比例して下がるとは限りません。始める前に、上限に達したときの扱いと、上位プランへ移るときの条件を確認しておくことが前提になります。

◆監修・編集責任者

小園 将隆

株式会社フライトソリューションズ ECサービス部 マネージャー

BtoB通販のパッケージシステム「EC-Rider B2B Ⅱ」の導入支援をはじめ、製造業、卸売業をはじめとした法人向け通販サイト構築を多数手掛ける。卸売領域の専門知識をもとに、日本の商習慣に固有の課題をパッケージシステムの機能追加によって解決。BtoB流通の販路拡大を支援する。

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  1. Overhead view of collection of modern monthly calendars near/Photo by Leeloo The First on Pexels

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◆この記事について

この記事は、導入案と見積もりを比較するための確認点を整理したものです。
個別の費用と対応範囲は、見積もりと契約条件で確認してください。

※この記事は上記の監修・編集責任者がAIの協力を得て制作しています。

監修確認日:

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